お、おいしそう…! ゴ、ゴクリ…。(ゴック45・・・(笑))
ぼっ、ぼくおにぎりが大好きなんだなあ・・・(山下○画伯風)
こんばんは、ランニング姿になると「裸の大将」に似ているといわれる事務局長タカッチです!
今夜は、豊後大野市雇用創造協議会のセミナーに参加しました。
今回は“人材育成メニュー”の“豊後大野のうまいもんづくりセミナー”分野でした。
「食(加工)」と「女性」がキーワードとなった地域おこしという印象のセミナーでした。
今回も非常にためになるセミナーでしたので、みなさまにシェアいたします☆
特に、女性向けかもしれません!(もちろん男性も勉強になります!)
ちなみに、本日の受講生約20名中17名が女性、男性は3名のみでした。
(うちの団もメンバー半数以上が女性ですから、参考になれば幸いです。)
演題は「吉野の鶏めしストーリー」です!
講師は帆足キヨ氏(吉野食品㈲代表取締役)です。
冒頭の画像は、吉野の鶏めしです!
大分市南部地域にある吉野地区の伝統料理です。
25年ほど前から鶏めしのブランド化が始まったそうです。
この吉野の鶏めし、私は人生で1,2番を争うほど大好きで美味しい食べ物です☆
以前、佐賀で行われた青年団イベントにて、佐賀の地でありながらこの吉野の鶏めしが販売されていたことに感動した記憶もございます!
それほど私は吉野の鶏めしファンです!
また、大分県内での知名度も高く、ファンも多いのでは??
近年では大分県外でもご存知の方もいらっしゃるでしょう!
その吉野の鶏めし作りの取り組みについて紹介を交えての講演でした。
↓パワーポイントを用いられていたので、わかりやすかったです!
講師の帆足さんはとにかく元気な方です!
元気の秘訣は、若い頃から体力づくりや、しっかりと食べることだそうです!
その元気に魅了された受講生もいらっしゃるほどでした!
以下、講演内容を簡単に紹介します!
<吉野地区の紹介>
・大分市南部にある地区。梅園で有名。
・新興住宅地でもある。
・農業が盛ん。また、水利も整備されており、初夏にはホタルも舞う。
<歴史>
・昭和63年
大分市農政課の米消費拡大運動→市より白ご飯のおにぎり作りの依頼を受ける
→婦人会で話し合う→「伝統の“吉野の鶏めし”を売り出そう!」⇒12月に「吉野鶏めし保存会」(非営利)結成
・平成元年度の売り上げ:200万円→平成12年ごろ:1億円→近年:4億円台もの売り上げ!
<女性起業から企業活動への体制整備>
・保存会を立ち上げたものの、会員の高齢化・大型機械の操作・売り上げ急増への対応など課題を抱えていた
⇒法人化することで課題を解決!
#「吉野鶏めし保存会」(非営利活動)…伝承活動の継承、有限会社へ技術・加工所の提供
「吉野食品㈲」(営利活動)…製造・販売⇒雇用も創造!
〔筆者より〕個人的に、昨日の観光まちづくりセミナーで紹介された“「地域の元気化」と「地域の事業化」の相関関係”を思い出しました。まさに吉野のこの取り組みもそうでしょう!
<目指し、工夫してきたこと>
(1)地域で受け入れられ、地域の実情にあう組織作り
→婦人会内や地域住民との話し合いを重ね、理解・応援を得る
(2)商品としての製法技術の研究
→レシピ作り、好まれる味の研究、味の均一化、日持ちする食品
(3)地域の食材を使う
→使う(=買う)ことで、地域に経済的潤いが発生する(お金が落ちる)
(4)地域の方の技術・力を生かす/借りる
→牛蒡の笹がき機の導入で効率化(=スムーズ、無駄がない)、事務所設計を地域の方に任せる
(5)地域の食文化を継承
→工場見学・体験の受け入れ、学校での調理指導など
<企業経営発展のために>
(1)県外へのPR→イベントへの出店(デパートなど)、フランチャイズ店舗の増設
(2)地域食材の安定的受け入れ体制の整備
(3)米の美味しさを伝える仕組み
(4)経営・労務管理の徹底
<会場からの主な質疑応答>
[Q]この取り組みが長続きする秘訣は?
→【A】・耕地整備や農業の機械化が進み、農業に女性か刈りだされなくなり、この取り組みに専念できるようになったため。
・趣味でなくビジネスに打ち込むならば、自分の時間を削ってまでもの覚悟が必要で、みなその覚悟を持っているため(実際に趣味の舞踊等を辞められた方も多いとか。)
[Q]自分のことを犠牲にしてまでも頑張る気持ち・覚悟があるのはどうして?
→【A】一度やりかけた取り組みだったので、きちんとやりとげたかったから。
[Q]大分県外では主にどのような地域で販売しているのか?
→【A】千葉より西側で。多いのは福岡県(糟屋郡)や東京都。加工所も構えているほど。
<タカッチのメモ帳>
・大きな目標(「○○するまでがんばろう!」など)があると、病気やケガにもめげず頑張れる!
・雇用はほとんど地域の方=地域に経済的潤い、雇用の創造
・雇用は少し多めに→もしものときに備えられる、子育て・介護にも配慮(経費はかかるが、このことは大切にしたい)
・男性(特に夫)の理解も大切!
…と、このような感じの内容でした。
今回の感想。
地域の伝統食をブランド・ビジネスとなり、地域に経済的潤い(雇用創造など)があるのがすごいなと思いました。
伝統食の可能性の大きさを1つ感じました。
また、その伝統食を大切にされている姿も大切だと感じました。
いわばビジネス化することで、継続性ができます(その代だけの想い/活動で終わらずに)。
子どもに継承することで、世代交流(社会教育)もできます。
さらに、こうした伝統食がその地域の誇り・シンボルにもなるのだなと感じました。
今回女性の参加者が多かったです。
まさに女性企業家を励ますようなセミナーでした!
私は男性ですが、女性を支えたり、また男性も頑張ったりしようと感じました!
なお、今回は吉野食品㈲さまより、たくさんのお土産をいただきました☆
おにぎりと具材セットです。また、イラストもかわいくて印象に残りますね♪
(※登録商標などはお早めにというお話も今回伺いました。)
すべて無料でいただきました。本当にありがとうございました!
おにぎりは早速帰宅していただきました。やはり美味しかったです^^
以上、「食(加工)」・「女性」に関する地域おこしについて学べたセミナー紹介でした!
By.事務局長 タカッチ
--------------------------------------------------------------------
<なないろベース(大分県豊後大野市青年団)>
◇H P http://bungo-ohno.oitars.net/
◇M A I L bungoohno☆gmail.com
(お手数ですが、「☆」を「@」に変換してご送信ください。)
◇facebook http://www.facebook.com/nanairo.base
◇旧BLOG http://bungo-ohno-seinen.cocolog-nifty.com/blog/