藤原劇場に零敗…阪神・矢野監督、逃した恋人に脱帽「見ていて楽しい選手」 | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 (オープン戦、ロッテ3-0阪神、21日、ゾゾマリン)藤原劇場に脱帽! 阪神は21日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に0-3で完敗。矢野燿大監督(50)は昨秋のドラフト会議で3球団競合の末、自身がくじを外したロッテのドラフト1位・藤原恭大外野手(18)=大ホームを踏まれた。二回にも中前打を許すと、四球で出塁した五回には二盗も…。三回1死の中堅守備では、後方への中谷の大飛球をスーパーキャッチされるオマケつき。ニューヒーローに盛り上がったのはロッテファンだけではない。虎の超人・糸井までもが、帰り際に「スゴいね。ファンになったわ。スゴい」と感服するほどだった。
 虎はといえば、前日20日のヤクルト戦(神宮)は5本塁打で12安打10得点と爆発したものの、開幕投手・石川に軽くひねられ、オープン戦2度目の零封負け。将も「石川やから、風が強かったから点が取れませんでしたっていうのではね。俺らプロとしては、やっていくべきことはあると思うから」と、思わず表情を曇らせた。
 こちらの希望は九回先頭で食らいつき、遊撃内野安打を放ったD1位・近本光司外野手(大阪ガス)。指揮官は「近本も頑張っているし、それは縁だと思う」と“外れ外れの1位”とは思わせない活躍を続けるルーキーに、目を細めた。
 22日からは本番の舞台、京セラに移ってオリックス3連戦だ。電撃就任も、ドラフトの苦い記憶も。さまざまなことがあった“あの秋”から矢野虎は前を向き、力強くシーズンへ踏み出す。 (長友孝輔)
★2018年・阪神のドラフト会議VTR
 1位指名の1回目は藤原恭大外野手(大阪桐蔭高)もロッテ、楽天と競合。矢野監督は右手でくじを引いたが、開封して確認する前にロッテ・井口監督が交渉権を獲得して、ガッツポーズを決めた。2回目は辰己涼介外野手(立命大)で楽天、巨人、ソフトバンクと競合。今度は左手でくじを引いたが、また外れた(楽天が交渉権を獲得)。3回目に近本光司外野手(大阪ガス)を単独指名した。