続き | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 分業制となった近年は完投数を満たす投手が減り、今年から選考基準の補足項目に「七回終了時に自責点3以内」とする独自のクオリティースタート(QS)達成率が設けられた。ここでも菅野は63%を記録し、両リーグで規定投球回に到達した17人の中で1位。堀内委員長は「10完投は難しい数字。よくやったと思う。(QS率に)目は通したが、見るまでもなかった」とし、「来年は他の投手も頑張って、(7項目を)クリアしてほしい」と高いレベルの争いを期待した。
★沢村賞受賞者
 ◆「400勝左腕」金田正一 快速球と落差の大きいカーブを武器に、日本プロ野球で唯一の400勝を挙げた黄金の左腕。1958年にはデビュー戦だった巨人・長嶋茂雄から4打席連続三振を奪った。14年連続20勝以上を含む400勝298敗。
 ◆「ザトペック当方」村上実 闘志をむき出しにした力感あふれる「ザトペック投法」で人気を博し、阪神のエースとして活躍した。巨人・長嶋のライバル。59年6月25日の天覧試合では、長嶋にサヨナラ本塁打を打たれた。222勝147敗。
 ◆「フォークの神様」杉下茂 元祖フォークボールの使い手で「フォーに自責点3以内」とする独自のクオリティースタート(QS)達成率が設けられた。ここでも菅野は63%を記録し、両リーグで規定投球回に到達した17人の中で1位。堀内委員長は「10完投は難しい数字。よくやったと思う。(QS率に)目は通したが、見るまでもなかった」とし、「来年は他の投手も頑張って、(7項目を)クリアしてほしい」と高いレベルの争いを期待した。
★沢村賞受賞者
 ◆「400勝左腕」金田正一 快速球と落差の大きいカーブを武器に、日本プロ野球で唯一の400勝を挙げた黄金の左腕。1958年にはデビュー戦だった巨人・長嶋茂雄から4打席連続三振を奪った。14年連続20勝以上を含む400勝298敗。
 ◆「ザトペック当方」村上実 闘志をむき出しにした力感あふれる「ザトペック投法」で人気を博し、阪神のエースとして活躍した。巨人・長嶋のライバル。59年6月25日の天覧試合では、長嶋にサヨナラ本塁打を打たれた。222勝147敗。
 ◆「フォークの神様」杉下茂 元祖フォークボールの使い手で「フォークの神様」と呼ばれた。54年には自己最多の32勝を挙げ、中日初の優勝と日本一に貢献。球団史上初の日本シリーズMVPに選ばれた。11年間の選手生活で215勝123敗。
 ◆「ミスター完投」斎藤雅樹 日本プロ野球界の「ミスター完投」。89年7月15日のヤクルト戦で日本記録の11試合連続完投勝利を達成した。巨人のエースとして長きにわたって活躍し、最多勝5度、最優秀防御率3度受賞。180勝96敗11セーブ。
★裏方に感謝!
 偉業達成の裏には多くの人の支えがあった。シーズン中から「コンディション管理が一番重要」と話してきた菅野。会見でも「毎年トレーナーさん、トレーニングコーチに支えてもらって…。裏方さんがいなかったら、僕はこの世界で生きていけないな、とつくづく思います」と感謝の気持ちを口にした。
沢村賞 正式には「沢村栄治賞」。史上初の無安打無得点試合を達成した伝説の大投手、故沢村栄治氏(巨人)を記念し、1リーグ時代の1947年に制定された。シーズンで最も優れた先発完投型の投手に贈られる賞で、2リーグ分立の50年からはセ・リーグの所属投手だけが選考対象となり、89年から両リーグに広げられた。当初は記者投票で選出していたが、82年から沢村賞受賞経験者らによる選考委員会で選出している。受賞者には金杯と副賞300万円が贈られる。