【なるべく週刊エモト】日本S第1戦、早々に降板の両先発にガックリ | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏(71)が、日本シリーズの第1、2戦(27、28日)を振り返って、チクリひと刺し。「最高のプレーを見せる舞台の格付けを何と心得る」。さてさて、どういうことでしょう。 (構成=内井義隆)
 --2日間、広島での解説、お疲れさまでした
 「俺よりも、選手の方だ。ゲーム疲れしていたよ。クライマックスシリーズなんて余分なものがあるからだ」
 --ゲーム疲れ…
 「それよりも、日本シリーズの格付けを何と心得ているのかね。最高のプレーを披露して日本一を争う舞台じゃないか。アレはホメられたものではないぞ」
 --アレとは?
 「1戦目に両軍合計17投手が登板した。ファンやマスコミは『大熱戦』と持ち上げたけど、考えてもみな」
 --はあ…に入る以前の問題よ。大瀬良(広島)が5回、千賀(ソフトバンク)が4回。先発が早々に降板したツケが回ったんだ」
 --いわれてみれば
 「ピッチャーたるもの、プライドがあるだろう。春のキャンプ、オープン戦では、まず公式戦の開幕投手を目指す。次はオールスター戦の第1戦先発。そして、日本シリーズの開幕投手。それが目標設定だ」 --常に1番を目指せ、と
 「特に日本シリーズの初戦では『さすが優勝チームのエース』と全国のファンをうならせる。2戦目以降に向けてワクワクするような空気をつくり上げる。そういうピッチングをする責任が、あるんだよ」
 --なるほど
 「普段から“志”を高く持っていないと、大舞台でいいプレーなんか見せられない。ここでもツケが回ってくるわけだ。 「特に日本シリーズの初戦では『さすが優勝チームのエース』と全国のファンをうならせる。2戦目以降に向けてワクワクするような空気をつくり上げる。そういうピッチングをする責任が、あるんだよ」
 --なるほど
 「普段から“志”を高く持っていないと、大舞台でいいプレーなんか見せられない。ここでもツケが回ってくるわけだ。だいたいソフトバンクなんか、規定投球回に達したピッチャーが1人もいないじゃないか」
 --そうでした
 「あの巨人が9連覇を果たした年に、だ」
 --1973年ですね。確か江本さんが…
 「南海のエースとして、シリーズ開幕戦で3失点完投勝利を挙げたよ。その俺が言うんだから、少しは耳を貸してほしい。プライドと目標設定をしっかり持て! 格を重んじろ!!」