誠也“夏休み”もなんの!広島一丸、菊池大暴れでG3連倒M「19」 | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 (セ・リーグ、巨人2-6広島、22回戦、広島16勝5敗1分、30日、東京D)打って、守っての大ハッスルに敵地・東京ドームの巨人ファンからも拍手が起こった。広島・菊池が攻守で躍動。4番・鈴木が休養で欠場したピンチを救って、巨人戦3連勝の立役者になった。
 「何とかチームに貢献したいと思っている。去年も日替わりヒーローで勝った。今日はたまたま僕だっただけです」
 バットでは、一回無死一塁で田口から左翼線二塁打を放って、先制点を奪った。さらに3-2と追い上げられた九回二死二、三塁ではボテボテの遊撃へのゴロを果敢に頭から滑り込み、ダメ押し点を挙げた。
 守備でも救った。1点を守る一回一死二塁の一打同点のシーンでマギーの中前へ抜けそうな打球に飛びつき、一塁へ送球してアウトに。さらに六回無死二塁でも亀井の鋭いライナーに横っ飛びして失点を防いだ。2安打2打点に加えて、2度美技をみせた二塁手を、緒方監督は「きょうは菊池デー。ひとりで暴れ回っている」と最敬礼だ。
 5度のゴールデングラブ賞を誇る守備の名手だが、基本に忠実だ。アップでは足がよく動くように柔軟運動に多くの時間を割く。キャッチボールでは下半身をしっかり使って毎回同じフォームで相手の胸元へ。試合では経験と勘を頼りに打者ごとに細かく守備位置を変更し、打球を捕ると決めたら諦めずに最後まで追う-。地道な準備が超人的なプレーを生み出している。そのプレーで鈴木の欠場、そしてチームのピンチを救って、勝利につなげた。
 「守備ではと思っている。(守備の)予想が当たるときもあれば、当たらないときもある。今日はたまたまです」
 3連覇へのマジックを1つ減らして「19」とした。前日29日に3安打の新井に続いてこの試合は菊池が活躍。最強二塁手がユニホームを泥だらけにしてV3に突き進む。 (柏村翔)
7月18日の中日戦(ナゴヤドーム)以来の欠場となった鈴木について広島・高ヘッドコーチ「休養日。明日もわからない」