新人王もらった!DeNA・東、7回無失点で9勝目 防御率2・63で3位浮上 | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 (セ・リーグ、DeNA4-1中日、23回戦、DeNA13勝10敗、30日、横浜)DeNAは30日、中日23回戦(横浜)に4-1で勝利。ドラフト1位・東克樹投手(22)=立命大=が、7回無失点で9勝目を挙げた。
 はつらつとした無四球投球で、好調の恐竜打線をねじ伏せた。東は筒香とお立ち台に並んで大歓声を受け、「うれしいです」と白い歯を見せた。
 ブルペンでは乱調だったというが、マウンドに上がるや豹変した。先頭の平田を内角直球で空振り三振にとるとギアが上がり、四回まで打者12人でテンポよくアウトを重ねた。ビシエドには3安打されたが「単打ならOK」と割り切って後続を寸断。七回一死一塁でアルモンテを併殺にとると、思わず「よしっ!」とグラブをたたいた。 23日の巨人戦(横浜)に続く連勝で、17日の広島戦(同)の六回から16イニング連続無失点。防御率2・63はリーグ3位で、タイトルを狙える数字まで上げてきた。
 ハマスタで7勝目と強い秘密は、その“五感”にあると言う。「見慣れた景色や音。応援歌を聞くのも好きで試合中でも気分的に乗れるんです」
 この試合後はさらに、“第六感”の存在も明かした。三回の攻撃時、ベンチ前でキャッチボールをしていると、打席の筒香が3ランを放つ「オーラが見えた」という。「変な話で、あんまり言いたくないんですけど…第六感的な部分でボク見えるんです」。マウンドでも時折、打者について「この球を投げたらこう打たれるのが映像で見える」ことがあるという。
 チームは最下位を脱出し、東は新人王への“パスポート”となる2桁勝利に王手をかけた。「10勝まではあと1勝だけれど、もっと勝たないといけない」と東。スーパールーキーは五感をも超える感性をフル稼働し、白星街道を歩み続ける。 (佐藤春佳)
データBOX DeNAの新人・東が今季9勝目(5敗)。DeNAの新人でシーズン9勝以上は昨季の浜口が10勝をマーク。同一チームの新人投手が2年連続で9勝以上を挙げたのは、1999、2000年の巨人(上原浩治20勝→高橋尚成9勝)以来18年ぶり。DeNA(前身球団を含む)では52年の有村家斉(9勝)、53年の権藤正利(15勝)以来65年ぶり。