【若松勉 芯打ち登場】勝負分けた巨人六回の攻撃 | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 (セ・リーグ、巨人2-6広島、22回戦、広島16勝5敗1分、30日、東京D)ポイントは巨人の六回の攻撃だった。1点を追う一死満塁のチャンスで、小林をそのまま打席に立たせた場面。ここで、阿部を代打に送るべきではなかったか。
 この回途中に登板したジャクソンは、最初の打者の山本に右前打されて満塁となり、明らかに動揺が見て取れた。しかも、巨人は五回に2点を返して1点差とし、流れをつかんでいた。試合をひっくり返す千載一遇のチャンスだったのだ。
 果たして、小林はジャクソンのスライダーについていけずに空振り三振。これで、ジャクソンは平常心を取り戻したのだろう。次に阿部が代打で登場したが、150キロ超の速球を続けられ、三振に斬られた。
 満塁の場面。一死と二死では投手も打者も、かかるプレッシャーが違う。小林が前の打席で二塁打を放っていたとはいえ、阿部で勝負するべき場面だった。残り22試合で2位・ヤクルトとは3.5ゲーム差。2位を奪うために、巨人ベンチは出し惜しみせず「勝負手」をどんどん繰り出していくべきだ。(サンケイスポーツ専属評論家)