頼れる“打点王”浅村が逆転V弾!西武、最短9・1にM20点灯 | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 (パ・リーグ、西武6-5楽天、21回戦、西武15勝6敗、28日、前橋)西武は28日、楽天21回戦(上毛敷島)に6-5で逆転勝ちし、連敗を3で止めた。3点を追う七回に3連打で1点を返し、浅村栄斗内野手(27)が逆転の26号3ランを放った。ロッテ戦に敗れた2位ソフトバンクと6ゲーム差に広げ、最短で9月1日に優勝へのマジックナンバー「20」が点灯する。
 昨季王者の足音が迫るなか、レオ党に笑顔が戻った。七回無死一、三塁。浅村が則本の投じた154キロの直球を右中間席にたたき込んだ。
 「感触はよかった。多和田に迷惑をかけたので、なんとかしたい思いでした」
 意地の26号3ラン。1点リードの六回無死一塁の守備では、二塁悪送球でピンチを広げた主砲はベンチに戻り、安堵の表情だ。
 3安打で3打点も積み上げ、リーグ1位の102打点。打点王(110点)を獲得した2013年以来、5年ぶりの100打点に到達した。「そういうところ(主軸)で打たせてもらっている。これからも継続して一つでも多く勝たせられるような打点を挙げていきたい」と汗をぬぐった。
 前カードは2位ソフトバンクに敵地で3連戦3連敗。帰京する機内で、辻監督と橋上作戦コーチが逆襲へのプランを練った。それが、「1番源田、2番秋山」の新打線だ。開幕から「1番秋山、2番源田、3番浅村、4番山川」は不動だったが、113試合目でついに“聖域”にメスを入れた。
 辻監督は「源田の出塁率(・326)が高くなってきた。足の速い源田を1番に置くことで、秋山に対する攻め方も変わるだろうし、より攻撃的になる」と意図を説明。指揮官の思惑通り、逆転に成功した七回は9番金子侑から源田、秋山の3連打で浅村の劇弾をおぜん立てした。
 2位のソフトバンクが敗れ、再び6ゲームに広げた。最短での優勝へのマジック点灯は9月1日だ。「(雰囲気は)最高じゃないですかね」と浅村。10年ぶりの優勝は絶対に渡さない。 (花里雄太)
データBOX 西武・浅村が七回に26号3ランを放ち、パ・リーグトップの今季102打点。浅村のシーズン100打点以上は、打点王に輝いた2013年(110)以来5年ぶり2度目。西武(前身球団を含む)では16年のメヒア(103)以来2年ぶり20度目。1953、56、57年の中西太、90、91年のデストラーデ、09、11、15年の中村剛也に続く球団4人目の複数回打点王を目指す。