ハマの“アニキ”に!DeNA・大和、阪神時代の若手扱いから脱却へ | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 阪神からフリーエージェント(FA)権を行使してDeNAに移籍した大和内野手(30)が30日、神奈川・横須賀市のベイスターズ球場で調整。2月1日から始まる新天地での沖縄・宜野湾キャンプを前に「自分の殻をやぶらないといけない」と“アニキ”への変身を誓った。コンディションは「もう仕上がっている」と万全を強調し、初実戦となる2月11日の古巣・阪神との練習試合(宜野座)出場を熱望した。
 隣接する米海軍施設の港から吹きつける風に、大和が思わず首をすくめた。甲子園の「浜風」とは違う。新天地は驚くことばかりだ。
 「不安しかないです。阪神では若手扱いだったのに、野手最年長とか…」。30歳の大和だが、DeNAの1軍キャンプでは日本人野手最年長。阪神時代は福留、鳥谷らに囲まれ「ついていくタイプだった」というがここでは“アニキ”格だ。
 「自分から積極的に話しかけないと…自分の殻を破らないといけないと思います」。この日は、同郷(鹿児島)の戸柱のアテンドでキャッチボール、ノック、投球マシン相手の打撃練習など約3時間練習。途中、あいさつに訪れた今永、柴田ら若手とコミュニケーションをとり、一刻も早くチームになじもうとする姿を見せた。
 DeNAは主力は独自の調整が認められるが、「もう仕上がっています」とキッパリ。初実戦にあたる2月11日の古巣・阪神との練習試合(宜野座)も「いつでも出場OKです」とし、「楽しみ。試合は出なくても見て雰囲気だけでも味わいたい」と目を輝かせた。
 ラミレス監督は開幕オーダーで「2番・二塁」での起用を明言している。「ありがたいが勝負に勝って初めてレギュラー。しっかり結果を出していきたい」。大和が新しい挑戦に腕をぶしている。(佐藤春佳)