巨人の新助っ人、アレックス・ゲレーロ外野手（３１）が３０日、川崎市のジャイアンツ球場を初めて訪れ、自主トレーニングを行った。午前中に約１時間、キャッチボール、ノック、ティー打撃などで汗を流し、好調な仕上がりをアピール。このオフには大好物というスイーツを断っていたといい、体作りに自信を見せた。
ぶ厚い胸板に、ゴツゴツの腕がたくましい。気温４度にもかかわらず、ゲレーロが半袖、短パンでジャイアンツ球場に初見参した。寒さも気にせず精力的に動き回り、キャンプへ準備を整えた。
「感触はいいね。施設はよく考えられていて、とても使いやすい」
中日に在籍した昨季に３５発で本塁打王を獲得した長距離砲は、２８日に来日。２９日は休養し、この日から本格始動した。
米マイアミで過ごしたオフはウエートトレに重点を置いて体作り。食事にも気を使い、脂身の少ない鶏胸肉を常食したという。実は「甘い物が好き」といかつい見た目とは裏腹に“スイーツ男子”であることを告白。だが、「プロの自覚と責任で管理した」と大好きなプリンやアップルパイを断って調整してきた。
現在の体重は１０２キロで、「キャンプに入れば自然と落ちる」と実戦までにはベストの１００キロに照準ピタリ。２年総額約８億円で契約した４番候補が昨季並みに本塁打を量産すれば、Ｂクラス脱出への道は一気に明るくなる。 （伊藤昇）
ジャイアンツ球場で自主トレした巨人・カミネロ「万全の状態でキャンプに臨める。（外国人枠争いは）心配していない。自分はやることをやるだけ」