清宮くん教えて!日本ハムD7の東大・宮台「どうやったら体でかくなるのか」 | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 日本ハムにドラフト7位指名された東大・宮台康平投手(22)が30日、東京・文京区の東大本郷キャンパスで、大渕スカウト部長らから指名のあいさつを受けた。プロ入りへ一歩前進した宮台は1位指名された“同期”、早実高・清宮幸太郎内野手(18)に肉体強化法などを聞きたいと、早くも“共闘”へ気持ちを高ぶらせた。
 東大の左腕、宮台が、心を弾ませた。栗山監督がドラフト会議当日に『共に天下を 夢は正夢』と記したメッセージカードを受け取ると「(指名を)ホント、実感した。これからの自分の生活の予定がわかり、必要な準備が始まると思う」と、笑顔を見せた。
 超高校級スラッガー、清宮とは“同期”になる。対面を待ちわびた。
 「すごいバッターで、テレビの向こうの人と見ていた。どうやったら体がでかくなるのか聞きたい」と、清宮から“勉強”する姿勢を表明した。「自分の持ち味は(最速151キロの)真っすぐだと思うし、しっかり抑えたい」という宮台の体は、1メートル78、83キロ。1メートル84、102キロの体で、高校通算111本塁打の清宮の肉体の秘密に興味を持つのは、当然だ。
 一方で「(清宮に)勉強? 聞かれたら教えるかもしれないけど、英語だって東大の入試レベルで、海外にもいったことがないし、しゃべれもしない」と苦笑いした。清宮は東京北砂リトル時代に米国で開催された大会で世界一となり、今夏もU-18W杯でカナダに遠征するなど、国際舞台での経験が豊富。英会話は“清宮が上”と謙遜した。
 あいさつを終えた日本ハム・大渕スカウト部長は「清宮君も宮台君もしゃべりは立派。うちは個性を尊重する。ちょっと(ひとくせ)ある高校生や、東大の選手もいて(注目されるが)、宮台君は左で140キロ台後半を投げる投手で、野球のセンス、打撃やフィールディングに魅力を感じた。ただ球が速いというところに期待して指名したのではない」と、話題性ではなく、実力で評価したことを改めて強調した。 今後メディカルチェックや交渉を進める。2004年のドラフトで指名された松家(横浜)以来、東大出身では13年ぶり6人目、法学部出身では初のプロ野球選手誕生へ、大きく動き出した。 (赤堀宏幸)
宮台について、東京学芸大出身の日本ハム・栗山監督「楽しみにしています。あれだけ野球ができて、勉強もしてきた二刀流はすごい。俺の二刀流はへぼかったから。すぐ使える左投手が欲しかった。順位は関係ない」
★日本ハムスカウト、初の安田講堂 
 日本ハム・大渕スカウト部長は、あいさつの場所が東京・本郷の東大安田講堂に近い学生支援センターだったことに「安田講堂は初めてで、歴史を感じますね」。野球部の球場は少し離れた農学部内にあるため、東大の中心の象徴に目を見張った。宮台は指名を同講堂内で待ち、日本ハムに指名された東大の先輩・遠藤良平氏(現GM補佐)の時は指名会見が同講堂だったという。プロへの出発には、象徴が似合う。