筒香、激白「横浜で3つ勝つ」 日本S本拠地不敗DeNAがさぁ逆襲! | 浜のおじさん&週末はオリックス親父( ̄∀ ̄)のブログ
 セ・リーグ3位のDeNAとパ・リーグ覇者のソフトバンクによる「SMBC日本シリーズ」は、31日の第3戦から会場を横浜スタジアムに移して行われる。DeNAは0勝2敗と苦戦する中、主将の筒香嘉智外野手(25)が「横浜で3つ勝つしかない」と、悲壮な決意をサンケイスポーツに激白。1998年以来、19年ぶりの日本一へ、日本シリーズでは5戦5勝と不敗を誇る本拠地での試合で、DeNAが一気の巻き返しを図る。
 待ち焦がれるファンとともに戦う。ファンのために勝つ。
 19年ぶりの日本シリーズ進出を果たしたDeNAが、横浜スタジアムに帰ってくる。第2戦(29日)の逆転負けから一夜明け、福岡空港に姿を見せた筒香は、見送りのファンに頭を下げながら機上の人となった。 「横浜で3つ勝つしかない。ファンの皆さんは僕たちの大きな力になると思う」
 短く、力強いメッセージをサンケイスポーツに激白した。敵地で連敗し、0勝2敗スタートとなった自身初出場の日本シリーズ。劣勢に立たされてはいるが、31日からはホームでの試合。レギュラーシーズンでの勝率がビジターの・493(35勝36敗)に対し、・567(38勝29敗)と高かったハマスタで、強敵ソフトバンクを迎え撃つ。
 ファンの大声援こそ力の源だ。クライマックスシリーズ(CS)出場を決めた1日の広島戦後、筒香はお立ち台で「チーム全員、ファンの皆さんも含めてDeNAベイスターズだと思っている。ファミリーでCSを決めたことをうれしく思う」とスピーチ。CS突破の祝勝会では「必ず日本一になり、応援してくれたファンの皆さんと喜びを分かち合えるように、もうひと踏ん張り頑張りましょう!」とあいさつした。
 球団側もファンの力を借りるべく、31日の第3戦に限り、ハマスタに来場するDeNAファンに青いタオル3万枚を配布することを決めた。スタンドを横浜ブルーに染めて、選手を盛り上げる。
 戦術面のプラスも大きい。セ・リーグ本拠地での試合はDH制が採用されない。シーズンの大半をDH制で戦っているソフトバンクにとっては、投手が慣れない打席に立つ。一方でDeNAは、ハマスタでの先発が予想される3投手は打撃でも“戦力”になる。ウィーランドはシーズン3本塁打など“野手級”の打棒を誇り、浜口は打撃練習で柵越え連発のパンチ力を持つ。石田は得点圏打率・286だ。バント練習も連日こなしている。 昨年、日本一に輝いた日本ハムは敵地での2連敗から4連勝を飾っている。これを聞いたラミレス監督も「ホームの初戦が重要になってくる。ファンの期待に応える戦いをして、そういう流れでいけたらいい」と決意を口にした。
 過去2度の出場とも前身時代となるが、DeNAは本拠地での日本シリーズは5戦5勝と無敗。データも後押しする。ハマスタで3連勝し、一気に王手をかける。(湯浅大)
★横浜ベイスターズ・1998年の日本シリーズVTR
 横浜スタジアムで迎えた第1戦は波留、鈴木尚らを中心に得点を重ね、先発・野村も粘って9-4で白星発進。第2戦は先発・斎藤隆が3安打完封。鈴木尚の4安打、石井琢のソロなどで4-0とし、2連勝で敵地・西武ドームへ。第3戦は谷繁、第4戦は鈴木尚に一発が出たが連敗。第5戦は斎藤隆が7回2失点と好投。ローズの2ランなど20安打を放ち、17-5で圧勝した。本拠地に戻った第6戦は、八回に駒田の2点二塁打で先制。九回を佐々木が締め、2度目の日本一に輝いた。