ＤｅＮＡ・筒香嘉智外野手（２５）は３０日、神宮で行われたナイター練習に参加。３１日のヤクルト戦（神宮）に「４番・左翼」で先発出場して、開幕アーチを狙う。
「いつもと何も変わらないです。（ＤｅＮＡは）優勝するために、いいチームになっていると思う。チームの勝利に貢献したい」
平常心を強調したが、存在感は圧倒的だ。神宮でのナイター練習のフリー打撃では４１スイング。１７本の柵越えを放ち、１本はバックスクリーンを越えた。居残り特打でも４６スイングで柵越え１５本。練習中の山崎康が思わず足を止め「嘘でしょ！？」と苦笑するほどの打球の伸び具合だった。
２月下旬から侍ジャパンの一員として活動。ＷＢＣで日本は準決勝で敗退したが、筒香は４番として３本塁打、８打点をマークし、日本国民を熱狂させた。「ファンの方々の声援を実感した。改めて感謝の気持ちが増えた」。今度はＤｅＮＡの一員としてファンを喜ばせる番だ。
「ファンは勝つ試合を望んでいる。勝てば幸せになる。そこを目指したい」。相手先発の石川とは昨季、１５打数６安打、打率・４００、１本塁打と相性はいい。準備は整った。チームを救う豪快弾を誰もが期待している。