前回リキの部屋を訪ねた基の母・千味子は、
そこで味わった罪悪感を基ではなく、悠子にぶつけ共有しようとします。
千味子は元々、悠子が離婚して出て行ってくれさえすれば、
別の女性との子供をもうけられると思っていましたからね
リキは人工授精の数日前に二人の男と身体の関係を持ち、妊娠した子の父親が不明な状態。
それを知った基の妻・悠子は
「それでも産んで欲しい、遺伝子検査はさせないから。」
と言いました。
なのに、一人で秘密を抱えて生きることに耐えられなくなり、
基に事実を話したうえ、中絶するかどうかを基一人に委ねます
悠子が他人の子でもいいと思ったのは、
基への恨みのような感情からなのかと思っていましたが、
そうではなく、自分自身が流産を繰り返し、生命を奪ってきたことへの罪悪感からとのこと。
原作を読んだのが少し前なので記憶が薄れつつありますが、
多分これ、ドラマオリジナル展開ですよね
基は最初、
「他の男の子なんて引き取れないよ!」
と当然中絶するものと考えていましたが、
自分ひとりに決定権が委ねられている(=生命を奪ったのは自分)重圧から
すぐに結論を出せないでいました。
結論を出さなかったとしても、
「決めてくれなければ中絶する」
とリキから言われていたので、
(悠子の言うところの)処刑人になりたくなければ、
アカの他人の子であっても引き取るしかないという状況です。
自分や母のような、世界に通用するバレエダンサーを育てたい
でも他人の子では、限界まで努力してもそこに到達できそうにない。
子ども達にバレエを教える中、そう思ったから2000万もかけて代理母に依頼したんでしたよね。
そんな基が(誰の子かわからない)子どものエコーの動画を見て感動し、
「産んで欲しい」と言うのはかなり意外でした
え、本気でそう思っているの?
でも生まれてきたら遺伝子検査するんですよね??
お金を出す基の母・千味子には秘密にしておくんでしょうか
結末も原作とは違うのかな?