ディア・ペイシェント 第9話感想 | 七彩の羽根~エンタメときどき株日記

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最初から見ていますが、ストーリーもさることながら
主人公・千晶(貫地谷しほり)が良い音譜
 
真面目で正義感が強い「いい子ちゃん」。
診療が終わってから、気になる患者の家まで訪ねていったりもする。
でも主人公の迷いや葛藤、弱さが丁寧に描かれているからか。
押しつけがましい感じがなく、共感できる。
↑某薬剤師ドラマの主人公とつい比べてしまう(笑)
 
あと、役者さんの演技力。
メインキャストの方々もですが、
座間のお母さんは本物の寝たきり認知症患者にしか見えないし、
子役の演技も!
こんな小さな子に、どうやってコレをやらせているの?!
とビックリしてしまいます目
 
NHKの、どこにも忖度しないキャスティングの素晴らしさを感じるわ。
 
視聴者層が違うのかもしれないけど、MIU404の裏であることが
非常~に勿体なかったドラマえーん
 
 
さて9話は。
人間的にも、医師としても素晴らしかった浜口先生(内田有紀)
患者との裁判を苦に自殺。
そして今度は、金田先生(浅香航大)が、患者に刺されてしまう。
 
金田先生には小さな娘がいて。
初めて見た、浅香航大さんのパパ役照れ
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これまで、チャラいイケメンからカワイイ系男子、色っぽいゲイまで色々見たけど、
ほんと、どんな役でもしっくりくる役者さん。
しかしこの色気でパパはないだろうと思っていた!
 
でも全然アリだったラブラブ
・・と、何気に推しを自慢してみるw
そしていつも数分しか登場しないのが、今回は多めなのが眼福♡
 
 
主人公・千晶は、第1回からずーっとモンスターペイシェント・座間(田中哲司)
付きまとわれていて。
 
でも、千晶だけじゃなかったのね。
 
減量指導をしなきゃならない糖尿病患者。
恋愛感情を持たれてしまい、困っていた金田先生。
これは嫌だ・・距離近すぎるあせる
 
そして元々口が悪いのも災いし、逆上した相手に刺されてしまう。
「や・せ・ろ!」とか言っちゃうんですよねー汗
 
 
浜口先生、金田先生が抜けて、外来大忙し、苦情殺到。
施設に預けている実家の母が事故で緊急入院。
そんな危機にも駆けつけられず。
 
患者の家族として施設を責める気持ちと、医師として施設側を理解しなければという気持ち。
「人と共存していく以上、相手の立場に立つことが必要」
同じ医師である父の言葉。
 
この一件で、千晶は、病院を辞めて実家(診療所)に戻る決意をする。
 
 
病院では、ついに院長が重い腰をあげて、
「顧客第一主義」を掲げてモンスターペイシェントを
放置してきた事務長が退職することに。
 
最後の日、事務長を見送る二人。
事務長は事務長なりに、信念を持って仕事をしていたことがわかり、ちょっとしんみり。
「病院経営はそんなに甘くないですよ」
という言葉を残して去っていく。
 
 
一方、千晶のストーカー兼モンスターペイシェントの座間。
母親の介護を一人で抱えることに疲れ切って、心中を図る。
それに気づいた千晶は、父の教えにしたがって、相手を理解しようと自宅を訪ねる。
 
なぜ、こんなに千晶に執着するのか。
その答えがやっと、座間の口から語られた。
 
「高い所に居るヤツにはわからないだろう。」
「そういう同情や哀れみで、傷つく人間がいるってことが!」
 
呆然としてしまう千晶。
次回、いよいよ最終回~。
予告観ただけで泣けそうな予感