お金の管理ができない…そんな人に共通する特徴や対策とは? | nanafutaのカルチャーガイド

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お金の管理はできず、貯金がなかなかできないと悩んでいる人は少なくありません。
ついつい使い過ぎてしまい、「今月こそは貯金を始めよう」と思っても、実現できないまま給料日が過ぎ去っていくのです。
その時は楽しいかもしれませんが、将来のことを考えると不安になってしまうものです。
そこで今回は、お金の管理ができない人の特徴や原因、お金を管理するためのコツ、貯金に苦手意識がある場合にすべきことについて解説していきます。
お金の管理ができないことで悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
 

■お金の管理ができない人の特徴や原因とは?

お金の管理ができない人には、共通する特徴や原因があると考えられます。
まずは、どのような特徴や原因が考えられるのかみていきましょう。
 

・つい無駄遣いしてしまう

お金の管理ができない人は、「コンビニに立ち寄った時につい余計なものまで買ってしまった」、「デパートでウィンドウショッピングをしていたら、安さにつられて予定外のものを買ってしまった」といった経験があるでしょう。
衝動的に買ってしまったものであっても、自分自身の満足感につながるなら、無駄遣いではなく充足のために必要だと言えるでしょう。
しかし、特に必要ないものやダイエット中なのにおやつを買ってしまった場合は、無駄遣いだと言えます。
無駄遣いを減らすためには、自分自身の幸せや生活を充実させるために必要なものかということを考えるようにしてみてください。
 

・自分に合うお金の管理方法を把握していない

お金の管理方法は、多種多様です。
その中で自分に合うお金の管理方法を見つけることが重要になります。
ネット上にもお金を管理する効率的な方法はいくつもあるので、自分に合っていそうなものを試してみてください。
お金の管理がストレスになってしまうのは本末転倒なので、無理なくできる方法を見つけられるのが理想的です。
 

・収支を把握できていない

家計の収支を把握できていないことも、お金の管理ができていない人の特徴として挙げられます。
最近は、キャッシュレス決済を利用する人も増えています。
クレジットカードや電子マネー決済など、現金を使わずに買い物ができるため、非常に便利です。
しかし、財布に入っている現金のように目に見えて減っていくわけではありません。
そのため、安易に使い過ぎてしまうといったパターンも珍しくないのです。
クレジットカードや電子マネーのポイントを上手く使えれば節約につながることも事実なので、収支を適切に把握できるなら使うのがおすすめです。
お金の管理をしっかりできるようになりたいなら、自分にとって収支を把握しやすい支払方法はどれなのか見極め、それを取り入れていくことも重要だと言えるでしょう。
 

・長期的なライフプランを意識していない

結婚やマイホームの購入などを意識できていない場合や老後に必要なお金をイメージできていない場合などは、お金の管理や貯金に対するモチベーションは低くなりがちです。
確かに自分の身にそのような状況が迫らないと、具体的なイメージをするのは難しいでしょう。
中には、「その時になったら考えればいいや」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、成り行きに任せてしまうと、本当にその時が来たタイミングでお金がなくて困ってしまう可能性が高いです。
そのため、現段階でお金の管理ができないという認識があるなら、少しずつ考え方を変えていく必要があります。
将来的に結婚するなら結婚式を挙げるのか、マイホームの購入はどうするのか、などを今から何となくでもいいので考えてみてください。
そうすることで、お金に対する意識は変化していくはずです。
 

・リボ払いを多用している

リボ払いを多用している人も、お金の管理ができていないケースが多いです。
リボ払いは、毎月の返済額を一定にすることで、無理のない支払いができるようになる方法です。
一定額の返済になるので、高額な買い物をしたり、出費が多くなったりした月でも支払いが可能になります。
便利な支払い方法のように感じますが、利息が高い、元金が少ししか減らずに返済が長期化する、使い過ぎで借金が膨らんでしまう、利用総額を把握しにくい、といったデメリットもあります。
リボ払いは毎月一定金額が引き落としになるので、順調に支払いを行っているように見えるでしょう。
しかし実際は、利息の方が大きく、元金がほとんど減っていないといったパターンも珍しくないのです。
リボ払いを使う場合は、利用明細で元金と利息の内訳を把握することを習慣化する必要があります。
使い過ぎてしまうと、所謂「リボ地獄」という状態になってしまう場合もあるので、利用するなら管理を徹底するようにしましょう。
 

■お金を管理するためのコツ

お金の管理ができないという状態から抜け出すには、今までもやり方を変えなければいけません。
続いては、やり方を変えるために役立つお金を管理するためのコツについてみていきましょう。
 

・家計簿やアプリを使って毎月の収支を「見える化」する

お金の管理がなかなかできない場合は、家計簿やアプリを使って毎月の収支を「見える化」するのがおすすめです。
お金の管理ができない人は、何にいくら使ったのか、ということを把握していない傾向があります。
そのため、まずは家計簿をつけてお金の流れを明確にする必要があるのです。
家計簿をつけるときは、無理なく続けられる方法を選ぶようにしましょう。
手書きの家計簿だけではなく、アプリで簡単に管理できるものもあります。
どちらが自分に向いていて継続しやすいのかという点も重要です。
クレジットカードやプリペイドカードの中には、アプリで支出管理ができるものもあるので、それらも検討してみてください。
 

・予算を決める

お金の管理を適切に行うためには、予算を考えることも重要です。
予算を立てたら、現在の状況と見比べてみましょう。
そうすることで、今やらなければいけないことが明確になります。
予算を決めなかったり、普段のお金の流れを適切に把握できていなかったりすると、家賃や食費、通信費などの支出が収入を上回り、赤字になってしまう可能性も出てきます。
予算を立てるのは、現在の支出がどのくらいなのか、削れる部分はあるのか、などを確認してからにすると良いでしょう。
お金の管理と貯蓄を合わせて行いたい場合は、貯蓄分も予算に入れておくと、貯蓄分を除いた金額でやりくりできるようになります。
 

・支払い用途ごとに口座を分ける

お金の流れを把握できても、貯蓄などまでできないといったパターンも少なくありません。
そのような場合は、支払い用途ごとに口座を分けてみてください。
給料が振り込まれる口座と貯金用の口座を分けるだけでも、貯蓄しやすくなるのでおすすめです。
また、引き落とし用の口座も作っておけば、給料が振り込まれる口座にはいくら残っているのか把握しやすくなります。
 

・クレジットカードの使い方を見直す

クレジットカードで支払う場面が多い場合は、その使い方を見直すだけでお金の管理がしやすくなる可能性もあります。
クレジットカードは現金が手元になくても支払いができるので非常に便利です。
しかし、後払いになるので決済と引き落としのタイミングにズレが生じます。
お金の管理ができない人は引き落としのタイミングに合わせて必要分を口座に残しておけないといったパターンもあるので、残高不足で引き落としができないといった問題が生じることがあります。
そのような事態を防ぐためには、クレジットカードの中でもアプリと連携し、支払いのたびに通知が来るものを選ぶのがおすすめです。
通知が来れば使用した金額を把握できるため、支払総額も引き落とし前にチェックしやすいです。
 

・現金やプリペイドカードを使うようにする

現金やプリペイドカードを使うようにするといった方法もあります。
クレジットカードよりも現金はお金が目に見えて減っていくので、使い過ぎにも気が付きやすくなります。
いくら使ったのか、後いくら残っているのか、なども判断しやすくなるでしょう。
また、プリペイドカードの利用もおすすめです。
プリペイドカードは、チャージした金額しか使うことができないので、お金を使い過ぎる可能性が低くなります。
スマートフォンからの支払いやチャージ残高のチェックができるものもあるので、クレジットカードより管理はしやすくなると考えられます。
 

■貯金に苦手意識がある場合にすべきこと

お金の管理ができない人は貯金に対する苦手意識を持っているケースも多いです。
実際にほとんど貯金に回せていないといったパターンも往々にしてあります。
そのため続いては、貯金に苦手意識がある場合にすべきことについて解説していきます。
 

・なぜ貯金できないのか考えてみる

貯金ができない理由は、ついつい趣味にお金をかけ過ぎてしまう、節約しているつもりだけど収入が低い、など様々なものが考えられます。
お金の管理ができない人の場合だと、趣味などにお金を使っているけれど、その収支を把握しきれずに赤字になっている可能性が高いでしょう。
いくつもの理由が関係していることもあるので、思いつく原因は全て書き出してみてください。
そして、それぞれの対策を考えていきましょう。
 

・貯金する理由を明確にする

貯金の理由を明確にすることもポイントの1つです。
何となく貯めるよりも、明確な目標があった方が頑張れるためです。
趣味に使うなど漠然とした理由ではなく、どんな趣味にどのくらい使うといった具体性を持たせるようにしましょう。
その方がモチベーションを維持しやすくなり、継続もしやすくなります。
 

・いつまでにいくら貯めるのか、という目標を決める

いつまでにいくら貯めるのか、という目標を決めることも、貯金できるようになるためのコツだと言えるでしょう。
金融庁のWebサイトには、「資産運用シミュレーション」というものもあるので、活用してみてください。
資産運用シミュレーションは、数字を入力するだけで将来いくらになるのか、目標額まで毎月いくら積み立てればいいのか、などを知ることができます。
 

・自動で貯まる仕組みを作る

お金が自動で貯まる仕組み作りも、貯金するためには必要だと言えます。
特に、これまで貯金する習慣がなかった人にとって、特に重要になります。
給料が入金されたらすぐに貯金するという先取貯蓄が該当する方法です。
貯金用の口座を作り、そこに自動で入金されるという設定をするのが定番のやり方となっています。
貯金用口座の通帳やキャッシュカードは必要な時以外持ち歩かないようにすると良いでしょう。
また、会社の財形貯蓄制度、iDeCoやNISAといった国の制度を活用するのも効果的です。
 

■貯金額をさらに増やすためには?

お金の管理ができるようになり、貯金に回せる余裕が出てきたら、さらに貯金額を増やしたいと考えるものです。
そこで最後に、貯金額をさらに増やすためにポイントをピックアップしてご紹介します。
 

・固定費の見直しを行う

貯金を増やすためには、固定費を見直してみましょう。
固定費には以下のようなものが挙げられます。

◎住居費…家賃や住宅ローンなど
◎通信費…インターネット代やスマホ代など
◎保険料…生命保険や火災保険など
◎サブスクリプションの利用料金…音楽配信サービスや動画配信サービスなど

固定費を見直したいと思った時は、これらの契約状況のチェックからしていきます。
利用状況と金額が見合っているか、もっとお得に利用できるプランはないか、などを確認してみてください。
固定費の見直しは面倒だと思われがちですが、状況によっては生活水準を変えることなく数万円単位の節約につながる場合もあります。
そのため、毎月の貯金額を増やしたいなら、積極的に行うべきだと言えるでしょう。
 

・将来の支出を考える

貯金額を増やしたいという漠然とした思いはあっても、「目標を決められない」、「なかなかやる気が出ない」と感じる人もいると考えられます。
目標を定めるときは、「いつ頃までにいくらくらい必要になりそうか」という長期的な視点を持つことがポイントです。
教育資金・住宅購入資金・老後資金は、人生の三大支出と呼ばれていて、大きな出費に繋がりやすいです。
それぞれ2,000~4,000万円程度かかると言われていますが、個人差が大きいので一概に言い切ることはできません。
自分の場合はどのくらいになるか、具体的に考えてみてください。
 

・収入アップを目指す

貯金額を増やしたいのであれば、節約することばかりではなく、収入アップも目指すようにしましょう。
勤務先で求められている資格を取得して資格手当を支給してもらったり、スキルアップによる昇格や昇進を狙ったりしてみてください。
また、今の職場では収入アップを見込めないといったパターンもあるでしょう。
そのような時は、転職や副業も視野に入れるのがおすすめです。
転職をする場合は早い方がいいので、今のうちから少しずつ準備を進めるようにしましょう。
転職エージェントに登録や相談することで、転職活動がスムーズに進みやすくなります。


お金の管理ができないと悩んでいる人は、現在の収支を適切に把握していなかったり、そもそも収入が少なかったりするケースが多くみられます。
適切にお金の管理を行い、将来に備えた貯金をするためには、収支の把握は必要不可欠です。
今回紹介した方法で、収支管理をしてみてください。
そもそも収入が少ない場合は、転職や副業なども視野に入れると将来の可能性が広がっていきます。