後回しにして後悔しないためには…「すぐやる」を癖にしよう! | nanafutaのカルチャーガイド

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やらなければいけないことがあるのに、後回しにしてしまったという経験は誰もがあるでしょう。
やらなければいけないとわかっていながら、他のことをして後回しにしてしまうと、後悔してしまうこともあります。
後悔しないようにするためには、「すぐやる」を癖にすることがポイントになるのです。
今回は、「すぐやる」ことで得られるメリットや、実践できている人の特徴、すぐに行動できない人の共通点、「すぐやる」を癖にするためのポイントについて解説していきます。
ついつい後回しにしてしまい、後悔する場面が多いと悩んでいる人は必見です。
 

■「すぐやる」ことで得られるメリット

「すぐやる」ことが癖になると、多くのメリットが得られます。
まずは、どのようなメリットがあるのかみていきましょう。
 

・時間を有効活用できる

すぐに行動できるようになれば、必然的に時間を有効活用できるようになります。
色々な理由をつけてやらなければいけないことを後回しにしてしまう背景には、“現在バイアス”の影響が大きいです。
これは、目の前の利益を過剰評価し、後回しにすることにメリットを感じることです。
しかし、他の作業をすることになるので、本当にやらなければいけないことの作業時間が短くなり、結果的に時価に追われてしまいます。
すぐに行動ができる人はそのような時間ロスがなくなるので、必要な作業時間をしっかり確保できます。
落ち着いて作業できることから、余裕を持って終わらせることも可能になるでしょう。
その余った時間は自分の好きなことに使えるので、後回しにしなかったことで時間を有効活用できるようになったと言えます。
 

・自己肯定感が高まる

すぐ行動することで、自己肯定感も高まります。
やるべきことを後回しにすると罪悪感を覚え、負の勘定は自己肯定感の低下にもつながると言われています。
自己肯定感の低下は、生活の質や生産性の低下にもつながるでしょう。
そして、後回しにし続けるという負のループに陥ってしまう場合もあります。
そこから抜け出すのは難しいので、やるべきことをすぐにやるのが理想的です。
ルーティン化すればストレスも感じにくくなり、ゆとりのある生活を送れるようになります。
 

・周りから信頼してもらえる

「すぐやる」ことが身に付いていると、周りからの信頼も得られるようになります。
また、すぐに行動すれば、万が一ミスをしてしまっても、最低限に留められる可能性が高まります。
仕事を早く進めることにより、上司や同僚、クライアントは余裕のあるスケジュールを組むこともできるので、メリットは非常に大きいです。
周りにも余裕を与えることにつながることから、信頼してもらいやすくなると言えます。
 

■「すぐやる」ことを実践できている人の特徴

「すぐやる」ことを実践できている人には、共通する特徴があります。
続いては、実践できている人にはどのような共通点があるのかみていきましょう。
 

・自分に自信がある

すぐに行動できる人は、自分に自信を持っている傾向があります。
自信は行動につながるためです。
行動の幅が広がれば、知らないうちにチャンスも広がり、最終的に得をするという流れがあります。
そのチャンスを活かして成功できれば、さらに自信がついていくでしょう。
このような流れを上手く利用できる人は、人生も良い方向へ進みやすくなります。
 

・人生を楽しんでいる

人生を楽しんでいる人も、すぐに行動できているパターンが多いです。
仕事はもちろんですが、趣味や遊び、何をするにも行動力が落ちることはありません。
ネガティブな気持ちで日々を過ごしている人の場合は、すぐに動かなければいけない場面でも積極的に行動できず、頭で考えてしまいがちです。
それが「すぐやる」人とそうでない人の大きな違いです。
人生を楽しみ、すぐに行動できる人は、やりたいことが明確なっているケースが非常に多くなっています。
自分の理想像をしっかりと理解しているからこそ、すぐにやるべきことをやる大切さもわかっているのでしょう。
 

・早めに行動することのメリットを知っている

「すぐやる」ことを普段から実践している人は、早めに行動することのメリットを知っています。
すぐに行動することで周りを引き離せるという知識を持っているので、行動に移せるのです。
早めに行動することで得られる利益幅が大きいため、それを知っているかどうかは大きな差につながります。
「すぐやる」ことで利益を得るという成功体験があるか、という点も差を生む要素だと言えるでしょう。
 

■すぐに行動できない人にも共通点がある

すぐに行動できる人もいますが、当然そうでない人もいます。
次は、すぐに行動できない人の共通点をいくつかピックアップしてみていきましょう。
 

・完璧主義者

完璧主義な人は、何に対しても最高の状態を求めます。
もちろんそれも大切ですが、細かい仕事にも時間をかけすぎてしまう傾向があります。
1つの仕事に時間をかけ過ぎてしまうと、他の仕事に取り掛かるのが遅くなり、時間がなくなってしまうといった事態に陥りやすくなるのです。
そうすると、仕事に追われるようになり、自己管理ができなくなります。
その結果、やらなければいけないことを後回しにするといった状況になりやすいです。
 

・長期的な視点で物事を俯瞰できていない

長期的な視点で物事を俯瞰できていないことも、「すぐやる」を実践できない人の共通点として挙げられます。
先延ばしにするとタスクが溜まり続け、しわ寄せがどこかのタイミングでやってきます。
いつまでに目の前の仕事を終わらせなければいけないのか、という点を明確にできていないことが原因だと言えるでしょう。
他にやらなければいけない急な業務が入ってくる可能性なども踏まえ、スケジュールを考えることが重要です。
これまでの経験からハプニングが起こりそうなタイミングなどを想定した行動を意識すると、備えておくと着実にやるべきことを進められるようになります。
 

・関係者との利害関係を理解できていない

関係者との利害関係を理解できていないことが、すぐに行動できない原因になっているケースも往々にしてあります。
1人で完結する仕事はなく、上司や部下、同僚、クライアントなど、必ず誰かが関わっているものです。
後回しにすることで、関係者に対してどのような影響が出るのか想像できていないのです。
その結果、スピードと質のどちらを優先すべきかなどに判断ができなくなり、スピードを優先すべき業務にも時間がかかるといった事態になりかねません。
そして結果的に仕事が溜まってしまい、他のことが後回しになってしまいます。
どこかでリセットできないと、同じことを繰り返すことになってしまうでしょう。
それでは、周りからの信頼も失われてしまう可能性があります。


■「すぐやる」を癖にするためのポイント

すぐに行動ができないけれど、それを改善したいと考える人もいるでしょう。
最後に、「すぐやる」を癖にするためのポイントをいくつかご紹介します。
自分自身を変えたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
 

・合言葉を決めてチームでも共有する

どうしても後回しにしがちなことがある場合は、合言葉を決めるのがおすすめです。
仕事の場合は、その合言葉をチームで共有するようにしましょう。
おすすめの合言葉は、「1度だけしか触らない」というものです。
これは、「手を付けて5分程度で終わるものならすぐに対応する」ための合言葉になります。
メールを読んで5分程度で返信できるものならすぐに返すようにといった行動につながります。
勢いで仕事を進められるようになるので、やるべきことを後回しにする回数が少なくなるはずです。
時間はあくまでも目安なので、10分程度に終わるものはすぐに手を付けるといった目標に変更してもまったく問題ありません。
 

・タスクを細分化して少しずつ取り組む

やらなければいけないタスクが曖昧だと、どこから手を付けていいのかわからず、「面倒だな」と感じやすくなります。
また、1つの仕事だけで見ると余裕があるように見えてしまい、先延ばしにしてしまうといったパターンもあります。
そうならないようにするには、タスクを細分化し、小さくてわかりやすいタスクにしていくことがポイントになるでしょう。
例えば、プレゼンの資料を作成する時は、聞き手の分析、ストーリーの構築、データ収集といったように分解するととりかかりやすくなります。
それぞれの作業におけるハードルが低くなるからです。
 

・失う可能性があるものを意識してみる

先延ばしにしてしまう癖は、すぐに改善できるものではありません。
改善するには、「絶対にこの癖をなおす!」という強い覚悟や意思が必要になります。
そして実現するためには、ホラーストーリーを想像するのが効果的です。
「このままだと周りからダメな奴だと思われて信頼されなくなってしまう」「信用を失って見放されるかもしれない」などと想像してみてください。
このような危機感を持つことによって、やるべきことに対してすぐ取り組めるようになっていきます。
 

・締め切りを2段階設定にする

「すぐやる」ということを実践できない人は、「締め切りまで時間があるから大丈夫だ」と思い、先延ばしにしてしまう傾向があります。
確かに余裕があるかもしれませんが、それでは締め切り間際まで何もしないといった状況を作ることになりかねません。
少しでも早く取り掛かるためには、締め切りを2段階設定にするのがおすすめです。
正式な締め切りよりも3日ほど早い日付を自分の中の締め切りとして設定し、カレンダーに記録しておきます。
そうすると、本来の締め切りよりも早く作業を終えることにつながります。
ミスがないかチェックするための余裕も生まれるので、先延ばし癖も自然と改善していくと考えられるでしょう。
 

・こだわり過ぎないようにする

「すぐやる」を癖にするためには、完璧にこだわり過ぎないことも重要です。
100%を目指そうとすると、その分作業に時間がかかってしまいます。
また、自分の中の正解がわからなくなっていき、どこがゴールなのか見失ってしまう可能性もあります。
それでは時間ばかりかかってしまい、次の作業に取り掛かるまでに膨大な時間がかかることが容易に想像できるでしょう。
それでは締め切りまでに間に合わせることも難しくなるので、まずはできるレベルからスタートし、徐々にブラッシュアップしていくのがおすすめです。
「とりあえず形にする」を最初の目標にすれば、こだわり過ぎて作業に時間がかかるといった事態を回避しやすくなります。
 

・やらなければいけないことに集中できる環境を作る

締め切りが目の前に迫っているのに、他のことをやってしまうといったケースもあります。
そのような状況を「セルフ・ハンディキャッピング」と呼びます。
これは、自分自身にハンディキャップを背負わせ、失敗してしまった時は外的要因のせいにするという心理状態です。
自尊心を保つためにこのような状態になります。
学生時代、テスト前になるとゲームをしたり、漫画本を読んだりした経験を持つ人もいるでしょう。
それも、セルフ・ハンディキャッピングです。
このような傾向があると自覚しているのであれば、集中力が途切れてしまうものを物理的に遠ざけるのがおすすめです。
あえて集中力を遮るものを遠ざけることで、作業に集中できるようになります。
 

・スケジュール管理を徹底する

ついやるべきことを後回しにしてしまう人は、スケジュール管理がうまくできていない場合もあります。
仕事の場合だと一つひとつの仕事に締め切りが設けられているケースが多く、それに向けて作業を進めていきます。
着実にタスクをこなすには、スケジュール管理を徹底することが重要です。
スケジュールを管理できていないと、優先順位をつけることができなくなり、結果的に締め切り間際に慌てることになりかねません。
スケジュールを立てる時にToDoリストを作ったり、リマインダーアプリを使ったりするのがおすすめです。
スケジュールの管理方法は色々とあるため、どれが自分に適しているのか試してみてください。
自分に合うスケジュール管理方法が見つかれば、先延ばし癖も改善へと導きやすくなるでしょう。
 

・三日坊主でもいいからとりあえずやってみる

「すぐやる」ことを癖にするためには、色々な方法があります。
その中でどのようなやり方が自分にあっているか、わからないのは当然のことです。
そのため、とりあえず気になったやり方を実践してみましょう。
三日坊主で終わってしまっても問題ありません。
自分に合うか、合わないかは実際にやってみないとわからないからです。
とにかく試してみることが大切になります。
「このやり方が気になる」と少しでも感じたら、すぐに取り入れてみましょう。
失敗に終わったとしても、その経験はどこかで活きるはずです。



これまでにやらなければいけないことを後回しにしてしまい、後悔した経験がある人はたくさんいるでしょう。
それを糧に先延ばし癖を改善できていれば問題ありませんが、今もなお変われていない人もいるものです。
そんな自分が嫌になり、これからは自分を変えていきたいと思っているなら、今回紹介した方法を実践してみてください。