「注意されなくなったら終わり」は本当?注意されなくなった原因&心掛けたいことをご紹介 | nanafutaのカルチャーガイド

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私が日常で気になったいろんなことをご紹介します。

仕事やプライベートなどで誰かに注意されてしまうと、落ち込んだり悩んだりする人もいるでしょう。

注意された本人にとっては嫌なことではありますが、その一方で「注意されなくなったら終わり」と言われることもあります。

そこで今回は、注意されなくなったら終わりと言われる理由や、以前より注意の回数が減った時に考えられる原因、心掛けたいことなどをご紹介します。

ミスをしているにも関わらず、何も言われなくなってしまった人はぜひ参考にしてみてください。

 

■注意されること=攻撃ではない

注意されることに対して「怒られている」「攻撃されている」とイメージする人もいます。

特に打たれ弱い人にとって、攻撃されているイメージを持っている人は多い傾向にあります。

しかし、注意することと攻撃は必ずしもイコールとは限りません。

注意と攻撃をつなげてしまう人は、相手がなぜ怒っているのかが理解できず、怒られている状況にしか目を向けられていないため、攻撃と認識してしまいます。

この認識は非常に厄介で、落ち込みやすくなるだけでなく打たれ弱さにもつながってしまいます。

そのため、まずは相手が単に攻撃したいから注意しているわけではないことを理解しておきましょう。

 

■なぜ「注意されなくなったら終わり」なのか?

注意されないことは気持ち的にも楽に感じられますが、実際にはあまり良い状況にあるとは言えません。

なぜ注意されなくなったら終わりと言われてしまうのか、その理由について解説します。

 

・注意するのは期待しているから

注意するのは期待しているからが大きな理由として挙げられます。

注意することは非常にエネルギーが必要になる行為です。

「注意したことで陰口を言われるかもしれない」「嫌われるかもしれない」と思いつつも、相手が将来的に成長してくれることを期待しているからこそ注意してくれます。

逆にミスをしているにも関わらず、一切注意を受けない人もいます。

そういった人に対して「えこひいき」と思われるかもしれませんが、実際にはただ諦めていて注意するエネルギーも向けられないだけなのです。

 

・どうでもいい人に時間を割きたくないから

注意するとたくさんのエネルギーを消耗しますが、それ以外にも自分の貴重な時間も相手に使っていることになります。

どんな人にとっても時間というのは同じ流れで進み、有限です。

そのため、自分にとってどうでもいいと思っている人や興味のない人には時間を割きたくないと考える人も多いです。

 

・可愛がっているから

注意されている側からすると噓のように思えてしまいますが、実は注意している人は相手に対して愛情を向けています。

可愛がっているからこそ、少し厳しく注意してこれからどんどん成長してほしいと考えているのです。

逆に可愛がっていない人に対しては何とも思っていないため、注意もしません。

 

・もっと出世してほしいと望んでいるから

相手に対して「素質がある」と信じており、さらに出世してほしいという思いから注意する人もいます。

出世して活躍できる人材になれば、会社への貢献にもつながるため、本人にとっても注意することにメリットが生まれます。

しかし、どうでもいい人や仕事ができない人に対しては出世してほしいとは思っていないため、厳しく注意することもありません。

 

■以前より注意されなくなった時に考えられる原因

以前に比べてミスは同じくらい起きているのに、注意される回数やアドバイスが減ったと感じた場合は注意が必要です。

ここで、注意される頻度が減った原因について考えてみましょう。

自分に当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみてください。

 

・やる気を感じなくなった

注意するとたくさんのエネルギーを消耗してしまうものなので、わざわざやる気を感じない人に対しては注意しようとは思いません。

嫌われてしまうような役を、やる気がない人に対して続けていくよりも、早く見限って他の仕事や指導に回った方が効率も良くなります。

こうした理由から注意が減ったと考えられるでしょう。

 

・同じミスを何度も繰り返している

ミスをしてしまっても、例えば初めてであれば注意する側も「仕方ない」と感じるものです。

しかし、何度注意しても同じようなミスを繰り返している場合、「この人には何を言っても仕方ない」「反省していないのではないか」と感じてしまい、諦めてしまいます。

仕事では特に同じミスを繰り返してしまうと見放される可能性が高く、重要度の高い仕事も任せてもらえなくなります。

 

・真面目に話を聞いていない

真面目に話を聞いていない人に対しても、注意やアドバイスをしたところで真剣に受け取ってくれないため、注意する人からは「話してもムダ」と考えてしまいます。

仕事に誠実さが感じられない、だらけている、責任感がないといった特徴が見られる場合も、見放される可能性が高いです。

 

・ミスを認めない

自分がミスをしたにも関わらず、「自分のせいではない」と一切非を認めず、言い訳をしてしまう人もいます。

注意している人からすると、「責任感がない」「人のせいにしている」と感じてしまい、その人のことを信頼できなくなってしまいます。

場合によってはその人との関係性が悪化し、ミスを認める以上に自分にとって損をしてしまうこともあるでしょう。

 

・すぐに心が折れてしまう

やる気があり、真面目に取り組んでいる人であっても、メンタルが弱くすぐ心が折れてしまう人には誰も注意できなくなってしまいます。

特に近年はパワハラ・モラハラなども問題視されているため、訴えられないよう身構える人も多い傾向にあります。

 

・期待できなくなった

真面目に取り組んでいても成長が見られない、これ以上伸びしろはないと判断されてしまうと、急に注意やアドバイスをしなくなる場合もあります。

成長できない人や伸びしろがない人よりも、今後の成長が期待できる人に労力を使った方が良いと感じるのです。

 

■注意が減った時に心掛けたいこと

ミスをしているにも関わらず注意の回数が明らかに減った時は、実はピンチの状況に陥っている可能性が高いです。

そこで、注意が減ったと感じた時は以下のポイントを心掛けながら仕事などに取り組んでみてください。

 

・話を真剣に受け止める

人から注意を受けたことで自身のプライドが傷つき、落ち込んでしまう人もいるでしょう。

そのため、注意されていても適当に話を流すようになってしまった人もいるかもしれません。

しかし、このまま同じような対応を続けてしまうと、相手からの心証が悪くなってさらに見放されてしまう恐れがあります。

注意されている時は相手がなぜ注意しているのかをよく考え、まずはその内容を真剣に受け止めるようにしましょう。

 

・注意されていたことに向き合う

注意されていた内容を思い出し、改善するにはどうすればいいかを考えることも大切です。

改善するための対策を立てたら実際に行動へ移していきます。

最初はまた失敗するかもしれませんが、諦めずに改善を繰り返していくことで成長につながります。

結果が出せるようになれば、周りからの評価も変わってくるでしょう。

まずは自分なりに考えてみることが大切ですが、どうしても一人ではどうすればいいかわからない時は周りの人に改めて相談してみてください。

 

・自分にできることを一生懸命取り組む

これまでの自分の考えを改め、真面目に仕事に取り組んだとしても、周りの評価がすぐに戻ってくるケースはほとんどありません。

行動で以前の自分とは違うことを示していく必要があります。

まずは自分にできることを一生懸命取り組むことが大切です。

簡単な仕事であっても、一つひとつを丁寧かつスピーディにこなしていきましょう。

真面目に取り組んでいる姿を見せることで、周りの評価も少しずつ変わっていきます。

 

■見放されても挽回する方法

もし周りから見放されてしまっても、「自分はダメだ」と諦めることはありません。

一度見放されても挽回できるチャンスはたくさんあります。

そこで、見放されても挽回するための方法をご紹介しましょう。

 

・言われたことは必ず実践する

注意する理由はその人によって異なりますが、基本的には「こうしてほしい」「改善してほしい」という考えがあるからこそ注意しています。

そのため、まずは注意されていた内容を思い出し、必ず実践するようにしましょう。

これまで注意されてきたことをすべて実践できるように、どうすれば改善できるのかを自分なりに考え努力することで、自身の成長にもつながります。

また、努力している時にまた注意されてしまうと、「自分は努力しても意味がない」と落ち込んでしまうかもしれません。

しかし、一旦落ち込むのは後回しにして、注意されたことをすぐに取り入れてみましょう。

こうした素早い行動は落ち込む隙を与えないだけでなく、注意した人も「ちゃんと話を聞いて実践している」と感じ、評価が覆りやすくなります。

 

・人のせいにしない

自分の言動によって起きたミスに対し、誰かのせいにしたくなる人もいるでしょう。

しかし、現実逃避や誰かになすりつけてしまうのは良くありません。

自分が原因でミスが起きてしまった時は、とにかく素直に謝りましょう。

また、謝罪する際は自分に何が足りなかったか、どんな対応すべきだったかを分析し、誠実に受け止めて改善していく旨を伝えてください。

 

・資格取得などでスキルアップを目指す

仕事に関連する知識を身に付けたり、仕事で優遇されている資格を取得したりすることで、スキルアップを目指すのも挽回する方法としておすすめです。

自分自身のスキルアップを図ることで仕事も効率的に進められるようになりますし、仕事のクオリティも向上する場合があります。

また、仕事に関連する内容の勉強をしていたことが周囲にも伝われば、印象も良くなっていくでしょう。

どんな資格を取ればいいか迷ってしまう人は、自分が今手掛けている仕事や部署全体の業務内容を洗い出し、その中で役立ちそうな資格を探してみてください。

例えば簿記やTOEIC、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)などが挙げられます。

また、不動産業界であれば宅地建物取引士、IT業界ならITパスポート試験など、業界ごとに必要な資格なども異なるため、どの資格を取れば仕事に役立つのか検討してみてください。

 

・周りの人に感謝する

これまで注意やアドバイスをしてくれた人に対して、反抗的な態度や不快に感じる対応を取ってしまっていた人もいるかもしれません。

注意やアドバイスをしてくれる人は、むしろ自分に対して「成長してほしい」「頑張ってほしい」という思いを持っていることを改めて認識し、感謝することが大切です。

注意された場合も、「ありがとうございます、改善に努めます」と感謝の言葉を付け加えてみましょう。

それだけで反応や評価は変わってくるものです。

 

・失敗しても逃げない

万が一失敗した場合、つい現実逃避をしてしまいそうになるものです。

怒られないようにと失敗したことを誰にも伝えずにいると、後から問題が発覚し、より強く注意を受けてしまう場合もあります。

このような事態を回避するためにも、逃げないことが大切です。

 

失敗したと思ったら、まずは上司や先輩に何があったのかをきちんと報告します。

仕事をしていく上で「報告・連絡・相談(ホウレンソウ)」は重要です。

失敗しても早く報告・連絡・相談をしてもらった方が、どうにかカバーできる可能性が高いです。

逆に怒られたくない・注意されたくないという理由で報告・連絡・相談が遅れてしまうと、問題がさらに大きくなってしまうこともあります。

結局怒られてしまうなら、まだカバーもしやすい早めに報告した方がお互いにとって得策と言えます。

 

 

誰しも注意を受けてしまうと良い気分にはなりません。

相手から受けた言葉が強ければ強いほど、ショックも受けてしまうものです。

しかし、注意されるのは「期待している」「成長してほしい」と感じている証拠でもあります。

注意されなくなると終わりという言葉のとおり、注意されないということは興味を持たれていない、どうでもいいと思っていることを示しています。

周りから見放されないためにも、注意された時の対応や態度は間違えないように気を付けてください。

注意されたことに対して真剣に受け止め、改善できるように取り組んでいけば、周りからの評価もきっと上がっていくはずです。