前回、
人はとても辛いときに
自分の心で抱えきれない感情を
行動で外に出して心を守っている
“アクティングアウト”
という話を書かせていただきました。
“アクティングアウト” は
あなたが心を守るために
している行動ではあるのですが
過ぎると
健康的
建設的
ではなくなってしまいます。
できれば
健康的
建設的に
心を守れるといいですよね。
そんな守り方の1つに
コーピング思考というものがあります。
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ようこそ
ご訪問いただきありがとうございます。
「自分がない」
「自信がない」
「自分なんて」
と自己イメージが低くなっておられる方
人さまに尽くしてばかりで
自分の人生が
おいてけぼりなっておられる方
周りの人から
攻撃・搾取されてしまわれる方
そのような方が
心の中に受容的な土壌を耕し
ご自分とご自分の人生を育て
花ひらいていかれることを
サポートさせていただいている
心理カウンセラーの近藤ふじ子と申します。
ほとんどの人は
•困難に直面したとき
•何か問題が発生したときに
•心が動揺することが起きたとき
頭の中で自動的にお喋りが始まります。
自分では意識していないのにも関わらず、
頭の中で勝手に
何かを呟いているのですね。
それらは “自動思考”
と呼ばれているのですが
その自動思考の中には
トリガーと呼ばれる誘発思考
というものがあったりします。
あなたが苦痛な状況に直面したときに
マインドフルにご自分の中に湧いてくる
思考を眺めてみたとき
どのような言葉を呟いているでしょうか‥‥。
誘発思考=トリガーとは
例えばこのようなものです。
私はなんてバカなんだ
私は本当に情けない臆病者だ
私なんて誰も気にかけてくれない
私は見下されている
私は孤独だ
いかがでしょうか?
あなたの中でも
このような呟きが聞こえてくることが
おありでしょうか?
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人は
これらのトリガーによって
苦悩を始めてしまうのです。
起きた出来事というより
自分の中で再生される
自動思考
つまり物事の捉え方のクセによって
苦悩が生まれてしまうのですね。
そこで
これらのトリガーを
和らげたり変えていけるように
新しい言葉たちを
心の中に浸透させることができたらいいですよね。
思考のクセを変えていけるといいですよね。
あなたの中の自動思考(思考のクセ)
が変化していくと
トリガーによる苦悩から
心を守ってあげられるということになります。
このような
あなたの心を守ってくれる言葉を
コーピング思考
と呼びます。
ご自分を力づける言葉
過去の成功を思い出せる言葉
心をなだめてくれる言葉
ご自分の強さを確認できる言葉
などなど
その人その時によって
心の守りになるコーピング思考は
違ってきますが、
苦悩を引き起こしてしまうような思考を
新しい思考の言葉たち
コーピング思考に
置き換えていけるといいですよね。
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ここでご参考になるコーピング思考を
『弁証法行動療法 実践トレーニングブック』
からいくつかご紹介させていただきますね。
過ちは起こる。完璧な人などいない
この状況が永遠につづくことはない
私は、すでに他にも多くの苦痛な経験をし、
乗り越えてきた
私の感情とは、やってきては去っていく
波のようなものだ
私は、不安でありながらも、
その状況に対処することができる
私には、今自分に起きていることに
対処できるだけの強さがある
これは私にとって、
自分の恐れに対処することを
学ぶための機会である
私はこれを乗り切ることができるし、
悩まされることもない
ときには、悲しみ/不安/怖れを感じても構わない
私の人生をコントロールするのは
私の思考ではない
私である
そうしたければ、私は、
異なる考え方をすることもできる
私は、今、危険な状況にはない
私は強いし、この状況に対処できる
いかがでしょうか?
あなたが困難な状況のときに
これは気持ちを楽にしてくれるのでは
と思えるようなコーピングがおありでしたか?
他にもこのようなコーピングも考えられますね。
今の辛い状況が私の心を強く、成熟させてくれる
転ぶからこそ何かを掴める
相手をガッカリさせてもいいんだよ
これらのコーピング思考を参考に
あなたご自身でも
あなたご自身のためのコーピングを
作られてみてはいかがでしょうか。
そして記憶に定着させるために
部屋の中の良く見るところに貼ったり
メモを持ち歩いたりするのも
いいかもしれないですね。
このようなコーピング思考が
あなたの心に浸透していきますように。
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今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙏✨✨。
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