受け入れがたいできごとが長年つづいた後
ある衝撃的なできごとをキッカケに
私はさまざまな激しいネガティヴな感情たちに
翻弄されつづけた時期がありました。
怒り、憎しみ、恨み、
そんな感情が
ひっきりなしに湧いてき
もんどりうっていたのでした。
そして頻繁に
激しい恐怖にも襲われて
底なしの暗闇に引きずり込まれるような
奈落の底に落ちていくような
竜巻に呑み込まれてしまうような
心臓が止まってしまいそうな
そんな恐ろしい体験を
何度も繰り返していたのでした。
自分の中がどうなってしまったのだろうか。
自分の中で一体何が起こっているのだろうか。
当時は不安と孤独に取りつかれていました。
ようこそ、
今回もご訪問いただきありがとうございます。
「自分がない」
「自分なんて」
「自分ごときが」
と辛い思い込みをされている方が
ありのままの自分と出逢い
受け入れ
深いところで自分と繋がりながら
心の土台を作って
自分らしく生きる
『自分を生きる』
を応援させていただく
心理カウンセラーの
近藤ふじ子と申します。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
日本語には
“ 心の器が大きい ”
“ 心の器が小さい ”
などの表現がありますね。
心を器として捉えているわけですが
この心の器を丈夫にしていくと
人は自分の中に湧いてきた感情を
しっかりその器で
感じることができるようになります。
そしてこの心の器を頑丈にしていくと
呑み込まれてしまいそうな恐ろしい感情は
器の蓋をしっかり閉めて
ー感じないようにすることー
ができるようになります。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
以前の記事で
自分の中に沸いてくる感情たちには
自分の中に居場所を作ってあげると
その感情たちは落ち着いてくる
という話をさせていただきました。
そしてそれらの感情たちと対応していく上での
大切な注意点をお伝えしました。
攻撃性を含んだ
怒り
憎しみ
イライラ
嫉妬
などの感情たちは
受け入れてあげたのち
その感情たちを
味わったり
浸ったり
主導権を持たせたり
しない方がいいということでした。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
今回はもう1つの注意点について
お伝えしたいと思います。
それは
呑み込まれてしまいそうな恐ろしい感情
あまりにも激しくて自分を見失ってしまいそうな感情
恐ろしすぎて自分がどこかへ行ってしまいそうな感情
そのような感情は
ー感じないようにすることー
が大切です。
そのような激しい呑み込まれてしまうような
感情が沸いてくるということは
過去にそれほどまでに激しい衝撃を受けたからなので
トラウマの症状が出ているということです。
そのような感情を感じるということは
その過去のできごとを
再体験してしまうことになります。
それは再び心にダメージを与えてしまいますし
情緒が不安定になったり
心と身体のバランスを崩してしまいかねません。
ご自分の辛い体験を誰かに話すことは
たくさんのいい面があります。
その体験から引き起こされる
例えば
不安感だったり、抑うつ感だったりなどは
いたって自然な症状なのだと
その妥当性を認識することが
できたりします。
自己否定感の緩和や
安心感につながります。
気持ちを分かってもらえて
感情を感じきれたら
癒されもします。
もし、その話をしながら
激しい感情に襲われるようなことがなければ
否定やアドバイスなしで
ただ耳を傾けて共感してくれる人に
ご自身の辛い話をされることは
たくさんの面で効果的です。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
しかし、呑み込まれてしまいそうな
激しい感情が出てくる場合は
まだそのできごとに
かなり脅かされているということなので
あえてその話を人にしない方がいいです。
あえて考えない方がいいです。
できれば
そのできごと自体を
簡単に出てこられないところに
閉じ込めて
なんなら宇宙に飛ばしてしまったり
海に沈めてしまったり
しておいたほうがいいです。
そのできごとは
時期が来るまで
封印しておくのがいいのです。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
1990年代までは
戦争や災害時など
過酷な状況を経験された方々に
なまなましい体験を語ってもらったり
感情を表出してもらう
ということが
PTSDの効果的な予防の技法として
行われていました。
しかし2000年代に入ってからは
そのような技法は
かえって症状を悪化させてしまう
かえってトラウマ反応を強化させてしまう
という報告が相次ぎ
今では世界中で行ってはいけない技法として
認識されています。
そのようなことを知らずに
何度も何度も
恐ろしい体験を繰り返していた私は
ずいぶん心の回復を遅らせてしまったと思います。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
恐怖に呑み込まれているときは
“ 今ここ” の現実と
無意識から湧き上がってくる妄想の世界との間に
境界線が引けていません。
あまりにも激しい精神的なショックを受けると
現実とイメージの世界との境界線が
そのときに崩れてしまうのです。
無意識からのイメージと
現実世界とが
入り混ざってしまうのです。
なので
もし呑み込まれてしまいそうな
恐ろしい感情が沸いてきたら
グッと
その感情に蓋をして
感じないようにしてください。
そうやって
まずはご自分の
心を守ってくださいね。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
感情たちは
“ あなたの大切な感情 ” ではあるけれど
“ あなた ” ではありません。
“ あなたは恐怖 ”
ではなく
あくまで
“ あなたは恐怖を経験しそうになっている人 ”
であることを思いだし
グッと
その感情に蓋をして
感じないように
体験しないように
してくださいね。
そして “ 今ここ ” の現実に戻ってこられる工夫
例えば目に見えているものを意識的に見たり
聞こえている音を集中して聴いたり
手に触れられるものの感触をしっかり感じたり
などをされるといいです。
今ここの世界が
安全で安心なんだと感じることが
心を元気に回復させてあげる
第一歩です。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
そして
その後の対処法として考えられるものを
2つ紹介させていただきます。
1つには、
現実世界の人間関係に
境界線を引いていかれること。
人と自分を
しっかり分けて
自他分離をしていかれること。
そうやって自分の周りの境界線を
強化させることによって
現実と無意識との世界の境界線も
強化されていきます。
そうすることで
脅かされる感覚が減っていくので
この世に
安心感を取り戻すことができていきます。
それが助けになります。
もう1つの対処法として
マインドフルネス瞑想をすること。
瞑想にはたくさんのやり方がありますが
特にマインドフルネス瞑想は
扁桃体に変化をもたらします。
扁桃体とは
脳の
原始的、動物的な部位です。
生存の脅威、
恐怖心や不安感と密接に繋がっています。
負荷の高いストレスがつづくと
この扁桃体は肥大して
過剰に反応するようになるのですが
マインドフルネス瞑想を実践することで
扁桃体は小さくなってきて
過剰な活動を抑えることができるようになります。
マインドフルネス瞑想によって
物理的に扁桃体が変化することは
脳科学 神経科学の分野において
科学的に証明されています。
このようなことから
マインドフルネス瞑想も
助けになります。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
今回は自分の感情たちに
対応していくときの
2つ目の注意点について
書かせていただきました。
呑み込まれそうな感情が沸いてきたら
グッと
その感情に蓋をして
感じないように
体験しないようにして
まずは心を守ってくださいね。
✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨
今回も最後まで読んでいただき
ありがとうございました🙏✨😊。
この記事が参考になった
役にたったと思われたら
いいね!やコメント
いただけるとうれしいです。
カウンセリングセッション
セッションメニューご案内はこちら↓
お問い合わせ・申し込みはこちら↓