「自然とファンになってもらえる」というテーマで先日公開講座を実施しました。
ファンになる瞬間はお金も時間も手間もかかっていないほんの少しの気遣いの対応だったりします。
自分がお客様側の日常でも探そうと思えば
「わあ!素敵な対応!」はたくさん起きています。
先日、スーパーでお会計の際、にんじんが何本か入った袋の外側に汚れがついているのをレジの方が気づいて丁寧に拭いてくれました。(汚れはお肉に付属のタレの入った容器からカゴの中で漏れて付いてしまっていたよう)
拭いてくれながら、
「違う袋詰めのにんじんをすぐお持ちすることもできますが、お客様が吟味して選ばれたお野菜だと思うので」と声をかけてくれました。
忙しいレジ対応の中でも私が選んだ姿を想像してくれたのが伝わります。
その言葉を聞いて思い出した事があります。
ANAの機内販売していた時のこと、先輩がお客様へ素敵なお声かけをしていました。
ティディベアを販売していた時、欲しいというお客様に
「ティディベアの表情は皆少し違います。こちらのティディベア以外にも今連れてきますので、ぜひお気持ちに合うものをゆっくり選んでくださいね」と対応していました。
あとでその先輩に「お客様、喜んでましたね!私も真似していいですか?」と話しかけると
「狭い機内を楽しんでもらえたら嬉しいよね」と言っていたのにハッとさせられました。
私は無意識にどれだけ売れるか目標数字を目指そう!としか考えてなかったように思ったからです。
私もそのまま先輩のように対応するとお客様の笑顔も引き出せ、会話も増え、販売の仕事がこれまでと違って楽しく感じたのです。
お客様の立場にとことんなる、って大変なことではなく、自分が楽しく仕事をするためでもあると思うのでした。