「判断」を判断できるようになる





「次はこうして、こういう具合に」 と予定を立てていても、仕事はなかなか予定通りにはいきません。相手先の都合、こちらのミスやアクシデントなど、筋書き通りには行かない方が多いかもしれません。





予定していなかったことが起こると、そのつど判断が必要になります。





突然、急ぎの仕事が飛び込んできたとか、担当者が休んで仕事に穴が開きそうだなど難しいものから、よくやってしまうミスの対応や簡単な仕様変更など経験済みのものまで、判断する内容はさまざまです。





でも担当範囲の仕事を滞りなくやりとげることを任されている以上、できるだけ自分で適切な判断を行い、仕事を進めないとなりません。





けれどもその 「判断」 のなかには任されたあなたが判断してよいものと判断してはいけない、上司の指示を仰がなければならないものとが含まれています。





イレギュラーなことを何でもかんでも上司にお伺いを立てていたのでは任された値打ちがありません。





判断してはいけない重要なことを勝手に決めてやってしまうと、判断結果はたまたま正しくとも上司から厳しく注意されます。場合によっては 「どうしてこんな重要なことを相談もなしに決めてしまったんだ。危なっかしくて任せられない」 と担当を外されてしまいかねません。





自分の判断でいこうか、どうしようか、今度はどちらかギリギリ迷ったところで上司の判断を仰ぎにいくと「そろそろこれくらいは判断してくれよ」 と言われたりします。





なかなか難しい線引きです。





でもそうやって判断の境目会得していきます。お店によってその判断基準はずいぶんと違います。全ての会社に適用する確固たるセオリーはありません。ここは経験です。





「判断」をはんだんできるようになれば、あなたの仕事のレベルも、もう次のステップはかなり近くなっています。

「どうすればもっと・・・」を頭に入れて





「どうすればもっとスピードアップできるか」





「どうすればもっと女の子が増えるのか」





「どうすればもっとお客様が来て頂けるか」





「どうすればもっとミスを防げるか」





「どうすればもっと仕事の進み具合が見えるようになるか」





などなど、仕事をよくすることは思っている以上に沢山あり、できることはずいぶんあります。それを 「面倒だ」 「大変だ」 と思うとそれまでですが、「やりがいがある」 ととらえると 「どうすればもっと・・・」 は楽しい呪文に変わります。





「どうすればもっと・・・」 はこれまでの仕事のやり方を変えることですが、当然やり方を帰ると必ずうまくいくとは限らず失敗のリスクとデメリット、どちらを取るかなどの課題も出てきたりします。でも、一般には業績の責任を負うのは管理職で、どうすればもっと・・・」 を見つけるのがこのレベルの責任です。考えようによってはとてもありがたい役回りです。





ですから、「どうすればもっと・・・」 の方策を思いついても、勝手にやり方を変えてはいけません。必ず上司に 「提案」 して承諾をもらわないとなりません。





「どうすればもっと・・・」 を見つけるのがうまい人は普段から 「そのような目」 で仕事を見ている人で、他の人なら見過ごすようなちょっとしたことが気になる人です。 「そのような目」 を持つためには、仕事を少し遠くから離れてみる習慣を持ちましょう。





全体の流れ、つながりがもっと良くならないかを頭において、自分の周りの手元の仕事を見るようにしましょう。 「どうすればもっと・・・」 がドンドン見えてきます。



「肩書が付くと仕事はさらに面白い」





1人前社員は仕事が安心して任せられることがベースでした。何度も言いますが、予定の仕事を予定通りこなしてこそ会社は次の計画が立てられます。





でも、次の儲けを算段する時間をつくるためにはもっと儲けておかないとならないし、会社を取り巻く状況はドンドン変化するので 「予定の仕事」 もそれに合わせていかないと、予定通りの儲けが得られなくなったりします。





1人前レベルのもう一つ上の段階では、おおむね次のことが求められます。





①予定通りにプラスもっと儲けることを考える





②任せて安心な仕事の範囲がぐんと広くなる





お店によって違いはありますが、このレベルは権限がはっきりしない、でも部下が何人かいる、組織上の立場はハッキリしませんが、逆に言うと仕事を前向きにとらえれば、やりようによってはいろいろできる、やりがいのある面白いレベルと言えます。





つまり会社は役割のハッキリしない肩書を与えて、あなたのお手並みを拝見しているのです。





この立場を活かして前述の2つの期待を果たすには、自分が直接行う業務よりも全体の段取や計画、仕事の依頼や指示、それに仕事のチェックや確認にウエイトを置くことが必要となります。





言い換えれば、今までは自分の手元の仕事だけを見ていればよかった事が、少し目線を離して仕事のより全体を、より客観的に見る力が必要になってきます。