ウイルスバラエティ★アスピーは簡単に同調しない
今のBGM Kula Shaker - Govinda
続きです![]()
ようやく紙類の在庫が戻りつつあるようですね
しっかし、
too much is never enoughですよ。
日本のマスコミ、おかしいでしょ。
そんなTVばっか見てコロナコロナ騒いで、買い溜めに走るピープルも。
都内の体育館使えないとなったら、私みたいな素人はじめ、アスリートやボディビルダー、
パーソナルトレーナーたちは困り果てているだろうに。
いつも通ってるジムにはほぼ8割り方が
カタギじゃないだろうその鍛え方は!!
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という方々ばかりで、多分何らかのプロ。
鍛えてる女性達もほぼトレーナーが付いていて、ただのOLとかじゃないだろうと推測する。
死に物狂いで皆鍛えているから、大会に備えたりしてるのだろう。
というかそもそも大会さえ延期になっているかもしれないし、
パーソナルトレーナーなんかはそれで生活してるんだから、収入がゼロになってしまうではないか。
筋トレピープルたちのライフスタイルが打撃を受けている。
私なんか、若くないから2週間でもトレーニングサボればあっという間に筋肉貯金が失せていく。
どうしてくれる!!
筋トレしないと精神的にもくすぶるし![]()
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という訳でくすぶったまま月曜を迎えてしまった。
この経済損失はとてつもなく大きいだろう。
閉鎖せよとのお達しを出す政府も、そこんとこ考えたら如何なものか。
トイレットペーパが手に入らないと、飲食店とか美容室とか、スンゴイ困ると思う。
紙がないからトイレ使えません![]()
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とは言えないでしょうに。全くもって気の毒でしかない。
そもそも店に行くのも控えるとか、過剰反応しすぎ。
私がよく行くライブハウスは大抵チッサイからそんな事気にしてなさそうだけど、
それで食べているミュージシャンとか、ハコの方だって、どちらも不安だろうなあ。
そして私の勤務先の同僚。
この女性普段からキャーキャー喚いたり早とちりしてパニクったりする情緒不安定な人で、
突然走り出したり(オフィスですよ)、
ギャーーっ!!
と大声で悲鳴をあげたり、
この人はまた別の障害と思われます。
バタバタ動きっぱなし、喋りっぱなしで多動、
大きな音を出す、会話はトンチンカン、
仕事はミスばっかり。
コロナがいよいよ危ないと言われ出した2月下旬、
突如別の同僚Aさんに
「うつしていたらゴメン」
と謎のラインを送ったそうな。
驚いたAさんに次々とり付かれたようにライン。
「保菌者なの」「ほんとにゴメン」
同じ様な内容で何度も。
で、翌日会社に出てくると社長に、
「私保菌者だから今日帰ります」 ![]()
症状も一切なく、咳も出てない、熱も勿論ないのに、
私は保菌者
と言い張ってデスクやコピー機をウエットティシュで片っ端拭きまくって帰っていった。
テレビばっか見ていたら自分もかかってしまったと思い込んでしまったみたいだ...。
そして久々に出勤してきた彼女は見た目からして異様だった。
髪はボサボサ、起きたまんまな感じで、
服装も、着古したダボダボなパンツを腰にかろうじてぶら下がってる感じで穿き、野暮ったいセーターを来て、
明らかにいつもの彼女と違い、会社に出てくるようなファッションではなかった。
大丈夫ですかいっ??
そして神経質にウエットティッシュでそこらじゅうを拭く。
だから....あんたどこも悪くないどころかキレッキレじゃん!!
相変わらず衝動的にオフィスから飛び出していってるし。私よかパワーあるよねっ??
お父っつぁんから譲り受けたペンタックス
彼女は息子さんも障害があるらしく、彼女自身も何らかの発達障害らしい(にしか思えない)が、
そうじゃなくてもこういう騒ぐ人って一定数存在するんだろうし、
パニクってデマに踊らされて買占めとかするんだろう。
※注意※でも彼女はいい人なんです![]()
しかしそういうタイプの人は、恐らく普段から不摂生をしている自覚があるのだとも思う。
食事制限をしたり、普段から清潔整頓を心がけていたり、
管理が出来ている人間はそううろたえない。
健康グッズやサプリを謳われるままに衝動的に買いまくっては止めたり、
運動もせず、その割りには「最近胃がもたれちゃって」だの
「トシだから物忘れが多くて」とか、何でも年齢のせいにした様な愚痴を言い、
一方で添加物テンコ盛りのものを無制限に食べていたり、
自分の体の管理は何もしていない様な人が、
いざウイルスと言われると、かかるかも知れない、と怯えるのだろう。
自分の、体に対する怠慢という罪悪感が日頃からあるから、こういう事を聞くとパニックになるのだ。
取るべき対策は取り、後は出来るだけライフスタイルを変えずに、平常心でいる。それが健康なのではないだろうか。
因みに、視聴料取って毎日朝から晩までコロナのニュースばっか流している局があるが、金返せと言いたい。
震災の時も、津波の映像ばっか流して人々を震え上がらせ、当時は「震災バラエティ」と言われたが、今回もそうだ。
ネットの普及でテレビはつまんなくなって視聴者が減ってるから、こういう時にここぞとばかりに報道してるだけで、
視聴率が取れるからやっている、という事は少し考えればわかりそうだが。
こんな報道が多いからか分からないが、諸外国からは「アジア渡航を控える勧告」まで出ちゃっていて、
アジアと言えば日本だってヒトくくり。
5月にアルゼンチンから知人がやって来る予定だったのだが、見合わせなければならない事になりつつあるらしい。
そして、同じくそういうデマには全く動じない私の彼様。
アスピーはマイペース。
「みんながああだから、私も」という概念がはない。
ない、と言うか、分からない...![]()
彼の場合、人々が、マスコミが何を言おうと、まずは疑ってかかり、そこには必ず裏があると考え、冷静に受け止める。
世間の流行り物にも絶対に乗らない。
そこには常に、金儲けをする大きな力の意図が存在するからだ。
メンバー以外出禁!!の「東京アメリカンクラブ」![]()
彼は、肉魚さえも消え去った先週のスーパーの事を某snsで吐いていたが、
「いい加減にしろっ!!」 ![]()
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とたいそうお怒りでありました。
私と彼のこの「思想感」は合致する。
だから長年連れ添っているのだろうが、
たとえまたデマが流れ、人々の買占めが起きると予測しても、私たちは買占めには走らない。
手に入らない事になって困ろうが、買い占める、と言う自分の中でやりたくない行為
--人を扇動して面白がるヤツらの意のままになるという事---をは決して出来ないのである。
それがアスピーの頑固さなのだろう。
そういうブレない所、やっぱり好きだ!!
と惚れ直したのでした。
ウイルスバラエティ★アスペは順番が大事
今のBGM Dirty Shirley - "Here Comes The King"
世間は、ウイルスウイルスと大騒ぎ。
私だって、そりゃあ外出時はマスクは絶対。
でもそれは去年の11月くらいからで、
おととしインフルにかかって大変だったからだ。
そして2月くらいからは花粉症に備えなければならない。
という訳で うがいも手洗いも徹底してきたこの数ヶ月。
うがいとマスクの効果は思いのほか凄いらしく、
いつも風邪引いたりするのに、風邪の兆しのところですぐに治っている。
なのでコロナに対するこれ以上の対策は特には無い。
手もよく洗っているし。
そして私は外出を控える事は全くしないし買い溜めもしない。
昨日は氷雨のどんより日曜で、気分もドンヨリしていたものの、
こんな時だからこそ体を使ってスカッとしたい、と筋トレしにジムへ行った。
ジムは毎週末必ず行ってるんだが、先週はいつもの区民体育館が閉鎖されていた。ウイルス対策で。
マジかっ!!??
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ついにこんな所にも...。駐車代返せよっ!!
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急いで近くの他の体育館を探すと、開いている所があった。
そこもウチから近いし使用料も駐車代もいつもの所より安いではないか。
おお。こんな穴場があったとは。
ただしマッチョ率が低いのでモチベーションは上がらないが。
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でも、キレイだし、今度からここにしよう。
と、昨日車を入れようとしたら駐車場のおじ様が、
「トレーニング室休みだよ。」
「え!!??」
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またもや マジか....。
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3/15まで休館らしい。先週は開いていたのに。
そこは区民センターなので、図書館その他一体になっているのだが、
全部閉まっているらしく、じゃあ何の為に駐車場のおじさん居るの?
勤務先の向かいにある、市のコミュニティセンターもずっとクローズしてるし。
中で働いてる人とか、そのあいだお給料どうなるんだろ。
車を路肩に停めて、ほかに開いてないか数箇所に電話をするが、全滅。
区のお達しだからとな。
ならば区をまたげば開いてる所ありか??
いやいや、検索するも、隣接する区はどこも全面クローズ。
......。
どうしてくれる。
体鍛えられないじゃないの!!
ここに来る前にパン屋でパンを買ったが、それ以外は無駄足だった。
化粧して、スパッツ穿いて来たのに。
仕方ないから部屋に帰ってダンベル使ったりスクワットしたりしたが、
私の性格上部屋トレはスイッチが入んないのだ。
「ジム」という空間にいて初めて集中できる。
これも、環境にこだわるアスペルガー性かもしれない。
ジムがあり、スパッツを穿きスポブラを付け、タンクトップを着て、アンダーアーマーのスニーカーを穿く。
これから厳しく孤独な筋トレに挑む為の戦闘服であり、着替える間にも気分はハイになって行く。
そして大勢が汗を流している中へ入っていくと
カン、カン、というマシンの重りが落ちる音が響き、
時折、うおお...!!! という苦悩の叫びが聞こえる、その特別な場所へ。
褐色の男達が何か詰め込んだかの様に盛り上がった肩や腕に汗の玉を滑らせ、
ハアハアいう吐息で部屋全体の湿度が高くなっている様な、
そんな「鍛えるぞ!!」というストイックで前向きなエネルギーで満ちた、
神聖な場所ダッ!!
それらの全ての環境と順序が整って初めて、筋トレスイッチが入るのだ。
どんだけマニアックだっ....
だから部屋トレなんてつまんない~。
私の筋トレ歴は30年になるが、つまり私は筋トレが好きというよりも
ジムを使う事が好きなのだろう。
(書いてて今わかったし![]()
筋トレ中はほぼ頭の中が真白で、筋肉や関節や呼吸だけに集中している。
これが多分マインドフルネスとか言ってる例の方法と同じ事になるので、
だから筋トレの後は気持ちがいいのだろう。
これなしには、
一週間が終われねえじゃねえか。
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どうしてくれるよ。
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----続きます
アスペは役者よのう
いつも長いけど、今日は短い日記です。
アスペの演技力について。
天皇誕生日、彼とまたまたひと月ぶりのデート。
天気はいいが寒かった。
前にクグってあった古い建築物を見に行った。
写真で見るよりももっとデッカくて、それはそれは立派で美しいお屋敷だった。
何となく、イギリスっぽい。
と、見ると前庭もイングリッシュガーデンそのもの。
5月にはバラが咲いて、混みあうのかしら。さぞ美しかろう。
入場料は150円だが、建物の拝観料は更に800円取られるという、中々の上から目線だ。
まあ、保存に当てるのかもしれないが。
建物もすごい大きいが、バラ庭以外の庭も更にだだっ広く、
池や滝や倉庫や茶室まであり、
どんだけブルジョワだったのかと羨ましい限りだ。
池の周りにはバズーガ砲の如き望遠レンズをつけたカメラを構えるオジサマたちが何人もいて、一点を狙っていた。
その方を見やると、青い愛らしい小鳥が。瑠璃カケスって言うんだっけ?
生まれて初めて見た。こんな静かで木々の豊かな所だから生息できるんだろうか。
一通りぐるっと庭をめぐり、大きい倉庫の前で写真を撮る。
手前みそだが私たちは揃って、何かを創りだす力が豊かだ。
色々と「そこにはないもの」を頭の中で生み出すわけで、
つまり妄想力も豊かかもしれない。(笑)
何入ってたんだろうこの倉庫。
と私が言うと、
「高そうなウイスキーとかじゃない?」と彼。
私(気取ったお嬢風に)
「じいや。倉庫から一等いいワインを持ってきて頂戴」
彼(しとやかな女性風に)
「今夜は沢山のお客様がお見えだから、
沢山の葡萄酒が要るの」
私たちの会話はいつも大体こんな風だ。
短い芝居を即興でやるのだ。
私はそういうのが得意だが、彼もそれを受けて立つ男なのである。
そういう処も、彼を好きな一つの理由だ。
もう20年以上前に別れた当時の男も、こういう人だった。
小芝居を即興でやらせるととても上手で、魅入られるほどだった。
今の彼様と一緒で、声も顔もクルクルと変わる。
私はその元カレを20面相と呼んでいたが、今の彼様の事もしばしばそう呼ぶ。
本当に役者の様なんである。
しかし、そういう私もそうらしいのだ。
場面場面でいつもストーリーが思い浮かんでしまい、
その中の人物を演じずにはいられない、何というか『衝動』なのである。
そこには微塵の恥ずかしさもない。
なり切ってしまうのだ。
そしてその元カレは、もっとはっきりした、明らかなアスペルガーで、強烈な男だった。
ありとあらゆるアスペルガー症状をガチガチに集めて作ったような、
傑作と言っていい人。おいおい登場することになる。
今は亡き私の春子![]()
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人の話を聞けない、空気読めない、などと言われるアスだが、
それはそれとして、こういうクリエイティブな面は中々どうして定型発達の人々よりも高いと私は思う。
多分集中するとすごい素早さで演技に入っていくのだと思う。
役者は、だからアスが多いのだろう。
障害の中にはトゥレット症候群などもあるが、ちょっとそれに似ている気がしている。
とにかく、考えてやっているのではなく、思い浮かんだら言わずにいられない、
だから衝動なのだ。
そして今の彼様は、他にも色々とトゥレットがあるのだが、それだけで一話書けてしまうほどネタが多いので、それはまた別に書きたい。
それにしても、「葡萄酒」と来たか。お見それしました。
そんな語彙を使う彼が、好きなのだ。
て、そんな所で惚れ直す私もヘンなんだろうが、
こう書いていると、私が彼を好きなポイントは、
何かいちいち面白いっていう事であって、
普通女性が伴侶に選ぶ、寛容さだとか経済力だとか共感力だとか優しさではない事が分析できる。
そもそもアスピーを愛する女はそういうことなんだろう。
バラが咲くであろう庭に戻り、洋館を背に彼が私を撮ってくれる。
そして彼はデジカメの画面を見ながら、
「わあ。なんか海外旅行に来たみたい。」
と言ったのだった。
瞬間、キュン、
としてしまい、そんな事で嬉しくなって、
彼が好き、と心の中で思った。海外なんて一緒に行った事はないのだが。![]()
「お父様。今年の夏は、
いつ頃軽井沢の別荘に連れて行って下さるの?」
と、2階のテラスの白い手すりを見上げ、そこからバラの咲き誇る庭を見下ろしている自分を思って言う。
まだ続けるかい、私…。![]()
もう彼は乗ってくれずに、くすっと笑っていた。![]()
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隣人が聴こえない音を聴く世界
自分が「平均の人間」よりも広範囲の音域を聞き取っている事に気づいたのは、
結構子供の頃だった。
みんなも聴こえていると思っている事を、誰もが「聴こえないよ」と言ったりする事が多かったのだ。
大人になって私はこういう人たちの事を書いた「共感覚者の日常」という本で納得する事になる。
そこからは共感覚について調べた。
他にも、数字や音に色が見える(感じる?)、
味覚に形を感じる
など自分の事がズラズラと書いてあったのを見て本当に衝撃的だった。
日本では岩崎純一さんが著名だ。
私は彼の、「私には女性の排卵が見える」という本を買い、
非常に、なんと言うか『理解者を見つけた』と涙を流し、
失礼ながら長―――い感想文を送ったら、
丁寧に一つ一つ答える形の返信を送ってくれ、何度かやり取りさせて頂いた。
その内に、共感覚と発達障害が相通ずるものである事もわかっていき、今に至る。
そういう人種なんだ、とわかると、ずいぶん楽になるもんである。
子供の頃は、聴こえないものを聴こえるという私に、
「エー嘘つきー!!何も聞こえないのにーー!! ![]()
」
とか言う人が多かったりして、その内に散々いじめられる標的になっていた。
「私にだけ聴こえている」という状況は時と場合によっては少しつらいものがある。
今は割り切っているけれど、それでも誰とも分かち合えないのは何か淋しいものだ。
先日、職場で前から気になっていた金属製のドアの蝶つがいが
チイーとかピョーとか鳴るのが、いよいよひどくなって金切り音を上げるようになっていた。
このヘンテコな音は実は6年前、部署がここに移転してきた時からのもので、
古いドアが軋んでいる上に密閉性が高いので、
閉める時に空気を畳んで「ピョーーっ」という笛みたいな音が一緒に出るらしかった。
いい音じゃないが耐えられないほど不快なものでもないので放置していたのだが、
急に最近になってキキィィィィッという耳に障る音を出しはじめた。
3日くらい経って、耐えられずに事務所にあったクレ556を蝶番の全てに吹き付けたら、
1時間後には鳴らなくなった。すごいぞクレ556 ![]()
静かになってホッとした。
5年前から共にここで働く同僚に、その事を話しかけた。
「あそこのドア、前からピーピー鳴ってて、最近特にひどかったじゃない?」
と切り出したら、もうその時点で
「え?どのドアですか?」
「ほら、あの入り口から2番目のドア」
と言いかけて、
いつものパターンで誰にも聴こえてないってヤツでは...と気づき始める。![]()
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「え?あのドア?鳴ってたんですか?」
....。
ああそうか。聞こえてなかったのか...。![]()
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そしたら周りの女性たちも、みんな誰も聴こえてないという。![]()
私だけが、聴いていたという事がわかり、驚いたのだった。![]()
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こういう事は良くあるのだが、
でもあのドアの軋み音はとりわけ大きい音だった筈だ。
ドアからは30メートルは離れていて、その間に更にドアが2枚あっても聴こえていたのに。
しかも、今回はそんなに高周波数ではない筈だ。
あんな程度の、しかもデカイ音でも、みんなには聞こえないのかっっ???![]()
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とすると、私がいつも外に出ると人一倍疲労するのも改めて納得する。![]()
例えば私はねずみ除けマシンの音が聞こえる。
たまに玄関先に置いてあって、そばを通るとヂッ!!
て残酷な音・いや音というか、「波」を放って、
耳から刺さってきて脳を突き抜けるような痛みを感じる。
前に住んでいた近所にそれがあって、そこは絶対通らないように気をつけていた。
一緒に通った事のある私の彼は、何も聞こえないのだった。
その他、コインパーキングの入口。
センサーでもあるんでしょうね、ピィィィィン!!という、
音というよりやはり「電波」。
あと、自動ドア入口のセンサー音とか、
同僚が閉める金属製の引出しの軋み音、
頼むから油![]()
クレ556差してくれ。![]()
そして自転車ブレーキ音。
特にチャリのブレーキ音は、道行く人は平気で歩いているので
多分私にだけおかしな音域が届いてしまっているのだろう。
私は耳をふさいで路地に逃げ込み、
過ぎ去るまで待たなければならない。
ほか、ビルの清掃員が押す、掃除道具の入った手押し車の車輪の音。
その手押し車の音が、姿が見えずとも廊下の遠くから聴こえてくれば
私は耳をふさいで別の棟に逃げた。
あとは、外から聴こえてくる美しい鳥のさえずりが、私しか聴いていない事もある。![]()
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こうなるともう、同じ次元に生きているのに、まったく違う体験をしていることになる。
しかし大半は「聴こえない人」前提で、社会はそれを基準として造られているから、
聴こえる私のような人間にとっては
「何でこんな苦痛なように世の中をデザインするんだろう??」![]()
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と、拷問のようでしかないのだ。
こんな聴力あったって何の得にもならんどころか損でしかない。
耳も脳も痛い、不愉快な思いをして、
しかも誰にもわかってもらえないどころか変な人呼ばわりされるだけ。本当につらい。
だが、今回のこのドア音、最近になってひどくなった以前は
本当に別に「痛くない音」レベルだったのだ。
つまり、イタイ、というか苦痛に感じる音って、
自分がキャッチできる範囲の限界ギリギリ近い所なのだと思う。
低音も逆に恐怖心を呼ぶが、それも、キャッチできる低い音ギリギリに近いほどイヤな感じなんだろう。
つまり「聴こえる範囲の中間辺りの音なら身の危険はないけど、
それを著しく超えたら危ないかもよ」
という、生き物への信号として備わった機能なのだろう。
だから虫や鳥や犬や象や魚や、生き物の種によって音域が異なるんだろう。
あのドア音は私にとっては、ギリギリよりだいぶ下のレベルの音なので、特に痛さはなかった。
なのに、それもみんなには聴えていないという事がわかって、愕然としている。
私も確かに人間なのだが、
そんなわけでやはり多くの人とは「別の種」だと思い知るのである。
そういのもあって私は会社以外では必ず音楽を聴いている。
イヤホンをしてウオークマンは必須アイテム。
家でも結構な音量で音楽をかけているし、車中では大音量。
若かった頃は週末はクラブに入り浸った。
でっかいスピーカーから大音量で音楽が聞けるからだ。
それで1週間分脳に溜まった雑音のゴミを洗い流したのだった。
いい年してクラブにも足を運べず諦めている今は、
やはり溜まった疲れを掃除するのに手こずっている。
因みに、ケンブリッジのアスペルガーテストで私よりずっと高得点の彼氏様は、
私みたいな音は聞き取れない代わり、
テクノミュージックのシャカシャカいう高音と、
車のキーを抜き忘れた時のピーピーいう警告音を聞くと、
ヒステリーを起こします。![]()
私はそれはヘッチャラなので、
あのくらいの高さの音が、彼の限界辺りなのだろう、と推測しています。
そうすると視覚や味覚や触覚にも個体差と種による違いがあって当然なわけで、
私の見え方は人のそれとは違うのだろう。
トカゲや蝶が見ている花と、私が見ているそれは違う様に、
ウチのニャンコも、私には絶対聴こえない音を聴き、
見えない物を日々見ているんだろうなあ。
それを、自分が見えない聴こえないからって、
「そんな物あるわけないよ」
という人たちとは、私は交わらない。
シイタケを入れろっ!!(笑)
私は多分グレーソーンなので、定型とアスペルガーの特徴を両方持っているが、私はむしろすぐに謝る方である。
これについては、大変わかり易いブログを見つけたので興味のある方は読んでほしい。
http://blog.livedoor.jp/landscapefromme/archives/15259489.html
彼の場合、これの「萎縮して固まっている」が妥当だろう。
しかし、私の方も後で考えると、
「間違った事はしていないのに咎められた」と感じて怒っていた事に気づく。
そりゃそうなんだけど、
「あっ、そうなの?○○さんはいつもシイタケ拭いてるの?」
という風な反応も出来た筈なのである。
実はお互い様で、私は私で、自分のやった事は完璧だと信じている故、
そのやり方は最適ではないと言われてキレたのである。
なぜなら私は、彼に対して常に、その場に最適な言動、最適な選択をしようと考えているからだ。
アスペxアスペ カップル、あるある(笑)
更にこの後、"それ"は伝染した。
これを心理学で、先に言った「転移」とか「逆転移」とか言うらしく、
私は専門ではないしまだちゃんとわかっていないのでここでは簡単に書くが、
感情が相手に移り、移った物がまたこちらに還ってきたりする。
彼が、水の入ったコップを床にこぼしたのである。
あっ!! ![]()
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と彼は大慌てで布巾で拭いて、急いでそれを水道水で洗い、絞って、また急いで拭くのだが、
私は
ああ大丈夫だよ、布巾いっぱいあるから
と落ち着いて一緒に拭く。
彼はごめん!と謝っているが、
「いや全然大丈夫だよ。拭けば済む事だから」
この時彼は、さっきの自分の言動に対して謝っていたのだろう。
すると、5分ほど経った頃、またもや彼が調理台の上でコップをひっくりかえした。
「あ~もう何やってんだ、おんなじ事」
と言いながらまた必死に拭いているから気の毒になった。
私も勿論手伝って拭きながら、
「大丈夫だよ、うろたえなくても。拭けば済む事だから」と穏やかに言った。
しかし、この何かにぶつかる、落とす、こぼす、私は実は人よりとても多いと自覚している。
彼の方はどうだかわからないが、1点に過集中してしまうと自分の手元から意識がなくなってしまうのである。
これも、発達障害あるあるですね....。![]()
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しかしそんなこんなで蕎麦は湯で上がり、天ぷらを乗せ、
彼の作ってくれた年越しそばを無事食べるに至ったのである。(ヤレヤレ)![]()
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彼がテレビで見て真似してみたそれは、雑煮の様に具沢山だったが、
心なしかシイタケは少なめだった。![]()
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気が引けたのか?![]()
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しかし、料理番組を見て、
あっ、これ○○ちゃんと大晦日に食べよう、作ってあげよう、
と思ってくれた事が、とても嬉しくて、ありがたい事ではないか。
○○さん、作ってくれて有難う
とニッコリ言うと、
「何もしてないよ。ただ茹でて混ぜただけだよ」
と照れ隠しをする、いつもの様に。そんな彼がかわいくて、愛しい。
昨年と同じように、テレビで「孤独のグルメ」を見ながらああだこうだ言い、
カウントダウンを聞き終わると、「明けましておめでとうございます」と互いに頭を下げ、
昔とは違い放映時間の短くなった「ゆく年くる年」を見ながら、正月を迎えたのであった。
シイタケ事件☀その後
さて、前回からの続きなんですが...
どう反応「するべき」なのか、頭の中でぐるぐる考えるが、
怒りと悲しさの感情が理論的に模索する私の脳を凌駕していた。
「せっかく洗ったのに文句ばっかり」
と、感情は込めずに低い声で言うと、私は距離を取る為テレビを見に居間の方へ移動した。
怒りを露わにして叫んだりは私は決してしない。
こういう文句さえ滅多に言わない。多分3年に一度くらいだ。
なぜなら私は感情的な人間を見るのは大嫌いであり、
自分が大嫌いな状態になるのは耐えられないからだ。
若い頃は私は感情に任せて爆発する人間だった。
その行為は何も解決しないどころか尚更事態を悪化させ、後で自己嫌悪に陥るだけな事から、学んだのだ。
だから常に物事を論理的に考え、それに従って言動を決定するようにしている。
心理学博士たちが書いた、カウンセラーの為の教則本を私は何冊も持っている。
それは彼に対処する為、勉強する為に買ったものだ。
だが皮肉な事に、読み進むほどに自分に対処する為にもなっている事に気づき、
人の事は言えないんじゃないか、と自身の理解にもなる。
特に「転移」に特化した教えはしみじみ考えさせられる問題である。
例えば患者は、しばしばカウンセラーに敵意を向けたり、怒りや否定をぶつける。
ぶつけられたカウンセラーも、相手に対して怒りと否定感情を持つ、
サラッと言えばこういう事が転移だそうだ。
その時の対処はどうしたら良いか、というものである。
ここでの場合、
「なるほど。あなたの中では、
シイタケは拭くべき物であって
洗ってはいけないという訳ですね。
そして、私がそうしなかった事について、気分を害しているのでしょうか。」
と聞き返すのが、本の例にならえば適していたのだろう。
そうする事によって相手は冷静になり、自分が今どう感じているのかを見つめようと出来るという事だ。
つまり争いに発展するのを防ぐ。
だからこれは万人が日常で使えるとても賢い方法なのだ。
でもね、これが、プロのカウンセラーでも中々そうはいかないらしく、
何度も何度も経験を重ねなければ、咄嗟にはやっぱり先生でも怒りを感じてしまうという事だ。
しかしこれらの本のお陰で、私は滅多な事で負の感情を表さず、
彼が大概の言いたい事を言っても
"そうか。そういう風に感じたんだ。"
と寛容に受け止められる様になっている。(現在進行形)
数年前のように、私が混乱し、傷つき、彼の事が全く理解できず、
彼との間に容赦なく立ちはばかる鉄の壁をどうやっても乗り越えられない、
という24時間365日の苦しいジレンマ、
つまりカサンドラ状態からは脱したのだ。
しかしそれは同時に彼がつけ上がり私に甘ったれるという状態を作り出してもいる。
それはどうしようもない事で、この手の相手を好きになってしまい、
長く付合っていく覚悟を決めたのだから、自分は「うつわ」に徹すると自分に宣言した。
そもそも好きになった相手を変えたいという願望こそが火種なのだという事にも気づいた。
彼と一緒に居たいという事は、
誰が強要したのでもなく、私が自分で選択しているのである。
私のあれを受け入れてほしい、私のこれを理解してほしい、
私の....という渇望は脇に置いてそっとしておくのだ。
が、だからこそ、たまにこの様に私が言い返すという不測の事態は、
彼をビックリさせるという効果はあるらしい。![]()
彼は何も言わず黙って料理を続けるが、「しまった」と感じているのは空気で伝わってきた。
彼は決してシイタケを洗ったから気を悪くしたのではない事はわかっている。
ただ、「こうするべきだ」という事を言ったまでなのである。
それが余計だっちゅーの ![]()
確か映画「レインマン」の中でそんな様なシーンがあった。
○○は☓☓するべき。
と頑なに言い、そうじゃなくてもいいというのを受け入れられないというシーンが。
だからと言って彼がシイタケを料理する際に、洗わずに拭くとは思えない。
かつて料理人の時はそう教わり、拭いていたのだろう。
つまり彼も洗うであろうし、私も洗う。
だが、シイタケについての正しい使用法は、「拭く」事なので、
それを説明したまでだったのだろう。
まさに、レインマンのダスティン・ホフマンとトム・クルーズ状態。![]()
だけど、そのセリフは要らん事であって、
恋人を傷つけてしまったという結果には気づいたという訳だ。
彼は以前、昔の話をした事があり、
アメリカに住んでいた20代の時、ホームステイ先だったか勤め先だったか、
とにかく年配の知人女性が、彼にちょっとしたみやげ物をあげた。
みやげは何だったか忘れてしまったが、何か花の様な匂いのする物だ。
そしたら咄嗟に彼は、礼を言う前に
「わーこれ、トイレの芳香剤の匂いだ」
と言ってしまったらしい。![]()
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ぷっ。彼らしいね...。![]()
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その失言を吐いてしまった後、激しく後悔し自己嫌悪に陥ったと言う。
「俺、なんて失礼な事言っちゃったんだろう....って。」
25年くらい前の事だが未だに恥ずかしく思い返している様子だ。
それを聞いて私は、彼はなぜそれを私に語るのか考えた。
自分はそういう失言をしばしばやらかし、相手を不快にさせてしまうが、
学習できずに何度も繰り返してしまうという事の告白ではないのか。
つまり自覚があるという訳で、
私に対しても今まで数々の失言を行なってきた事をわかっていると言いたいのか。
なら、謝ればいいのにと考えるのが「普通の」人間だ。![]()
その女性にも、その時謝れなかったとしても
後からでも良いから謝罪すれば良かったのではないか。
だからいつまでも羞恥と自己嫌悪と自責の念を引きずると思うのだが。
もうひとつは、彼がそういう自分についての事を、私に語ったというのは
大変に喜ばしい事である。
「私に」どころか今まで誰にも語らなかったと思われる。
彼は私に自分の内面を知られまいと必死だったし、未だに恐れているところがある。
だから彼の周りには鉄壁がそびえ立ち、誰ひとり中へ入った事がなかった。
私はそれを一旦あきらめて退場したものの、
つまり一旦別れた事があるのだが、ふとしたきっかけでヨリを戻し、
暫くしてからその鉄壁には入り口がある事に気づいたのだ。
そして彼はついに私をそこから入れてくれるようになったと感じる。
それを、この話を聞いた時に実感した。
また同時に、「こんな俺だけどよろしく」と言うメッセージのようにも見えた。
私は普段から論理的思考で生きているので、
怒りが口から出る事があっても、この様に数分立てばまた冷静に戻る。
テレビを少し見た後、冷蔵庫に飲み物を取りに行き、
シンクに置いてあったコップを取る際何事もなかったように
「ちょっとごめんね」と普通に言うと、彼もホッとした様に、
「そば湯取っておく? 低糖質そばだから薄いけど」と言った。
少しだけ取っておこうという事になり、私はお玉でカップに注ぐ。
ところが手元が狂って何かにぶつかり、カップを倒してこぼしてしまった。
「あっごめん!! 」
彼と二人でこぼれたのを急いで拭く。
そこで私はようやく素直な気持ちに戻れたのか、
「ヤケドしなかった? 」と彼に聞いた。
彼は「うん、大丈夫だよ。この紙敷いてあったから拡がらなくて良かったね」
と私に気を遣った。
私はいつも調理台スペースに、要らない厚めの紙を敷き、
そこに切り落とした野菜の不要部分だの、汚れたヘラだのを置いてもいいようにしている。
料理が終ったら紙ごと捨ててしまえばいいので、トップがきれいなままで便利なのである。
ま、これもアスペルガーゆえの潔癖さなのだろうが...。
その紙のせいで、この様に液体をこぼしても吸い取ってくれるので便利です。![]()
しかし、彼が態度を柔和させたのはいいとして、いつもの事だが、
そんなに悪かったと思ったらなぜ謝らないのか。
偉そうに放言した後で、怒っている私にヘイコラと態度を変える方がみっともないとは思わないのか。
ごめん、変な事言ってしまった。と謝ればすっきりする筈なのに、
それをしないのは、謝る事は相手に服従してしまう事、という風にアスペルガーは考えるからだ、
と何度か見た事があるが、果たしてそうなのだろうか。
続きます
シイタケ事件
さて、大晦日の事である。
あっという間にひと月経ってしまったが...。
彼が部屋に来て、夕方近く、とある神社へ行った。
まだ年明けではないが、それとは関係なく、私たちは神社仏閣を散歩するのが好きなのだ。
私の好きな理由は、敷地内は明らかに空気が透き通っていて、
そこに入れば必ず神聖な気持ちになれる事だ。
また写真が趣味の私にとって、こういう場所は格好の撮影場所で、
撮りたい物はいくらでもあり、シャッターを切る人差し指がうずく。
彼の場合は、私ほどではないと彼は言っているものの、
行けば必ずお守りや鈴を買っているし、参拝の礼儀にはきっちり従う。
賽銭箱の前での私は、賽銭は気が向いたら投げるがこだわりはなく、礼の仕方も結構適当である。
心さえこもっていれば良いという考えだ。
対して彼は、手水をちゃんとして口もすすぎ、ピシッと姿勢を正してから二礼し、
厳かにゆっくり ぱん、ぱん、と手を打ち、真剣な面持ちで何かを祈り、一礼する。
この一連の仕草は、見ているとこちらが緊張してしまうほどの真面目さで、
偉そうでもあり、私もちゃんとしないと怒られそうな雰囲気を出している。
「儀式」「形式」が彼には幾つもあって、それはそれはクソ真面目にきっちりとやる。
そしてその流儀から外れる者を侮蔑する。
アスペあるある。![]()
そんなところ、私は好きだ。
そのあと近所のピザ屋で軽く、遅―い昼食を済ませ、年越そばの材料を買いにスーパーへ。
寒いからあったかいお蕎麦にしようね。
家に10割そばあったけど、念の為もうひと束買う?
あ、低糖質ソバあるよ、買ってみる?
天ぷら、どれにする?
こういう会話を出来るのは本当に幸せな事である。
彼も私も基本ひとりで過ごす事を好むが、同時に淋しがり屋でもある。
お互いが絆の固い家族に無縁だった事も手伝って、
こういった家族的行為=スーパーでお買い物、はとても望んでいた経験なのだ。
彼が、テレビの料理番組で、ちょっと工夫したそばの食べ方を見たらしく、
それを真似したいとこの前から言っていた。
彼は実は料理が上手い。
何と言っても料理屋でずっと働いていたのだから、何でも作る。
私も料理は得意だが、彼がアレンジしたいと言うのなら、私は補助するにとどまり、
シェフは彼の役目に任せる事にする。
さて、二人で台所に立ち、道具や材料を用意するのだが、
どうも居心地が良くないのはいつもの事だ。
彼がお湯を沸かしている間私が具を切る、とか分担だと楽しいし はかどると思うのだが、
彼にはそれが出来ない。
「協力」が出来ないのではない。「手分け」が出来ないのである。
湯を沸かし、ねぎを切り、そばを茹で、ざるを用意し....
など彼の中では一連の流れが決まっているので、
そこに別の人間が一部のパーツを分担する、というアレンジは利かないのだろう。
アスペが誰かと協力して作業をする事については、次のブログがわかりやすいと思う。
http://blog.livedoor.jp/landscapefromme/archives/5243683.html
その気持ちは良く分かる。私も元々はそういう人間だ。
仕事場でも、ルーティーンが決まっている
(というかガチガチに決めている
)ので、
手伝ってもらうという事に非常に抵抗を覚える。
しかし会社員でいる以上そうはいかないので、
長年かけて誰かに協力してもらう、という技を身に付けた。
今は難なく出来るのだが、本心は、誰にも手伝ってもらいたくない。
一人でやった方が楽なのである。
もし手伝ってもらうのなら、自分のやり方通りにキッチリやってもらえるのでなければ、
迷惑だから手を出さないでほしいのだ。
彼も同じように考えている筈だ。
ここは、そばにいていつでも協力できる態勢で待機しておく事にした方が
彼はやり易いのだと判断して、
「手伝う事あったら言ってね」
と伝えた。
シイタケを使用すると聞いていたので、前の日にシイタケ料理をしたついでに、蕎麦に使う分も洗っておいた。
「シイタケ洗っておいたから」
と言うと、間髪入れず彼の口から出た言葉は
「シイタケは洗うもんじゃない。拭くもんだ。」
...........。
私は凍りついた。![]()
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彼の優しさ
さて、彼の何が良くて付き合っているのか?
と感じざるを得ないような前回の日記だったが(笑)
特徴をかいつまむとそんな風になってしまうのだが、
勿論それを凌駕する、私にとっては外せない魅力を、彼は持っている。
それはとても「フツーの」男性では満たせない。
私は結構ないい歳だが一度も婚歴がない、つまり随分何人もの色んな男性がいた。
普通のヒトが多かったと思うが、いつも「普通でつまんないなあ」と感じていた。
そこで、その普通の彼氏からは決して得られない部分は別の場所―友達で満たしていた。
そうやって普通の彼氏に生まれる不満を解消し、普通の彼にはそこは求めないようにきっぱり分けていたのだった。
だから、普通だった彼氏たちは、彼らには決して見せなかった私の「変わった部分」は知らないだろう。
しかし、この歳になると、入籍するか否かはともかく、死を別つまで共に生きる相手がほしいし私には必要だ。
そしたら、普通の男性とはまともな意思疎通は出来るものの、
私が別途どうしても求めている部分を他の男性で満たす、という訳にも行かない。
それだと不倫になり兼ねないし、そもそもこの年代になるとそういう友達自体を確保するのも難しい。
という訳で、じゃあ私の「コア」であってフツー彼には期待できない事を諦めるよりは、
普段のコミュニケーションがおかしい時があろうが、コアを満たされている方を選ぶ、ということだ。
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さて、ライブまでまだ時間が随分ある。
彼はもちろん王将の餃子と唐揚げをお土産に持ってきていた。
メンバーズカードを貰うのにずいぶん通ってずいぶん食べたらしく、
この会わなかった2ヶ月ですっかり恰幅が良くなっていた。
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健康状態が悪くなっていなければよいのだが。
有難く餃子を食べ、キッチンに食器を片付けに立つと、彼がうしろから抱き付いてくる。
あ、やっぱりね。という感じ。
たいてい私がキッチンに立っていると、そうして来るから大概雰囲気でわかるんだよね。
それで少しイチャついた後、私を正面にくるりと翻して、久しぶりのキスをし、
そのまま私をヨイショッと持ち上げた。
持ち上がったと同時に私もすばやく彼の胴体に両脚を巻き付けると、そのままベッドへ運ばれた。
彼の太く逞しい腕が愛しい。
女で良かったと思う瞬間。
お姫様抱っことかね(笑)、好きよね女性は。
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で、毎回こうならいいのにね(笑)
もっとどんどん男性にそういうの実行していただきたいと思います。
さて、時間が来たのでそろそろと出かけ、会場に着くと早けっこうな行列が。
会場を待つ間彼と会話。
アスペは会話がどうの、というけれど、コツさえつかめば上手いこと相手と話す事が出来る。
と、まあこれは長年彼といて私なりに努力して身に付けた事だけれども。
その代わり、こちらが彼に関係のない所で起きた事なんかを彼に話して、
彼がそれに共感したり質問を返したりという事は期待してはいけない。(笑)
そこは、ほぼ失敗に終わる。
彼が一方的に話すのを聞いて、質問を返せばそれで会話は成立するのだ。
ふと彼が、「日野さんて漫画家知ってる?」
「知ってるよ」と私即答。
日野さんとは日野日出志さんの事である。
子供の頃とても好きだった漫画家で、
楳図かずおさん等の恐怖漫画がブームだった頃しばしば読んでいた。
楳図さんとはまた別の味わいを持った、
いや更に恐ろしい絵柄と内容を描く方であった。
特に、虫殺しにハマった小学生が、ある日自分も虫になってしまい人間に戻れなくなるヤツ。
トラウマになりそうな恐ろしさだよ。
人間の醜さ、愚かしさを描くすばらしい方です。
そういう処、日野日出志さんの話なんかを一緒に出来るところ。
そういう彼が好きなのだ。
漫画家の話かーい!!
て言われそうだけど、私も自称イラストレーターのハシクレで、
絵を描く事はライフワークだから、
好きな絵の事、画家の事をわかってくれるのはとても嬉しい。
しかも、マニアックじゃないか、日野日出志さんだなんて。
そういうものに対する感性が、彼ととても似ているのが心地いいのである。
このお笑いにしたってそうだ。
一切メジャーどころは出ないアンダーグラウンドなお笑いの人たち。
テレビに出ようとそもそも考えていない、つまり金を稼ごうという頭はない人たちだ。
一部テレビにしばしば出る人もいるが、今の時代とても公開放送で喋る事の出来ない内容で笑わせるのである。
そんなヘンテコなお笑いを一緒に見に行く私のような女を、彼は見つける事は難しいだろうと思う。
そう、私たちは最初、
"めったに理解される事の少ない趣味趣向を心から共感してくれる稀なパートナー"
として、お互い恋に落ちたんである。
会場に入り、私がチケット代を彼に渡そうとすると、案の定彼は
「いいよいいよ。クリスマスプレゼント。」
と照れくさそうに、わざとそっけないフリを装って言った。やっぱり気にしてるのね。可愛い。
「ホント?ありがとう。」と言うが返事はしない。
そう言えばこのお笑いを取りまとめている方も、サバン症候群ではないかなどと言われていて、
自分でも障害者だと言っていたりする。
ちょっとここでは割愛するが、まあ、彼が出ているネットテレビ、彼のお笑い芸人ぷりは唯一無二のものであり、
エジソンだとかアインシュタインだとか、ひとかどの天才だと思わせる。
知能指数はかなり高そうだ。
笑わせる、と言うよりも、ビックリさせ、感心させ、そして感服させる人物である。
ブラック企業に落ちてゆく、私の勤め先への失望と、
若いとはとっくに言えなくなっている年齢の自分の生活の不安から、
病気の猫の看病をしつつかなり陰鬱に、
それでも必死に沈まぬようにこの数ヶ月暮らしていたが、
久々に、心の底から笑う機会に恵まれた。
いつもは滑っている芸人さんも、この夜ばかりはなぜなのかとても面白かった。
狭い会場は始めての立ち見が出るほどの大人気っぷりで、
見知らぬ者同士が笑う一体感に高揚したのだった。
私はアスペ系の家に生まれたが、"私に限って"共感力に関してはめちゃめちゃ高い。人の心を読む。
相手が感じている感情がそのまま私の脳をのっとってしまう事がよくあるくらいなのだ。
だから私は結構他人に振り回されてヘトヘトになってしまう。
アスペは共感できない、と言うのは実に平たく切り取った言い方で、実はそうではない。
吉濱さんという方のyoutubeやブログを読んでいるが、
https://blog.yoshihama-tsutomu.com/pdd/5838
この方の仰るのが知っている限りでは最も的を得ていると思う。
診断と治療する側の医療従事者は将来もっとその辺りわかってもらえたらな、と思う。
しかし12/29、まさに笑い納めである。
取りまとめ役サバン症候群疑惑の彼が、
「それでは皆さん良いお歳をー!!有難うございます!!」
と大声で叫んで、お笑いライブは終わった。
楽しかったね、あの人凄かったね、○○さんはいつも通り裏切らないよね、などと話しながら電車で私の部屋に帰る。
嬉しい。
こんな楽しい世界を私に教えてくれて、いつも連れて来てくれる彼に、心から感謝。彼を愛している、と噛みしめた。
帰りにスーパーに寄り、半額になった物とか、お正月の物を少し買う。
それも、いいからいいからと全部払ってくれた。
そして寒くて暗い夜道を二人で帰る。
しばしば定型発達の男性とはまったく違う言動をし、こちらを驚かせ固まらせてしまう貴方だけど、
貴方なりに一生懸命に私を楽しませ、貴方なりに気を使ってくれる、それで私は充分だと思う。
年末に一人じゃなくて、こうやって一緒に帰る人がいて、それが貴方で、とても幸せ。
アスペあるある☆不潔恐怖
実は、私が彼の様な人に惹かれるというか、
「とてつもなく無条件に共感する」のは、
自分の概念が彼のそれとほぼ重なるからなのです。
そしてそれは私の母親方の親族全体にも言える。
他人の脳の中まで射抜くかのような鋭い目つき、![]()
威圧を感じさせる、じっとして胸を張っている様、
曖昧な発言はせずにきっぱり言い切る態度、
何もかも、私が持っているそれと合致する。
http://www.sh.rim.or.jp/~misshie/aspe.htm
私はずっと、周りの多くの人たちと脳の構造が根本的に違う、と自覚してきた。
どこへ行っても誰からも「変わってる」と言われ、
今でも、一応会社勤めはしているが、
自分以外全部が別な生き物に思えている。
特に日本人に対してそう感じる。
要するに、私もアスペの傾向がある。
グレーゾーンと言うそうだ。
私はそれが生きずらかった為、成長しながら都度自分に矯正をかけてきたので、
何とかこうしているのだが、
それでもふとした時に『地』がばれてしまい、
人間関係でトラブルになることがある。
10代の頃などは、もっとはっきりアスペルガーだったと振り返る。
またまた前置きが長くなったが、
私は何でも整然と理論的に物を並べないとイライラする。
それで、せっかくだからキッチンを公開する。![]()
私は物を磨くことがとても好きなので、
リフォーム後この部屋に入居して5年になるが、キッチンはピカピカだ。![]()
ガスレンジの中の方とかは恐ろしい事になっていそうだけど、![]()
とにかく使っていないときは水滴一滴もない。
拭く。拭く。そして拭く。
というわけでキッチンには換えの乾いたふきんが何枚も要る。
毎日洗濯するのはほぼふきんの山だと思う。
その収納だけど、吊り戸棚の中に、100均でよく売ってるこんなアミアミのボックス。
これにふきんをクルクルと巻いて棒状にして縦に詰めてある。
少しでも濡れたふきんを放置するのは
私にとってはとても不潔な許せない事なので、濡れたら換える。
濡れてしまったふきんは物干し竿に掛けるか、
天気のいい時は日当たり抜群の窓の防護棒に掛けて、
完全に乾かして雑菌が発生しないようにしておいてから、洗濯する。
発達障害系には不潔か清潔かの二極が多いと聞くが、私はこっちの方みたいだ。
というか、脅迫的に無菌に近い状態にしないと次の作業が出来ない。
不潔恐怖というやつらしい。
色んな会社に行ったが、
私以上に清潔に給湯室を使う人間を見た事がなかったので、
相当自分が「違う」のだとは、自覚していたが。
因みに今の彼は、真逆だけどね(笑)
使い終わったガス台をピカピカに磨いている私を見て、
『そんなとこ、俺拭いたことないなあ..』と感心して言っていたっけ。
ええ、彼の家の台所は、何かスゴイ事になっていたと思ったけど、
怖いから見ないようにしていた。![]()
この辺りが、私と彼が仲良くしながらも結婚していない理由かもしれない。
私は別に自分と同じようなやり方をしてくれないからって
相手を責めたり ああしろこうしろとは一切言わない。
人それぞれでいいと思っているからだ。
が、彼の方は何だか居心地よくないかもしれないという可能性はあるだろう。
つー事で、この収納はお勧めです
お歳暮とワイロ
私の彼はアスペである、ほぼ。
診断受けてないから決定打はないものの、何もかもがそっちなんである。
長い間苦しんで、今も楽ではないけれども、
彼は彼なりに私を好きで、私も彼が好きである。
そしたら、何とか折り合いをつけるしかないのだ。
というとネガティブに聞こえるが、無理しているわけではない。
いや、無理が、もう日常になってしまい楽しみでさえあるのかもしれない。
私のにゃんこです。よろちくにゃ。
前置きはともかく、実際の日常を綴っていきたいと思う。
綴ることで、私自身見えてくるものがある筈だ。
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今のBGM Scopions – still loving you ![]()
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12/29、彼が部屋を訪ねてきた。
インディーズのお笑いライブを二人で見に行くのだ。
彼は、「クリスマスプレゼント」と言い
白い袋をテーブルの上にドン!と置いた。
「俺の金を掛け…じゃなくて、体を掛けてゲットした物だから。」
「体??」
私はこの時点で期待はほぼしていない。
なぜなら、付き合って5年以上になるが、
クリスマスプレゼントをくれたのは昨年が初めて。
それまでは、クリスマスなんてクダラねえだの何だの、
最初から釘を刺されていたので、
ならばこっちも何も用意しなくていいからいいか、
と思ってまったくスルーしていたのである。
私を愛していないのか…と最初の数年は悩んだが、まあそれは置いておく。
今年は、彼は買おうか迷っているだろう、と推測していた。
なぜなら、実は彼と会うのは2ヶ月ぶりで、
私が転職活動に専念する為に、彼と会うのを禁じていたのである。
その間メールのやり取りも確か3回くらい。
私たちはラインはしていないし、
私は用のある時以外メールをしないし彼からも来ない。
なので実質お互いを信じているしかないわけで、
私の方は彼との絆を実感しているので、
最初の内は寂しかったが、段々何とも思わなくなっていた。
むしろ楽に日々を過ごせたし、
そっとしておいてくれる彼に感謝をしていた。
一方の彼は相当不安だったようで、
前日の、何時に会うか決める彼からのメールに、
私は用があり半日くらい返信できずにいたら、
「メール届いてる?」と追伸がきた。
私が遠のいたのでは、と彼が思う時、
すなわち自分が愛されていると確信できない時、
彼も私への努力を迷う。
自分が傷つきたくないための防御に入る。
それは誰でもそういう処があるのだろうが、
彼の場合は相当激しい。
仕舞いには自分の気持ちを殺すのだ。
そこの所は、アスペというのではなく、彼の育った環境にあるのだろう。
その白い袋の中は重たい箱だった。
「ああ、あれだ」
と、私はすぐに何かわかった。
彼はニコニコしている。
餃子の王将の景品の目覚まし時計である。![]()
通いまくってスタンプを溜め、メンバーズカードをゲット、それの景品。
「俺の分と2個ゲットしたから!」
と嬉しそうである。
もらったとは聞いていたけど、
あ、そう。![]()
私に万が一フラレタ時のリスクを考えて、
お金は出さずに、だけど何か渡したいから貰い物にしたって処よね。
これを読んでいる方は、
ありえねえ!!
って思うだろうけど、
アスペとか、何かそっち系の障害のある男性と付合っていく覚悟とは、
こういう事なんだと思う。
私はこの時計に別に納得しただけである。![]()
傷ついたりショックを受けたり唖然としたりは、
もうとっくの前に乗り越えてきた感情だ。
コーヒーを淹れたりなんだりして少し話した後
「私からも」と言い用意していたプレゼントを渡す。
「なにこれ?」
クリスマス…と口が開きかけたが、それでは彼のメンツが立たない。
女は買い物をしているのに彼は景品、では居心地が良くないだろうと思い、
「お歳暮」と言って笑った。
「お世話になったから」
そしたら
「お歳暮? ワイロ?」
と言った。ニコニコして。![]()
凄いでしょう、この空気の読めなさっプリ。![]()
「知ってる?寅さんの第○○話の中で、
○○がお歳暮の話したら、寅さんが
『お歳暮?何だワイロの事か。』って言うんだよね。
はっはっはっ」![]()
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どうですかコレ。強烈でしょう。![]()
彼に悪気はないんです。
彼は熱烈な寅さんマニアで、台詞とかほぼ全部覚えていて、
一日に何度も寅さんはこう言った、と言うの。
でも、人がプレゼント渡してるのに「ワイロ」って笑うのは、
あまりにKYじゃないのかい、お兄さんよ。![]()
しかし、こんな事で私はビックリはしないよ今更。![]()
彼は、私に贈り物もらって自分は王将の時計だったと言う事が恥かしくて、
照れ隠しをしているという事も私はわかるから、
静かに
「私のは、わいろ性はないよ」と言ってただ微笑んだ。
そしたら「うん。ありがとう」
と包みを開ける。
転職中の私には高いものは買えないので、
値段が言えない位かなりお得に買ったものだけど、
品物はとても良い。スエードの手袋。
飾りとかがお洒落で、あったかそうだ。
彼はすぐに手にはめてみて、
「あっ、これ凄くいい。大きさもピッタリで、あったかい。
手袋欲しいと思ってたんだよね。物もいいじゃない!
どうも有り難う!」
ワイロってどういう事よっ!!てブチ切れていたらこうはならない。
彼の「傾向」というものをしっかり把握している今だから出来る事だけど、
まあ、正直疲れますけどね・・・.。
いいんです。彼が喜ぶのなら。
続きます。![]()
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