前回の続きです
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※2年以上前の出産について書いています
保育器の中には
たくさんの管に繋がれた次男がいました
鼻は酸素マスクで覆われ
酸素マスクを固定するためのゴムや
帽子で顔はあまり見えません
体には心電図モニターの電極が貼られ
手には点滴
NICUで様子を見る
という小児科医の言葉を
言葉通りに受け止めていた私には
衝撃的な姿でした
抱っこなんてできるわけもなく
ただただ
保育器の中にいる次男を眺めていました
ショックは受けていたけれど
スピード出産&睡眠もとったのでわりと元気
私にできることは何もないけど
ずっとここで次男のことを見ていたいと思いました
しかし
看「大丈夫
やっぱり出産直後でしんどいよね
ちょっと顔色悪いから病室戻ろうか」
私「いや、全然大丈夫ですよ
私もとから貧血気味で
いつも顔色悪いんです」
看護「でもすっごく顔色悪いよ
ちょっと休もうか」
強制的に病室に戻されました
相当顔色悪かったみたいです・・・
(私にとってはいつものことなんですが)
しょうがないので
夜の面会に向けてゆっくり休みました
そして夜、面会に行くと
1冊のノートがありました
看「これから赤ちゃんの様子を
毎日このノートに書いていくので
面会の時に読んでくださいね」
そのノートには
すでに次男の写真が貼られ
シールやマスキングテープで
かわいくデコレーションされていました
そして
「たくさんの器具をつけられて
裸で保育器の中にいるのを見ると
とてもかわいそうに思われる
かもしれませんが、
今の赤ちゃんにとって
どれも大切なものなので
あたたかく見守ってあげてください」
というメッセージがありました
そのとおりだ
お昼はショックを受けてしまったけれど
全部次男にとって大切なものなんだ
このメッセージに本当に救われました
そしてこのノートが
私の一生の宝物になると確信しました
顔はほとんど隠れて見えない
ずっと同じ角度からしか見れない
けど
今の次男をたくさん写真に収めよう
そう思って写真を撮っていると
看「〇〇先生(小児科医)から
お話があるのでこちらへ来てください」
別室に呼ばれました
続きます