前回の続きです
最初から読む場合はこちら
あまりの痛みに
ナースコールを押しました
看「どうしました~」
私「いま・・・ものすごい痛みが・・・」
看「ちょっと子宮口見ますね~
あっ
もう8cm開いてますね
もうすぐですね」
まじか
ほんとに進みが早かった
分娩台の上に乗っててよかった
こんな激しい痛みじゃ歩けなかった
と思っていると痛みは引いていき
再び激しい痛みが来たのは15分後
その後も激しい痛みはあるものの
痛みの間隔はずっと15分・・・
ほんとにもうすぐなの
と思いながらも
痛みがあると看護師さんが
腰をさすってくれるし
このときは平日の午前中
心配していた
人手不足の時間帯での出産は
避けられそう
という安心感があり
痛みのない時間は
看護師さんとの雑談で
盛り上がっておりました
痛みの間隔が15分のまま
1時間半が経過・・・
再び激しい痛みと
突然のいきみたい感覚
思わず
私「めっちゃいきみたいです~
いきんでいいですか」
看「待って待って
あっ
子宮口全開だね
でもいきまないでね
いきまなくても生まれるからね」
私「わかりました・・・・」
いきみたいのをひたすら我慢していると
分娩体制に入るため
看護師さんたちがバタバタ
担当医も現れ
看護師さんたちも集まってきて
NICUっぽい保育器もある・・・
ってことはあそこにいる
看護師さんたちは
NICUの方たちだろうな・・・
あれ
学生さんっぽい方たちもいる
看護学生さん
そういえばさっき
見学させてもらうかもって言ってたな・・・
分娩の準備ができたようで
看「もう少し体をこっちに
動かして~
もう生まれるからね」
と言われ
体勢を整えて目を開けると
なんだこの人だかり
産婦人科の担当医
小児科医
産婦人科の看護師 5人
NICUの看護師 5人
看護学生 3人
総勢15人に囲まれていました
人手少ないのは嫌だったけど~
さすがに多すぎ~
と思ってしまい
一瞬、痛みが遠のきました
ですが
私にはずっと心に決めていたことがありました
それは
速攻で産む
ということ
出産で
私がしんどいのは当たり前だけど
あんな狭い産道から出てくる
おなかの子の方が
何倍もしんどい
しかも心臓に病気を持って生まれてくる
少しでもしんどい時間を
短くしてあげないと
心臓に負担がかかってしまう
その気持ちだけでいきみました
~1回目~
医「上手上手
その感じでもう1回」
~2回目~
医「生まれましたよ~」
えっ
もう
次男
速攻で生まれました
続きます