オライリーから出ている Effective シリーズの Python 版です。個人的に
Python は言語としてはダメダメだと思っているのですが、どうせ書くなら
いいプログラムを書きたいということで読んでみました。
ほかの多くの言語ではある目的を達成するための書き方がいくつもあり、
それぞれの効率がかなり異なることが多いのでこの Effective シリーズが
役立ちます。Python ではそもそも多様な書き方を許容しない設計なので
どれだけ効果があるかは疑問でしたが、メタクラスのあたりは結構役に
立ちました。さすがに Ruby ほどは整理されていませんが、まあまあ使え
そうです。それ以外では普通のことしか書かれていませんでした。
Pythonic や PEP8 とかに従えとありますが、聖典をありがたがる信者の
ようでああはなりたくないんだけどなあ。「~~という理由で~~となって
いる」と書いてあっても正直納得いかないことが多いし。女神転生でいう
ところのロウ属性のような押しつけがましさを感じます。
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