延命寺から次の札所迄の、3.4Kmの遍路道を行く。
続く。からです。
、、、大師のこうした事績、素晴らしい感性、並外れた文章力が、
私たちに何をお示ししてくれたのであろうか。
私たち一人ひとりが目覚め、悟るにはどうしたらよいのか。
大師は、その根本となる考え方を、懇切巧みに説き、より広く
より深く究めることを勧めている。
以下、その要点となる九項目と、坂井探空師が掲げられた「五信条」
について要約してみる。
七、因・根・究竟(三句の義) 「菩提心を因とし、大悲を根となし、
方便を究竟となす。これ行者の用心なり」(『秘蔵記』)と大師は
説かれている。「六、如実知自心=自分の生命とは何か」が最初の
きっかけとなり、自心(菩提心)の根底にある生命の輝き(大悲)に
動かされ、一の教えではなく、機に応じた(方便)いろいろな教えに
よって、悟り(究竟)に至ることができる。
八、即身成仏、、、、。(次回に。)
(四国八十八ヶ所霊場会 先達経典より)
誰しも、心に、仏様の種を持つという。
種の中には、、宇宙の命が備わっている。
土の上に落ちる種、、水を得て、芽が出て、
大地から栄養を得て、陽を浴び、大自然の恩恵を受けて育つ。
青春、、花や実を残し、次につなぐ。
何を得て、何を学ぶのか。
何を成すのか。
風の吹く方に、、心の向くままに歩こう。
自分らしく、あなたらしく、、。
一段高いところに、安置された仏様方
左に三体
右に、お遍路さんの墓石と思われる。
享保年間のお地蔵様
施主 矢田邑 襌哲
優しいお顔
左 へんろみち
令和になっても、導いてくださっている。
上部欠損の仏様
道の脇で、見続けてくださっている。
こちらは、墓石
お遍路さんだと思われる。
誰しも、人生をかけて生きている。
命の火を灯して、この道を歩いたんだ、、、、、
南無大師遍照金剛 m(_ _)m
なぜ、この世に生まれてきたのだろう。
人として、生まれてくるのは、、本当に稀で、、、、、
素晴らしい事だと聞いている。
しかし、苦しみ、大変な人生もあるという。
生れて、生きて、、また生まれるのだろうか、
次は、、人だろうか、、心の汚れた僕は、、、、、難しいだろう。
それでも、望みをもって生きたい。
お大師様に会いたい。
お釈迦様に会いたい。
仏様、、神様に、、会いたい。
お手伝いをしたい。
道の角に、祈り続けながら、、今も。
手を合わせ、、
『別宮札所』
行先を教えてくださる。
行かなければいけないのか、、
、、、、、、、行くと、どうなるのか。
目線を上に上げる。
電柱に、へんろみち保存協力会の矢印シール
赤い矢印。
宮崎先生、、、ここを行くのですね。
先生の目指した世界は、、どんな世界だったのだろう。
ここにも、、墓石
お遍路さんだったのだろう。
倒れてしまった事は、辛い人生だっただろう、、
優しいこの地の人々にみとられての、人生の最期の時があったんだ。
手を合わす。
ここも、、いつもの道も、、
人生の遍路道
僕も、いつか倒れることもあるだろう。
心の中の、仏様の種を、咲かせて、、、
実らせることが出来たらいいな。
何かを遺したい。
道々に、教えや、ヒントがある。
『花』
そう、、花を咲かそう。
自分らしく、輝こう。
生まれてきたんだ、、輝いて、何かのために、、役に立ちたい。
こんな自分が、歩いたって、何にもならない。
でも、この道が残ることで、、、
きっと、何かを成し遂げる人が、、、必ず出るだろう。
この道は、命の道。
お大師様が、教えてくださる、、天地宇宙の教えの道。
有難い、、歩かせてもらえる。
歩くんだ。
今は、、種かも、、
芽吹いたら、、きっと育つ。
周りの緑が、教えてくれている。
振り返る、、蟻のように、亀のように、歩いている。
それでも、一歩は一歩。
先に、進んでいる。
ポールに、へんろみち保存協力会の矢印シールもある。
さぁ行こう。
見覚えのある、階段。
↓2008年12月の写真
↓2008年12月の写真
↓2016年3月
繰り返す、、、何を学んだのか。
木の枝に、木札
命の道
『遍路道』
行くんだろう?
続く。