令和5年 2月7日(23)弱い僕 | お遍路 の記憶

お遍路 の記憶

大好きな四国八十八ヶ所参りの、写真や日記を整理していきます。

実際に、歩いている時に思った事と、

今、、書いている時に思う事は違う、、、。

 

今の思い、、

沢山の写真を残していて、、良かったな、、

順に見ながら、今も、遍路ができる。

パソコンの画面を見つめ、、祈りながら、「心」が歩く

生き生きした山の緑の命

なんて、優しく語りかけてくださるんだろう、、

葉の一枚一枚が、、

僕の命に、関わってくれていた、、

この時、そこにいた。

共に生きている。

いや、、命の、、命を与えてくれていた。

続く。からです。

真念法師様は、八丁坂をのぼる道を示し、岩屋寺を下って、川沿い

を行き古岩屋への道を示してくださっています。

道の歩き易さから言えば、逆の方が良かったと思う。

以前、逆に、川沿いを古岩屋から、岩屋寺にのぼり、八丁坂を下った

ことがあるが、歩くには、楽で、良かった。

同じような事は、他所でもある。

が、楽に歩くことだけが、良いわけでもない。

、、、困難な方には、逆を進めるが。。

ハイキングコースなら、、気楽に歩けるだろう。

もちろん、お遍路も、誰でも、ウエルカムだ。

ただし、、ここは、巡礼の道。

 

山中、、諸霊に失礼にならないように、、歩きたい。

、、、いつもではないが。

時に、鈍感な僕でも、何かを感じることがある。

あまりに怖くて、鈴を鳴らし続けたこともある。

お不動様の御真言を唱えて歩くこともある。

 

病で歩き、、倒れた方もいたかもしれない。

飢えて、倒れた方もいたかもしれない。

動物さんかもしれない、、木々や自然の命の言葉かもしれない。

 

 

今も、、現代でも、亡くなられるお遍路さんはいる。

知らないで、その道を行くこともある。

 

山に入る時は、特に、、注意する、、

というか、気合が入る。

 

難しいことはない。

ここは巡礼地であることがわかれば、どう行えば良いか

わかる。

大切な人の家や、寺や神社に入るのに、失礼なことはしないだろう、、。

「岩屋の植物」

岩屋には、四季を色どるカエデ類、ホウノキ、ケンポナシ、クロモジ

などの木本の植物が多く自生しています。特に、岩肌には、イワヒハ、

イワレンゲ、セッコク、シノブ、イワギリソウなどが着生し、湿地には

クジャクシダ、イワヤシダ、ヤブソテツ、イワガネゼンマイを見ることが

できます。

と書かれています。

植物を知って、歩くのも、楽しいだろうな。

白い札、、文字が消えかけている。

「遍照金剛」

お大師様のこと

恵果阿闍梨より授かった御名前

大師様と共に歩いているんだな、、

お大師様の分身ともいわれる、金剛杖。

お遍路さんは、大師様と一緒に歩くんだ。

「同行二人」

「山河草木 悉有仏性」

ありとあらゆるものに、、仏性があり

ありとあらゆるものが、、仏となれる。

もちろん、あなたも、僕も。

足元に、、渦巻き目

渦巻きのキノコさんだね

木々は、倒れた後、キノコさんや、虫、小さな命に、自らの身体を

与える。

命は循環する。

さっきの、、くるくるキノコさん

いっぱい

お地蔵様、、、が静かに、、そこに、、

山中に、、静かに祈る仏様。

僕も、祈らせていただく。

この先、、歩き続ければ、岩屋寺に向かうことは知っている。

知ってはいるが、岩屋寺に向かって、、どうしたいのか

この、長い道、、

自らの気持ちを、維持し続けることが、大変だ。

挫けそうになる。

何度も挫けそうになる。

 

祈ったばかりでも、、次の瞬間、、もう忘れている。

その、、気持ち

その、、、感じたことを。

なんの、、、こんなところで、、

諦めてたまるか!!

倒れた木々も、越えて行くんだ。

今までも、、自分なりに、一生懸命に生きて来たじゃないか。

人から見たら、たいしたことない自分だ。

でも、、生きて来たんだ。

心の中、、行って戻って、、

問答を繰り返す。

、、、、、愚か者の問答。

 

登って、、下って、、

道のように、、心も、、

あ~、、、苦しい。

しんどい、、、。

「このままでは、ただの耐久レース」と教えていただいたが、

まさにそうだ。

乗り越えることが必要なんだ。

この先に、、あと一歩、、、

行けば、、行けば、、わかるんだ。

ここで、終わったら、、何があるというんだ。

お、、お地蔵様( ;∀;)

しんどいです、、苦しいです、、

僕は、自分がわかりません

何もわかっていません

 

何故、、みんな、、遍路に来るのでしょう、、

僕も、、何故、、遍路に行こうと思ったのでしょう、、。

あぁ、、、かっこ悪い

「、、、やめてもいいんだよ」

「もう、、帰りなよ」

「同じお金を使って、遊びに行こうよ」

 

いろんな声が聞こえる。

(@_@。

泣く、、、

何をしているんだ、、

そんなに、、簡単に、挫けるのか?

 

、、、だって、、しんどい、、辛い、、。

行くの?帰るの?

義務でしているの?やりたくてしているの?

どうしたいの?

 

「自由に楽しく生きています」が、決断じゃなかったの??

目を開こう、、耳を澄まそう、、

立ち止ろう、、、。

急いでしまっている。慌ててしまっている。

 

感じよう、、

寒いけど、、天気じゃないか

優しい風に、緑の香り、、

木々の囁きに癒されている自分、、、。

 

大好きな四国の地にいる。

ここに、溶け込もう。

白い布が掛けられていた。

お遍路の導きの印だ。

 

お遍路が素晴らしいことを知っているじゃないか。

もう、、知っているじゃないか。

だから、、来ているんだろう?

 

ゴールが目的なのか?

今の一歩が目的なのか?

何を目指し、何を求めているんだ。

自分は、どうなりたいのか。

どうしたいのか。

行く。

決めたんだ。

行くって決めたんだ。

しんどくても、挫けても。

それでも行くんだ。

決めたんだ。

続く。