シーンと静かな時を過ごした。
季節によって違う景色だろう、、。
続く。からです。
私財を費やして、久万高原の用水路を造られた、江戸時代の商人
山之内仰西によって、この峠道も拓かれたという、、。
人々のために生きた山之内仰西
明治時代に、国道ができるまで、大切な生活の道だったという。
そこを歩かせてもらっている。
山之内仰西が生きていた、元和ー元禄の時代の前の修行者は、どんな
道を下って行ったのだろう。
仰西翁の生きた時代は、徳川秀忠・家光や綱吉が将軍様だったんだ。
そんな昔の話なんだ、、
標高720mから下って行く。
心に秘めた思いを握りしめて、、大師様の跡を往く
木々に示された、先人の導き
遍路をする人が、難儀しないように尽力された「宮崎建樹先生」
へんろみち保存協力会を立ち上げられ、地図・解説書・案内の札や
シールなど作ってくださった。
先生の住んでおられた松山は、この峠を降りたところだ。
優しい日差し。
足元に注意しながら一歩をすすめる
「曲点」と示されている。
お遍路、、自分に向き合う。
お遍路、、大師様に祈る。
呼吸し、身体を動かす。
僕の速さで、、
そう、心も体も、自分の速さで、、
どこに進む、、
何を思う、、
迷わぬように、、導きが続く、、
迷っても、前を見れば、きっと導きがある。
わからなくなったら、、戻ってもいい。
岩をも抱え込み、生きる強さ。
こんな生き方もある。
大自然は、いろんなことを教えてくださる。
山には、いろんな命が溢れている。
ここにも、へんろみち保存協力会の札。
ありがとうございます。
m(_ _)m
小さな動物の足跡
うさちゃんかな、、
僕も、足跡を残して歩く。
自然から与えられた水を飲み、
自然から与えられた空気を吸う。
太陽の光を浴び、
足を前に出す。
この宇宙の中、この地球の、、伊予の国の山の中
いっぱいの恵みを受けて、今、、ここにある。
僕に、何ができるのだろう。
何をしなければならないだろう。
、、、しなければならない事なんて無いのかもしれない。
何をしたいのか見つけることだ。
歩くんだ、、この呼吸に、、この鼓動に、、
ひとつひとつに祈りを込めて。
立ち止る。
木々と雪、、、静かな世界。
僕は、、、何をしているんだろう。
進んだり、戻ったり、、心は繰り返す。
雪の中に、じっと生きている。
抗うことも無く、その自然の中で生きている。
自然と共に、生きている。
ここに種が落ち、ここで生まれた。
そして、、育った。
そして今がある。
やがて、、春も来るだろう。
曲がりながら、急な下り道が幾度となくある。
自分の身体を精一杯使って、降りて行く。
続く山道に続く、遍路人へのメッセージ
へんろみち保存協力会の札の下に
応援のメッセージだった。
ありがとうございます。
氷柱
以前、食べたことがある。
ところによって、いろんな味がする。
ここにも札があった。
[You can do it.]
坂本小学校の子供達からの応援札、、みきゃんも描かれている。
子供達に力強い応援をもらった。
景色が開けた(*^^*)
ずーっと先に、空港の滑走路も見えた。
松山・坊っちゃん空港だろう
視線を少し右に移すと、、
松山の街が広がっていた。
46番さんから、47,48,49,50,51,、、52、、53と、札所が続く。
道後温泉もある。
一遍さんのお寺もある。山頭火さんの終の棲家もある。
宮崎先生もおられた松山だ・・。
続く。