柳水庵
本尊 弘法大師(伝弘法大師作)
弘法大師がこの地で休息された際、付近に水がないので、柳の枝を採って加持されると清水が湧き出して来たので、一宇を建立し尊像を刻まれ安置されたという。山中三里間に欠くことのできない恵水の霊地である。 と、書かれている。
昔、1日3人まで泊まれた、柳水庵のお宿。五右衛門風呂だったとか、、。
僕は、初めて来た時、予約もしていなくて、到着が夜遅かったこともあり、素直に宿泊をお願いできず、奥之院での通夜の許可をお願いに伺いました。(今は無人)
もう、泊まれないのですね。今、思えば、一晩のお宿を頼めば良かったかも。
遍路道沿いの、景色も、宿泊事情も、変化していく。。。。。
熊の目撃情報(・・;)
さくら旅館さんで、いただいた、おにぎりとお茶。
素敵なお手紙も書いてくださっています。
頂きます(*^^*)
食べる前には、少しだけ取り、「どうぞおあがりください。」と言って周辺に放つ。
山中、食べれずに亡くなった方や、その他の霊の供養。
遍路道には、沢山の方が亡くなられている。
柳水庵下には、通夜ができるように小屋が立てられている。水もあり。
写真では爽やかな山の道に見えますが、蒸し暑い季節、、、94キロの僕には、息も絶え絶え。水ばかり飲んで、水筒が空になりそうです。
柳水庵でしっかり補充しました。四国の水は美味しい。
500mlペットボトル2本、1リットルペットボトル1本、水筒1ケ。
み、、、、水、、、、、。
えっこら よっこら
見えて来ました。感動の場所。階段の上には(^_^;)
一本杉の大師様
山中で出会う大きな大師様。何故かいつも ジーン と感動する。
足元におすがりしたくなる。
大師様、できの悪い信者です。
どうかお導きください。
大師様が木の根で仮眠をされたら、夢に阿弥陀如来が現れたとのこと、、
大師様は尊像を刻んでお堂を建立して安置。
その時にお手植えされたスギであるとの伝承。 と書かれている。
杉の裏には、浄蓮庵と千手観音様のお堂
浄蓮庵からは、下り。
藤井寺(標高40)から、長戸庵(H440)、柳水庵(H500)、浄蓮庵(H745)と来た。
一度 左右内川(H400)まで下って、焼山寺(H700)まで登る。
ここまで登って、また下るのか。
向こうの山まで、飛んでいきたい。
下りは足を痛めやすいのでゆっくり。
農家が見えてきて、梅の木がいっぱいだった。梅の実のいい香り。
くたびれて、地面に寝転ぶ。
空に雲が流れる、、、。いつも思うが、空なんて見放題の毎日だが、(何を慌てた生活を繰り返しているのか)、落ち着いて空を眺める時間を持っていない自分に気づく。
蟻ん子が、僕の身体に登ってきた。
かわいい生き物がいっぱい。蝶が飛び、風が流れている。
。。暑い。
靴の中もムレムレ。豆だけはゴメンだ。
少し、靴の中、リュックの背と、白衣を乾かして、出発する。
左右内川まで下りたので、登り始める。息が乱れる。
石碑には、弘法大師御作の薬師如来と、、、
ついに飲み水も無くなった。(/_;)
な~に 後は登るだけさ
体重だけはしっかりした遍路が、転がらないように進む。
歩く、登る、と言うより、這っているようだ。
亀のようなスピード。
見えました、この石組みは、焼山寺の駐車場横
着いたんだ\(^o^)/
8時頃から登り始め、16時頃 到着。
8時間、、、、、遅い。普通の方はもっと早いはず。
遅い分、景色も時間も楽しめた。(苦しんだ(^_^;))
お寺が見えたら、急に脚が元気になった。
湧き水頂きます。美味しい。
第12番札所 摩盧山 焼山寺
御本尊 虚空蔵菩薩
悪さをする大蛇を、大師様が退治されたとのこと、大蛇の火で山は丸焼け。
寺の名前の由来にもなっているとのこと。
大師爪掘りの三面大黒天も祀られている。
皆様のお幸せを祈ります。
鐘よ 響いてください。
(本堂 大師堂)
神様も鎮座されています。
三面大黒天様のお堂
お参りを終え、下ります。
この度は、焼山寺宿坊は休みだった。
くたびれた足を引きずり、お宿へ向かいます。