H29 区切り スタート2 6/26 その2 | お遍路 の記憶

お遍路 の記憶

大好きな四国八十八ヶ所参りの、写真や日記を整理していきます。

 柳水庵

 本尊 弘法大師(伝弘法大師作)

 弘法大師がこの地で休息された際、付近に水がないので、柳の枝を採って加持されると清水が湧き出して来たので、一宇を建立し尊像を刻まれ安置されたという。山中三里間に欠くことのできない恵水の霊地である。 と、書かれている。

 伊藤萬蔵さんの名がある、香炉。 

 昔、1日3人まで泊まれた、柳水庵のお宿。五右衛門風呂だったとか、、。

 僕は、初めて来た時、予約もしていなくて、到着が夜遅かったこともあり、素直に宿泊をお願いできず、奥之院での通夜の許可をお願いに伺いました。(今は無人)

 もう、泊まれないのですね。今、思えば、一晩のお宿を頼めば良かったかも。

 遍路道沿いの、景色も、宿泊事情も、変化していく。。。。。

 熊の目撃情報(・・;)

 さくら旅館さんで、いただいた、おにぎりとお茶。

 素敵なお手紙も書いてくださっています。

 頂きます(*^^*)

 食べる前には、少しだけ取り、「どうぞおあがりください。」と言って周辺に放つ。

山中、食べれずに亡くなった方や、その他の霊の供養。

 遍路道には、沢山の方が亡くなられている。

 

 

 柳水庵下には、通夜ができるように小屋が立てられている。水もあり。

 

 写真では爽やかな山の道に見えますが、蒸し暑い季節、、、94キロの僕には、息も絶え絶え。水ばかり飲んで、水筒が空になりそうです。

 柳水庵でしっかり補充しました。四国の水は美味しい。

 500mlペットボトル2本、1リットルペットボトル1本、水筒1ケ。

 み、、、、水、、、、、。

 

 えっこら よっこら

 見えて来ました。感動の場所。階段の上には(^_^;)

 

 一本杉の大師様

山中で出会う大きな大師様。何故かいつも ジーン と感動する。

足元におすがりしたくなる。

 

大師様、できの悪い信者です。

どうかお導きください。

 

 

 大師様が木の根で仮眠をされたら、夢に阿弥陀如来が現れたとのこと、、

 大師様は尊像を刻んでお堂を建立して安置。

 その時にお手植えされたスギであるとの伝承。 と書かれている。

 

 杉の裏には、浄蓮庵と千手観音様のお堂

鳥の羽。綺麗だな。

 浄蓮庵からは、下り。

藤井寺(標高40)から、長戸庵(H440)、柳水庵(H500)、浄蓮庵(H745)と来た。

一度 左右内川(H400)まで下って、焼山寺(H700)まで登る。

 ここまで登って、また下るのか。

 向こうの山まで、飛んでいきたい。

 

 下りは足を痛めやすいのでゆっくり。

 農家が見えてきて、梅の木がいっぱいだった。梅の実のいい香り。

 くたびれて、地面に寝転ぶ。

 空に雲が流れる、、、。いつも思うが、空なんて見放題の毎日だが、(何を慌てた生活を繰り返しているのか)、落ち着いて空を眺める時間を持っていない自分に気づく。

 蟻ん子が、僕の身体に登ってきた。

 かわいい生き物がいっぱい。蝶が飛び、風が流れている。

。。暑い。

 靴の中もムレムレ。豆だけはゴメンだ。

 少し、靴の中、リュックの背と、白衣を乾かして、出発する。

 

左右内川まで下りたので、登り始める。息が乱れる。

 

 石碑には、弘法大師御作の薬師如来と、、、

 

 ついに飲み水も無くなった。(/_;)

 な~に 後は登るだけさ

 体重だけはしっかりした遍路が、転がらないように進む。

 歩く、登る、と言うより、這っているようだ。

 亀のようなスピード。

 

 

 見えました、この石組みは、焼山寺の駐車場横

 着いたんだ\(^o^)/

 

 8時頃から登り始め、16時頃 到着。

 8時間、、、、、遅い。普通の方はもっと早いはず。

 遅い分、景色も時間も楽しめた。(苦しんだ(^_^;))

 お寺が見えたら、急に脚が元気になった。

 湧き水頂きます。美味しい。

 第12番札所 摩盧山 焼山寺

 御本尊 虚空蔵菩薩

 悪さをする大蛇を、大師様が退治されたとのこと、大蛇の火で山は丸焼け。

 寺の名前の由来にもなっているとのこと。

 大師爪掘りの三面大黒天も祀られている。

 

 

 

 皆様のお幸せを祈ります。

 鐘よ 響いてください。

 (本堂 大師堂)

 神様も鎮座されています。

 三面大黒天様のお堂

 

 お参りを終え、下ります。

 この度は、焼山寺宿坊は休みだった。

くたびれた足を引きずり、お宿へ向かいます。