夜が明けました。駐車場横には、お寺のトイレも有り、身支度できました。トイレ・水・屋根、、、とっても助かりました。ローソンで朝食ゲットして、腹ごしらえをする。何を食べようか、、いろいろ見ていたら、温かいものが欲しくなり、パスタをレンジで温めることにした。
(歩く前の足の準備)
6時頃になると、1番札所駐車場には、お参りに来られる車やバイクが集まり始めた。関東のナンバーの車なども見られた。7時までは時間があるので、境内を散策、
境内の池の横には、何故かパンダの置物。振り返ると、山門そして、鬼瓦、山門前には美人なマネキン、、、見所いっぱい。
札所のお寺に行くと、あっちこっちを見て、視覚に記憶に留めておきたい。次に来るときには変わっていることもある。
何気ないときに、ふと、、その景色などを思い出したりもする。
本堂・大師堂などもしっかり記憶に留めたい。
駐車場側から山門に行くと、赤い「発心」の門があります。発心。お遍路さんごとに、それぞれの発心があるでしょう。。僕は何を求めて歩くのだろう。作り上げたカッコイイことは簡単に言えるが、実は良くわからない。以前は、心の中の青い鳥を探しに出たり、神仏に会いたかったり、目に見えない世界が知りたかったり、、、そんなことを思っていたかな。近年、父が他界し、その供養なのかも知れない。こんな僕が歩いたところで、供養なるのかわからないが。
(1番 竺和山 霊山寺 山門)
さあ、全てはここからだ!!一礼していざ 巡礼スタート。この景色を目にしっかり焼き付ける。ここに帰ってくるのは、いつになるだろう。
手水舎で清めて、鐘を打たせていただいた。ゴ〜〜ン♪皆様が幸せでありますように。
本堂は工事中、中には入れませんでした。扉の外でお参り、、御本尊様は伝弘法大師作の釈迦如来。
お釈迦さま、ありがとうございます。地位も財も捨て、修行なさった釈迦族の王様。勉強不足な僕ですが、お導きください。
池の横の大師堂。弘法大師様を祀る。真魚、空海、弘法大師。偉い方は、お名前が変わるんだな。密教を求めて、唐の国まで、命を懸けて渡られた。弘法大師は素晴らしい。とてつもない行動力だと思う。
(多宝塔)
本堂、大師堂と参り、納経帳に印をいただきに行く。いつもの納経所のある本堂は工事で入れなかったので、駐車場側に設置されている納経所に行った。重ね印をいただき、本尊様のお姿もいただく。
すぐに出発は、しないで、腰を降ろす。
せっかく来た四国。やっと来たお遍路。
さぁ、、一服。休憩して、お寺の空気を再び味わう。
ん???境内の池の横の排水口に、鯉が2匹飛び出していた。ピチピチしていた。こわごわ掴んで、どうにか池にもどした。もう飛び出さないでね。手が生臭くなった。そんな記憶が残った1番のお参りだった。車の方や、バイクの方はさっさと次へ行ってしまった。
のんびり休憩していたら、歩き遍路のおじさんを見た。どうやら、初めてのようだった。おじさんが、これから素晴らしい遍路旅になるように願った。僕は、初めての遍路は、その後と比べても、今でも鮮明に覚えている・・・。必死だった、一生懸命だった、若かった。
さぁ、もう、僕もおじさんになった。だから、おじさんなりに歩いて行こう。そんなことを思った。










