ママとアドレナルファティーグ
アドレナルファティーグとは副腎疲労症候群のことを言います。
私も最初に聞いた時は『なんだそれ?』と思いましたけど、理解が深まれば深まるほどに、なるほど!これ私だ!!と思うようになりました。笑
アドレナルファティーグとは、過度なストレス状態が長い期間続くと、ストレスに対応する為のホルモン、コルチゾールを分泌する副腎が疲れきってしまうことによって、様々な症状が起こることをいいます。
ストレスが長く続くと、ストレスから体を守る為に分泌されるホルモンもそれに応じて分泌されますが、毎日毎日そんな状態が続くと、副腎が『もうこれ以上出せないよ~!』と、疲弊しちゃうんでうね。
その結果コルチゾールをうまく作れなくなってしまい、なんだかやる気がなくなったり、朝起きるのが辛くなったり、悲しくもないのにホロロっと泣いてしまったり、逆に隣で赤子が泣いているのに心を閉ざしてしまい何も感じなくなったり、寝ても寝ても疲れていたり、やたらめったら子供に怒ってしまったり、立ちくらみがしたり、妙に甘いものを欲したり、またはしょっぱいものが無性に食べたくなったり、コーヒー飲まないと1日やってけなかったり、午後3時頃になると頭がぼーっとしちゃってどうしようもなくなったり、で夕方の6時頃になるとなんかいきなり元気になったり、するようになります。
アドレナルファティーグになりやすい人の中に、『周りからのサポートを受けていないお母さん』というのがあります。
シングルママでも協力的な親と同居していたりすると違うんでしょうけれども、ちょっとお買い物に行くにも小さい子を連れて行くのって本当に大変。
一人ならまだ。
それが二人、三人となると、もうこれ本当に大変
![あせる](https://stat.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
一人が病気になって、やっと治ったと思ったらその次は兄弟が病気、で最終的には自分にやってきて寝込んだり。。
娘たちが小さい時は、1日20回くらい腰をかがんで、レゴを拾ったり、折り紙拾ったり、テーブルの下に落ちた食べカス拾ってましたし。
今はもう子供達のお尻ふきはなくなりましたが、長女も合わせると合計で7年間は、子供達のオムツを変えて、少し大きくなったらトイレに座らせてお尻をふいて、、、という事を繰り返し。。
せっかく作ったお夕飯も『食べたくなーい』なんて言われたり、『それ嫌い』とか言われることもありますし。
何度起こしても全然起きなくて、やっと起きてきたと思ったら『なんで起こしてくれないの?』とか怒られるし。
なんか毎日キリがないっすよね、母の仕事って。
母の仕事は不測の事態が満載でエンドレス。
24時間週7日休みはありません。
家に子供たちがいなくても、常にオンコールの状態で、いつでも子供たちのために出かけられるようにしていなければいけません。
もちろん子育てってかげがえのないもので、子供たちが近所の子たちと走り回ってる姿を見たり、庭のマルベリーを頬張ってる姿を見ると、ほっこり幸せ感満載になるのですが。
育児をこなし、家事をこなし、さらに仕事をしなければいけないというのは、かなりキツイと思います。
メルボルンにいた時みたいに、オーペアさんがいる訳ではないですし、ずっとお世話になっていたベビーシッターさんが日本に帰ってしまったので、定期的に子供たちを見てくれる人がいない今、まあストレスは溜まりますよね!笑
日本のママさんたちは、都会で仕事をしているママさん以外、あまりベビーシッターに子供を任せるという習慣がないと思います。
パパさんがいる家庭でも、日本のパパさんたちは残業も多く、帰りも遅いという人が多いと思います。
私の家族もそうでした。
典型的な日本家庭でしたので、小さい頃は父の姿ってあまり見なかったかもなあ。
母は相当大変だったと思います。
3人兄弟でしたから、お買い物に行く時なんかサーカスだったわよ~って言っていました。
私1回母の自転車の後ろに乗っていて(妹は前に乗って、弟はおんぶだったのかな)、道路に落ちちゃったことがあるんです。
で、母気がつかずにそのまま自転車乗ってっちゃったの。
普通なら気がつくんでしょうけれども、たぶん母もアドレナルファティーグだったんですね。
で途中で私がいないのに気がついて、戻ったら道路で泣いていたそうです。
これはかなり強烈な思い出で、今でもはっきり覚えています。
日本家庭においては、イクメン(古い?)がいる家庭を除いて、ママはシングルママ状態のところ多いと思います。
子育ては母親の責任。
みたいな重圧があります。
海外はその点楽です。
ベビーシッターさんに預けるのは普通の事。
ママがお友達と出かける時に預けたり、はたまた旦那さんとのデートの際に預けたりというのが、非難を受ける事なく気軽にできます。
さて、ストレスを受けた時に体を守るために出るストレス対応ホルモンのコルチゾール。
ストレス対応ホルモンであるコルチゾールは副腎から分泌されるのですが、そのコルチゾールは長い間上昇状況(=コルチゾールの出過ぎ状態)にあると、なんと海馬の脳神経を殺してしまうそうです。
海馬というのは脳内にある、新しい記憶をファイリングして、整理整頓する場所。
その整理整頓された記憶は、古い記憶となって今度は大脳皮質にファイリングされます。
ストレスが高い状況にあると、コルチゾールの分泌が高まり、さらにその上昇がいつまでも続くと、海馬が萎縮をしてしまうんだそうです。
東日本大震災でストレスを受けた大学生の海馬が同年代のものに比べ縮小している事が判明した、という研究報告もありました。
だからアドレナルファティーグの症状の1つに、認知力の低下や記憶力の低下があるんですね。
出産後のママさんは忘れっぽくなるよね。
私も出産後かなり色々とやらかしました。
出産ってそれ自体がものすごくストレスな作業です。
肉体的にはもちろんですが、それが精神に与える影響も多大なるもの。
出産後に頼る人がいなかったりすると、アドレナルファティーグは増しちゃうよね。
妊娠中から栄養バランスが悪かったり、毒素が溜まっていたりしたら、アドレナルファティーグになりやすくなると思います。
出産後はやはりゆっくりお休みするのがいいのですが、現代社会ではそうもいっていられない人も多いと思います。
出産後すぐに仕事に戻らなければいけなかったり。
頼れる家族が周りにいなかったり。
私の場合、もうかなり長い間慢年アドレナルファティーグです。
それでも今年は走り始めてから筋肉量が増えたからか、大分改善したような気がします。
出産以来、ずっとなんとか抵抗期で頑張っていましたが、ついに母の死を期についに疲弊期に突入。
疲弊期は本当に辛いです。
だから抵抗期くらいの時に、なんらかの対策を練っておいたほうが賢明です。
周りに協力者がいないっていうお母さん。
それはもしかしたら周りが見えてないだけのこともあるかも?
手を差し伸べてくれようとしているのに『大丈夫です』と断ってしまったり、『自分でできる』と抱え込んでしまったり。
子育てって一人じゃできないし、子供一人育てるのに村民全員必要とか言われるくらいです。
なんだか今社会との結びつきや、他人との結びつきが弱くなってきてしまっているような気がします。
年々増えているといわれる虐待も、それって関係しているんじゃないかなあとも思います。
『子育ては一人ではできない』というのを肝に銘じて、頼れる時は思いっきり頼ってしまいましょう。
子供が小さいときは、スーパーに一人で行けるだけでまるでホリデー気分になれますよね。笑
たまには一人でスーパーに行く時間を持ってみたり、一人で近所まででのお散歩時間を作ってみたり。
特にまだ赤ちゃんの時、子供が小さい時には、子供が寝てるときは、もう寝ちゃうことだと思います。
無理にあれこれしない事。
少しくらい家が汚くたって、今日は総菜買ってきてご飯とみそ汁だけの夕飯だって(いつもだと、またそれはそれで問題ですが。。。)、死にゃあしません。
中々難しいと思うけど、友人ママと協力し合ったり、家族に協力を求めたり、旦那様にうまくおねだりしてみたり。
そこら辺の駆け引きって難しいけど、ママが笑顔で育児を続けていくためには必要なことなんじゃないかなあと思います。
アドレナルファティーグだって分かったら?
ハーブを使ったり、栄養素を使った対処法があります。
何よりも一番なのは、お母さんが Take it easyにすること。
そしてアドレナルファティーグ中はコーヒーをやめてみる事です。
これについては前にブログ記事を書きました。過去記事読んでみて下さい。
コーヒーを飲んではいけない時。
今日は久々のモーニングラン!
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