中庭の少年 -4ページ目

秋と記憶と珈琲

ほろ苦い珈琲と
ぐちゃぐちゃになった夜の冷たい想い出。

強制された顔面の形を変えたくて、でも変えられなくて、それがとても哀しくて
僕は無心の小鳥になり、この場所から飛び立ちたい そう想うことになりました。

仕方ない、

君も君も、仕方ないとそう 想いを言葉に代えて 緩やかに

忘れていくのです。

暗闇から足を引っ張る子猫たち、光の中から手を掴み離さない その手のひらの …
運命線、
生命線

ねえ

君は忘れていくのです。

それで良かった

そう、甘酸っぱい珈琲を飲み込みながら

君は呟くのです

小さな僕へ

あの日君が指をさして、フワリ泳いでいる飛行船、嬉しそうに眺めてる君、僕は羨ましかった、そんな普通にある気にも止めない物の中に、きっと幸せはあるんだろう、僕はそう思う、君の見てる空も未来も今は見えない、僕が君の未来だなんて、哀しくて切なくて、閉じたアルバム
そっと鏡覗いてみる、小さく笑顔つくってみた、それが本当につくりモノとわかる笑顔がそこにあった、生きている証は本当は何一つ無くて、笑顔で初めて気付けると、僕は今思う、君の見てる空も未来も、消えないように、僕が君の未来ならばいつまでも心から生きているから
哀しくないのに涙が溢れて、僕は君が見上げた青空が、今見えた気がした
君の見てる空も、未来も、嘘じゃないから、君が僕に逢える日まで、いつまでも心から生きていて欲しい

柴田淳-「ちいさなぼくへ」

2009/10/12

はっきり言えば、人生の何事も無意味だと思う。僕ら人間はただの物質でしかない。

進む先なんて無いし、僕が今ここに存在している意味もない。そしてこの文章にも全く意味が無い。

しかし僕は何かを伝えたいと思いここに言葉を書いたりする。
しなければならない事なんて何もないのに。僕は心豊かな人間になりたいと望んでしまう。あるはずの無い意味を探している。僕はわかったふりをする。何もわからないこの世界をわかりきったように言う。人間が言葉を生み出したことや、音楽や絵画を生み出したこと、

無意味な世界に問いかける、弱々しい表現方法なのかもしれない。
でもその滑稽で惨めなわからず屋たちって素敵にみえる。

わからないからわかりたいと思うことは素敵だと思う。

勝ちも負けも、正解も不正解も、無いよ。

進む先なんて無いけれど、無意味な世界だけど、ただ遠くに行ってみたいんだ。そこに何もないとしても、何かがあることを期待しながら、進むんだ