三井物産は本社ビルの建てかえの為に、日本生命丸の内ガーデンタワーに仮住まいしていますよ、
という記事を随分と長い間書いてきましたが、
同社は2020年5月7日に新しくなった三井物産ビルへ、
ついに引っ越しをいたしました。
Otemachi One と呼ばれるこちらの街区には物産の新本社ビルだけでなく、
フォーシーズンズホテル東京大手町も誘致される、Otemachi One Tower も建設されました。
ただ、東京駅を挟んで丸の内1丁目にも、フォーシーズンズホテル丸の内東京がありますので、
コロナ後のホテル競争は熾烈を極めそうですねぇ。
本日は、そんな新しい本社ビルを訪問するのが待ち遠しい、三井物産の株主通信2020 年 夏号を見てみましょうか。
[8031] 6月24日 終値 : 1,630 円
日本を代表する企業と言っても差し支えのない三井物産でありますが、
当期利益は前期比227億円の減益に終わりました。。
部門別にもう少し詳しく見てみますと、割合の大きい金属部門が豪州の鉄鉱石事業が貢献して好調に推移したのに対して、原油価格の下落によりエネルギー部門は大幅な減益になっています。
ところで商社と申しますと、上のような鉄や石炭というイメージがありまして、その業績がどうしても外部要因に左右され易いのですが、各社そういった体質の改善も模索しているようです。
そのひとつが生活関連ビジネスなのですが、どうやらそちらも減益のようですね。
当期の配当金は通期で80円の据え置きとなりましたが、
2021年3月期の利益は1800億円と、50% 以上の減益を予想していますので、果たしてこの配当は維持されますかねぇ。
(投資はご自身の判断で、お願い致します。)
おわり
(参考になるブログがいっぱい。)