本日ご紹介するHSBCを「香港上海銀行」と漢字表記しますと、中国で営業している金融機関というイメージが強いですよね。
まあ、実際その通りでありまして、香港や上海ではHSBCの店舗をあちらこちらで見かけますよね。
また、このHSBCビルは1 Queen's Road Central Hong Kongという香港のどまん中にありまして、東京で言えば大手町1丁目1番地みたいな住所ですので、同行は香港の顔といっても差し支えなさそうです。
それに、Bamk of ChinaやStandard Chartered のビルと伴に、HSBCは派手なイルミネーションでも有名ですよね。
でも、本当は中国に設立されたイギリスの銀行というのがHSBCに対する正しい説明なのですが、
なぜ19世紀に中国にイギリスの銀行が必要だったかと申しますと、大英帝国が中国貿易で膨大な利益を得ていた歴史と関連があります。
現在では欧州でも最大の金融機関となったHSBCは、1866年に横浜にも支店を開設していますので、日本とのつながりも長い銀行でありまして、かつては日本国内でもHSBC PREMIER というPrivate banking 業務を行っていましたが、
現在では東京都中央区日本橋3丁目にあるHSBC 東京支店の業務は、法人向け営業が中心になっています。
(横浜支店はHSBC PREMIER サービスの終了を期に、閉鎖されてしました。)
世界的な低金利の影響もあり金融機関の業績はどこも低迷している上に、イギリスはBrexit という特有な問題を抱えていましたので、HSBCは全世界で大規模な従業員削減を発表していましたが、
コロナウイルスがさらに追い打ちをかけた形になりまして、ついに4月1日には配当金の支払いを停止するという発表をする事態に陥りました。
そもそも、同社に投資している理由は、配当利回りが5-6%程に達していたからでしたので、、、これでは株価の暴落と合わせてダブルパンチを喰らった事になりますよねぇ。
(投資はご自身の判断で、お願い致します。)
(yahoo ファイナンスより、引用しています。)
The Hongkong and Shanghai banking corporation LTD
[0005] HK 5月22日 終値 : 35.85 HKD
おわり
(参考になるブログがいっぱい。)