GPファイナル感想 | ゆっくり歩こう~ニャンコとまったり生活~

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暴れん坊ニャンコ2匹とのまったりとした日々。
フィギュアスケート観戦が趣味で、スケートの感想も多め。過去記事は母のすい臓ガン闘病記録と、永眠した老猫とワンコの介護記録です

さんざん報道されているので、かなり今さら感が強いですが、録画した演技映像をじっくり見た感想など。

まずは、紀平選手おめでとうございます!o(^o^)o
点数的には、出場選手全て200点を超える史上最もハイレベルな闘いではないかと思います。
優勝した紀平選手は、冒頭は失敗したものの、すっかりと3A が武器として定着しましたね。
紀平選手は、一昨年から3A を跳ぶことで話題になっていましたが、Jr.GPファイナル、Jr.世界選手権ともに転倒などの失敗で表彰台を逃しています。
今シーズンは3A に加えて、他のジャンプの安定感、滑りのスピード感が素晴らしいですね。
特に滑りの緩急や、後半でもキレッキレッなスピードが見応えありましたし、今後も楽しみです。

ザギトワ選手は、演技前にテレビカメラのケーブルに躓いて捻挫をしていたとのことですが、わずかなミスのみで滑りきりました。
とにかく、技と技の間の繋ぎが濃くて、忙しく見えるほど。
それらをこなしながらのジャンプは素晴らしいです。
個人的には、もう少し振り付けを減らしても余韻を楽しみたいと思います。

3位のトゥクタミシェワ選手も、冒頭の3A の着氷で乱れた以外は素晴らしい演技でした。特にルッツジャンプの高さは、解説の織田さんが世界一と賞賛するのも納得です。
後半にかけて、表情にも余裕がでて、妖艶さをこれでもかと醸し出しての世界観はさすがでした。

惜しかった坂本選手と宮原選手。
坂本選手は3連続ジャンプの最後で転倒してしまいましたが、二つ目までは素晴らしかったし、何よりジャンプ後の流れは一番だと思います。

宮原選手は、回転不足が3つ(うち1つはダウングレード)ありました。ダイナミックなジャンプを跳ぶ選手が多い中だったので、よけいに、低く見えてしまうのも不利でしたね。
ただ、演技・構成点が全て8点台なのは疑問。振り付けや曲の解釈の項目はもっと高くてもいいのではないかと、ちょっと不満です。
宇野選手は銀メダル。
今回は金メダルのネイサン選手も転倒があり、完璧ではありませんでしたが、宇野選手も手を付くなど着氷の乱れが多く、また回転不足もあって、点数が伸びませんでした。
今回、本人の談話で「調子が悪い」とありましたが、体調が悪かったのでしょうか。
ちょっと心配ですね。
写真はいずれも朝日新聞映像報道部Twitterから

Jr.では、島田選手が銅メダル。
昨年は怪我で、まるまる1シーズン試合に出ることができませんでしたから、この復活は嬉しく思います。
全日本Jr.の大会では3位でしたから、Jr.の選手も実力伯仲しているということですね。

そして、男子Jrの金メダルのゴゴレフ選手、なんとGPファイナルには補欠からの繰り上げ出場です。
やはり皆、実力伯仲しているということなのかな。

ちなみに、紀平選手も元々はNHK杯のみのエントリーでした。(Jr.世界選手権で上位になれず、GPシリーズ2戦に必要なランキングがなかったため)
他の選手の欠場などで、フランス杯への出場が可能になったことからのファイナル進出でした。

伸びる時には一気に伸びるという例でもあるし、運を味方につけることができたという例でもあるかもしれません。


今月末の全日本選手権も楽しみです(*´ω`*)