チャレンジャーシリーズの大会であるオータムクラシックで、今朝早くに男子フリーが行われ、羽生結弦選手が優勝しました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180923/22/namiokame/0e/df/j/o0719108014271516102.jpg?caw=800)
振り付け師のシェイリーン・ボーンさんのインタビューを訳して下さった方の記事を拝見したのですが、シェイリーンさんはこのプログラムに古事記に描かれる日本の建国神話のイメージを込めたとのこと。
曲は、かつてプルシェンコさんが「ニジンスキーに捧ぐ」という題で滑ったものですが、また違う羽生選手の世界を描いていました。
ただ、やはり演技時間が30秒短くなったことで、息を整える時間もなくなってかなりきつそうです。
しかも、他の選手に比べて、いろいろ繋ぎや複雑な動きをいれているから尚更でしょう。
羽生選手は、ただ助走してジャンプするのを良しとせず、必ずステップや繋ぎを入れるのをポリシーにしているから、今回大変だったからといって単純に繋ぎを減らすことはしないんだろうな~…
今回の演技構成点は87点台。
オリンピックではは96点台だったから、かなりジャンプの失敗が響いているようです。
毎年、初戦は完璧ではないので、これからの延びしろが大きいのですが、やっぱりファンはジェットコースターに乗っているように、ドキドキし続けるのでしょうね。(*´ω`*)
あとは、健康面だけは心配です。
今回のフリー直前の公式練習もライブ配信されたので視聴したのですが、曲かけ練習中にかなり激しく転倒したのです。
その後、コーチと話してから再び練習に戻って4T3Aという超難しいジャンプを決めて練習を終えました。
ただ、ちょっと足を気にしているように見えたことと、終了時間より早めにリンクを上がったことから、心配になっていました。
試合に参加したことから、あまり心配いらなかったのかもしれませんが、やはりまだ本調子ではない感じでした。
不調の原因が、曲の長さや、滑り込み不足であればよいのですが、とにかく怪我や体調には気を付けてほしいと切に願います。
今回の試合では、羽生選手が練習拠点にしているクリケットクラブ所属の選手が、1~4位を独占しました。
銀メダルを獲得した韓国のチャ・ジュンファン選手は、フリーの得点だけなら羽生選手を上回りました。
チャ選手のプログラムは、羽生選手ほど濃密ではないですが、滑りは良かったし、ジャンプも4回転を含めて大きな失敗はなく、昨年よりもかなり成長したことを感じました。
曲は、ロミオとジュリエットですが、曲の途中で「ジュリエ~ット!!」という叫び声が入るのにはびっくりしました(@_@)
最初、曲かけ練習で聞いた時は、てっきり「ジュンファ~ン!!」って誰かが叫んだのかと思ってしまいました。
平昌五輪には出場したものの、活躍するにはまだ早すぎた選手ですが、次の北京五輪では有力選手選手の一人になっていそうです。
銅メダルのサドフスキー選手と一緒で、同じクラブで手強い選手が出てくることは、きっと羽生選手のモチベーションをさらにアップさせるでしょうね(#^.^#)
惜しくも4位のブラウン選手。
サイモン&ガーファンクルの曲に乗っての、あい変わらずの美しいスケート。
特にスピンは圧巻でした。
ジャンプはまだ安定していませんが、彼も好きな選手の一人なので、活躍を期待しています。
レイノルズ選手は8位。CSではカットされてしまって残念。
ジャンプの回転不足をとられたことで、得点が伸びなかったようです。
引退しないで現役を続行してくれたのは嬉しかったので、これからの活躍を期待です(*^.^*)
まだまだシーズン序盤で、どの選手もこれからギアをあげてくると思いますから、今シーズンも目が離せませんね。
羽生選手が悲願のオリンピック金メダルを獲得して、私もこれからは心穏やかに観戦できるかな?なんて思っていましたが、やっぱりハラハラドキドキし続けてしまいそうです( ̄∇ ̄*)ゞ