“最後の1人を殺すまで”~サイパン戦 発掘・米軍録音記録〜 | 白玉猫のねむねむ日記

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2024年8月18日

大河ドラマ「光る君へ」のあと

21時から放送された番組です。


見た人いますか?










皆さんも

1944年6月

サイパン戦で

日本がアメリカに大敗し、

全滅したことは

聞いたことがあると思います。




この番組は

新たにみつかった

米軍の録音記録をもとに

元米兵や元日本兵の

証言を集め、

サイパン戦をふりかえったものです。




非常に重たい内容ですが、

日本人なら知ってほしいと思いました。





元、日本兵の証言







1644年6月27日

部隊壊滅後

佐々木己代太大尉から



これが最後の総攻撃で、

これを最期に(全員、玉砕しろ!)


ひとり、一兵卒となっても

絶対に生き残って帰ったら

だめだ!


と、命令されたそうです。



負傷兵には手りゅう弾を渡し

「あとで、みんな死んでくれ」

とも。爆弾











ドクロ










米軍の録音記録より






銃弾は尽き

銃剣でもって

完全武装したアメリカ軍に

突撃してきた日本兵は

アメリカ兵の目には・・・

















しかし、実際は・・・


多くの兵隊たちが最期に発した言葉は、


「おっかさん」

「おっかさん」







狂信的だったのは兵隊たちではなく、


兵隊も、民間人も

一人として、生き残ることを許さず

玉砕することを強いた、

軍のえらい人たち・・・





女子供

玉砕してもらい度し









これは、私感ですが、


佐藤賢了陸軍事務局長の発言を

言い換えるなら、それはつまり


「国民は国の所有物であり、

国民の殺生与奪権は

国家(軍・権力者)にあるびっくりマーク


ということかと。





当時、そういう考えの人が大勢いて、

彼らが国家権力を握っていたから、


ヒットラーが自殺し(1945年4月30日)

敗戦が確実になったあとも

日本だけが戦争を続け


(民間人の被害)

沖縄の地上戦
日本各地の大空襲
原爆投下



(日本兵の被害)

特攻隊や人間魚雷
銃剣突撃
餓死・病死
自決・共喰い強制




という、最悪の事態を招いたのでははてなマーク


さっさと降参していたら、

これらの悲劇を免れたかもれないのに・・・





国民は国の

家畜じゃねーつーのびっくりマークむかっ











戦争について、深く考えさせられる番組でした。

途中で、見るのが、

つらくなるような

番組でもありました。




しかし、選挙権がある者は、見るべき番組だと思います。

8/25(日)午後9:49までNHKプラスで配信されています。