我が家の小学生の次男は、SEKAI NO OWARIさんの楽曲が好きである。
といっても、普段からYouTubeをたくさん観たり、テレビで歌番組をバンバン観る家庭ではないので、本当に好きな方からしたら、ほとんど知識はないと思う
いつかの紅白で観た「Habit」が気に入り、たまにYouTubeで楽曲を聴いたり、どこかでSEKAI NO OWARIさんの曲を聴いたりすると、喜ぶ程度だ。
そんな息子が、図書館でSEKAI NO OWARIさんの本を借りてきた
図書館で本を借りる際、パソコンでの検索サービスで、何となく「SEKAI NO OWARI」で検索をしてみたら本が出てきたらしい。
息子は本があることに喜び、すぐに本を借りようとしたが、そのときは貸し出し中だったため、予約をしたのだという。
さらに、予約も何件も入っていて、かなり待って、やっと次男のもとへやってきてくれた
私は今流行りの楽曲には疎いため、あまりSEKAI NO OWARIさんにも興味を持っておらず(ごめんなさい)、「そうなんだ、よかったね」程度の気持ちだった。
そんな次男。
「SEKAI NO OWARIさんが好き」という割には、本は最初の辺りを読んだだけで、読むのをやめてしまった
字も小さいし、普段は「鬼滅の刃」のノベライズや「はたらく細胞」のノベライズを読むのが好きな小学生次男には、なかなか難しかったのかもしれない
もー、何でよ、せっかく予約までして借りたのに、もったいないじゃない
(なぜお前が怒るのか)
と思い、特にSEKAI NO OWARさんのファンでもない中学生の長男に勧めてみた。
(自分では読まないのか)
「読んでみたら?予約がいっぱい入っていたみたいだし、面白そうよ」
と言ってみたら、
長男は「ふ~ん」と言い、意外にも熱心に読み始めた。
まぁ長男は本が好きだし、中学生だから、小さい字の本も読めるよね
と、私は思っていた。
そして、長男は本を読み終わり、図書館に返す期日になり、次男が図書館に返しに行った
その後、長男が、一言。
「あ、あの本、もう返しちゃったの?
面白かったから、次男やお母さんも読めば良かったのに」
と。
「え、そんな面白かったの?」
と聞いてみると、
「売れるまでに、すごく大変なことがいろいろあったみたいで、へぇ~ということが書いてあった。」
と。
あー、芸人さんや芸能人にありがちな、売れるまでは大変で、お金もなくて、苦労した、的なやつかな??
息子はまだよく世間を知らないから、「芸能人はキラキラして見えるけれど、下積み時代は大変」っていうことを知れたのかな?
社会勉強になったかな
・・・と思って長男に聞いてみたら。
SEKAI NO OWARIさんの本に書かれていたことは、私が思っていた「下積みの大変さ」では全く無くて!!!
SEKAI NO OWARIさんのボーカルの方は、発達障がい等を抱えて、とてもいろんなことを乗り越えてこられた方だったんですね!!
全然知らなかった!!!
それらを乗り越えて、あんなに人気のあるミュージシャンになられたんですね!!!
ビックリ!!
既に知っている方が多いのかもしれないけれど、私は恥ずかしながら、全く知らなかった
そして、それを長男から聞いてから、SEKAI NO OWARIさんの楽曲を息子と一緒にいろいろ聴いてみたのだが、心に染み入るような曲がたくさんあった。
すごいなぁ。
困難なことがあっても、努力の末に、こんなに花開いていて。
見た目がキラキラしているからといって、分からないものだな。
みんな、それぞれいろんなことを抱えながら、頑張っているのかもしれない。
息子たちにも、困難なことがあっても、挫けずに前に進む勇気を持てる人になってほしいな。
発達障がいがあってもなくても。
そして、自分も。
くぅ、こんなことなら、私もSEKAI NO OWARIさんの本を読んでおけば良かったな
返す前に言ってほしかったなぁ、長男。
しかし、長男が読んでくれたから、教えてくれたから、知ることができた。
そして、中身は分からないままに借りてきてくれた次男。
本って、「一期一会」なのかもしれないな
読みたいけれど、買うか、また図書館で順番待ちをするか、迷う~