前にも書いた、この本に載っていたのだけれど、
「良いだけのこと、悪いだけのことは無い」のだそうだ
読んだときは「え、そうかなぁ?
![驚き](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char4/619.png)
最近はよく、「確かにそうなのかもしれないな」と思うようになった。
物事は、何でも裏表があって、一見喜ばしいことだけれど、良くない点もある、というか。
その逆もしかり。
今の身近なことでいうと、
私は、車の運転ができない
私は、免許は所持しているものの、ペーパードライバーだ。
私は運動神経が悪く、かつ、ボーっとしているため、自分で自分の運転を信じられず、怖くて運転をしていない。
高校を出てすぐに免許を取り、その後ほぼ運転していないから、筋金入りの熟年ペーパードライバーだ。
運転ができないと、大変なことが結構ある。
子供が熱を出したときも、車で小児科に行くことはできない。
しんどくて歩けない息子をベビーカーに乗せ、私が坂道をせっせと歩くしかない。
それか、タクシーか。
子供をどこかへ送迎するにも、私にはできないので夫頼みだ。
家の車庫には、車が停まっているのに。
(夫は通勤に車を使わない)
買い物も、徒歩圏で行けない量販店や、重いものを買いたいときは、休日に夫に運転を頼むしかない。
あーーー、不便だわ
と思うが、母から言われた。
「ラジオで、夫婦とも運転できるより、片方の方が、夫婦仲良く過ごせるって言ってたよ」
と。
え、ラジオ情報??
(母は作業しながら聞けるラジオが好き)
「何で??」
と聞いてみたら、
「車で出掛けたり、買い出しに行くのを夫婦一緒にせざるを得ないから、会話も増えて、一緒に時間を過ごせるから良いんだって」
と。
ふむふむ
これには、いろんな意見があるかもしれない。
夫婦二人とも運転できて、それぞれ車を所有しているご夫婦で、とても仲が良い方々も、もちろんたくさんいるだろう。
そして、逆の場合も。
けれど、我が家の場合、
「確かにそれはあるかもなぁ」と思った。
重いものの買い出し&荷物持ちは自分の仕事!と夫は心得ているので、ほぼ毎週末、一緒に買い出しに行くし、家族に必要なものは大体一緒に買いに行く。
子供が不在の時(部活や、友人と遊びに行っている等)は、買い物のついでに、二人でスイーツを食べたりもする
『私が運転できない』ということは、
とても不便だけれど、
そのために夫と良い時間を過ごせているのかもしれない
また、産後職場に復帰してから体調を崩した私は、仕事を辞め、挫折を味わった。
これはなかなか心身ともにキツかった
が、その代わりに、その後に得ているものもあるかもしれない。
私のキャリアとお金は手に入らなくなったけれど、
かわいい盛りの子供と一緒に過ごせるようになったし、子供が幼い頃はワンオペでしんどかったけれど、今では夫は私の体調を気遣ってくれるようになった。
夫は仕事も頑張ってくれて、今では共働きの頃よりも、世帯収入は上がっているかもしれない。
(とはいえ、余裕はないけれど)
だから、何でも嘆くのではなく、そのことによってもたらされる良い面にも目を向けてみるといいのかもしれない。
自分ではなかなか気付きにくいかもしれないけれど
ついついマイナス思考になってしまうこともあるけれど、
何でも簡単に、嫌だなぁと嘆くのではなく、いろんな面から捉えて、前向きに進んでいける人になりたいな。
と、思う。
すぐ「ムキー!!」となってしまう、凡人の私にとっては、なかなか難しいけれど