我が家は、古い一戸建てを購入したものだ。


都度、リフォームなど必要な手入れをしながら住んでいる。


が、1階トイレは、古い戸建てを購入した当初から、まだ新しかった。

前の持ち主の方が、少し前にリフォームをしていたのだ。


よって、有り難くそのまま使わせてもらっているのだが、

「私達家族が自分達で計画したら、こうならなかっただろうなぁキョロキョロ

というものになっている。



我が家庭は、ごくごく庶民の、一般的な家庭だ。


セレブではないし、節約して暮らしていきたいので、自分達でリフォームを計画するなら、価格帯の高いものには、おそらくしない。

(というか、できない)


が、前の持ち主さんがリフォームをしたトイレは、いろいろと自動になっていて、なんと音楽まで流れる。



トイレのドアを開くと、人をセンサーが感知して、自動で便座の蓋が開く。


用を足した後に流すも自動だし、タンクレスのタイプなので洗面は別に付いているが、こちらも手をかざすと、自動で水が出てくる。

洗面もまぁ、何だかおしゃんな形。



音楽は、元々モーツァルトの曲や木々のそよそよした自然音等が入っており、自分で好きな曲を入れることもできるタイプ。

トイレに座ったら自動で音楽を流すことも、手動で好きな曲を流すこともできる。




そんな、我が家のトイレ。


このトイレを、初めて見たときは驚いたびっくり


この戸建てに引っ越してくる前は、そこそこ新しいマンションに住んでいたのだが、古い戸建てに越してくるものだから、私はいろいろと覚悟していた。


気密性は下がるのだろうなぁとか、床暖やティスポーザーは無くなるなぁ、とか。


が、このトイレだけは、マンションよりも格上だった。


まぁ、びっくり。


そして、

「わぁ、いいじゃないの~~~デレデレ

と、喜んでトイレを使っていたのだけれど。




しばらくすると、「分不相応」って言葉が頭の中に響くようになったよね真顔



そのトイレを素敵に使いこなす家族だったなら良かったのだろうけれど、ごく庶民の私達が使うと、何とも「おや?」ということが起こるのだ。



まず、朝起きてボンヤリした頭のままトイレに座ったら、自動でモーツァルトが大音量で響いたりするのだよ。


「わぁ!!!ゲロー

と、朝からびっくりしてしまう。


トイレに入る度に音楽が鳴るはうるさいから、自動はオフしておいたはずなのに!!


犯人は、小学生の息子だ。

勝手に自動オンにした模様。



息子は、トイレの音楽を気に入ってしまった。

というか、おもちゃで遊ぶ気分なのだと思われる。


トイレに長々と座り、いろいろ曲を変えてみたり、鳥のさえずりの音を聞いたり。


最終的には、息子はモーツァルトが気に入ったようだったが、

「もう、うるさいから、トイレの音楽はやめてくれる??」

と、強制的に私が電池を抜くに至ってしまった。



だって、息子がトイレから出てこなくなってしまうのだ。


朝の忙しい時間帯に、曲をいろいろ聞いたり、トイレにこもるのはやめてくれよ!!


学校に遅れるよ!!


長々とトイレに座るのは、お尻にも良くないって言うしね!


将来、痔になっても知らないよ!!

と、言ってみても、小学生男子には響かなかった。


痔って何か、まだ現実的に分からないだろうしね真顔




・・・というわけで、我が家のトイレの機能「音楽」は、電池を抜かれて、ただのオブジェと化している。



そういえば、我が家に私の友人が遊びに来たときも、座ったら流れる音楽に、ビックリされてしまった。

確かこの時は、座ったとたんに「ざざ~ん」って波しぶきの音が鳴ったのだったかな。


そりゃ~、知らなかったら「何事?!滝汗」とビックリするよね。

トイレって、一人空間で、ホッと気が抜けていたりするし。



・・・トイレに音楽は、いらないのでは??


もっと素敵な家族なら、毎日優雅に音楽を聴いて、用を足すのかもしれないが。


我が家では、無理だったワ~真顔




そして、用を足した後に自動で流せる機能も、我が家ではオフにしてしまっている。


今は流さなくて良いよって時に、便座を立って流してしまったりしそうだから。


節水したいし、我が家では手で押すボタンで充分だ。

(自動で流すか、近くの壁に付いているボタンで流すか、のタイプ)


けれどこれも、ボタン式に慣れていない息子の友人が遊びに来たりすると、

「流し方が分からないし」て言って、流さずに、手も洗わずにトイレから出てきてしまったりする。


やっぱり自宅では、

「便座横にレバーがあって、レバーで水を流して、便座上から出てくる水で手を洗う」

というのがメジャーなのだろう。


「トイレに行ってくるね!」と勢い良くトイレに飛び込み、センサーで自動で開いた蓋に顎を打ちつけてビックリしていた息子の友人もいた。


ごめんね、ちょっとややこしいトイレで滝汗アセアセ



いろいろあってからは、息子の友人がトイレに入る際は、先に流し方などを伝えるようにしている。




このように、良いようで、おや?と思うこともある、我が家のトイレ。


掃除の時にも、手洗い場のシンクをスポンジで洗っている時に、突然自動で水が出てきて、ぎょっとしたりするしポーン


手をセンサー部分に近付けたら水が出るのだから、当然なのだが、洗面全部をワッシャーと無造作に洗うことができない。



便座の蓋の上のホコリを拭き取っていたら、私がいることをセンサーが感知して、勝手に蓋が突然開いて、顎を打ち付けたりするしね。


これは痛いし、なかなか屈辱的。


アナタ!!

今私は、アナタの掃除をしているのよ!!

ひどいーー!!ムキー

さっき、「閉」ボタンを押したでしょ!!


とか、謎の怒りを産み出してしまう。


(「閉」ボタンを押しても、数秒したら解除され、また人を感知したら開く模様。最初は知らなかった。トイレは、悪くない。)



うーーーーん。

こうやって振り替えると、やっぱりド庶民の我が家には、このトイレは分不相応なのかもしれないな。



周りのお友達も、自分達家族も、小さい頃からそういうトイレに慣れ親しんでいたら、良かったのかもしれないけれどキョロキョロ




とか言いながら、

数年後には、このトイレや、もっと最先端のものが標準になってきたり、するのかもしれない。



というのも、先日、トイレのリフォームの展示会に行ってみたら、ボタンで流したり自動で流せるのが標準と言われ、驚いたのだポーン


見せてもらったトイレは、フチもなく、掃除時は座面もガシャンと持ち上がって、お手入れもしやすいのだそう。


すごいな、どんどん進化していくのだな、トイレキラキラ



私は、そのうち取り残されそうだな真顔


トイレって人生には欠かせないから(そりゃそうだ)、何とか頑張ってついていかねば!!


と、思っている真顔


ファイトびっくりマークびっくりマーク

(自分で自分に渇)




 

 



 

 



 

 


↑2階のトイレはリフォームしておらず、年代物。

ゆえに、あまり使っていなかったが、怖いことになったし、今は1日1回は使うよう心掛けている真顔