母の日に、夫が夕食を作ってくれた。
夫なりの私への気遣いだと思う。
普段の食事はほぼ私が作っているため、
夫が作ってくれるのは、とてもとても有難い。
ありがとう!!
せっかくの機会だからゆっくりさせてもらおう!
と思った。
が、いざ夫がキッチンで動いていると、
何だか私だけ寛ぐのに罪悪感?
何だかいたたまれない感?が出てきてしまい、
夫の周りをウロウロしたり、戸棚の整理を突然始めてしまった。
何で今そこの整理を?!という感じ
あれやこれやと動き、結局夫の料理の補佐をしたりして、ずっと落ち着かなかった。
何をしているのだ、私は
(戸棚はキレイになってスッキリしたけれど。)
普段夫が出勤で家にいない間は、
家で一人でボーッとしたり寛いだりしているのに、それは全然平気なのに、
目の前でキリキリ動いている夫を目の前にすると、一人ゴロゴロするのが落ち着かないなんて。
きっと私、めちゃくちゃ小物なんだわ
(大物の反対は、小物?なんか違う?)
きっと小物だから、人が動いていると
「自分も動かなきゃ!」と思ってしまい、心が落ち着かないんだわ~。
普段、働き者でもないくせに
普段から働き者で、『ずっと動いてないと落ち着かないんです』っていう素敵マザーになってみたいわ
かくして、美味しい夕食が出来上がり、
夫に
「ありがとう!おいしい!」
とお礼を伝えたけれど、
「奥さんが手伝ってくれたからなぁ」
と控えめなコメントが返ってきた。
そんなコメントをもらうために手伝ったんじゃ無いのよ
ごめんね、そしてありがとう、夫
そこで、ふと「ちびまるこちゃん」を思い出した。
小学生の頃、私はちびまるこちゃんが大好きで、愛読していた。
な、懐かしい…
その中で、母の日にまるちゃんが父ヒロシに
「お母さんのために何かしないのか」と問うた場面があったのだが、
父ヒロシの返答は
「しない。母の日は、妻の日じゃないんだぞ。」
というものだった。
(一言一句覚えているわけではないので、違ったらごめんなさい。)
子供ながら、「えっ、そうなの?!」と思った。
確かに「母の日」なのだから、
自分の母親(まるちゃんのおばあちゃん)に何かするのは良いけれど、妻にはしなくても良い、という考え方は間違っていないのかもしれない。
けれど、
「お母さんにも何かしてあげて欲しいな…」
と子供心に思ったことを、思い出した
おぉ、我が夫は、ヒロシ派じゃなくて良かったな
私も、父の日には、父親への孝行とともに、
夫へも何かできたら良いな、と思った次第でした。