私は、息子が幼い頃、ひょんなことから家から閉め出されたことがあります
注意喚起も兼ねて、当時のことを綴ろうと思います。
幼いお子さんがいらっしゃる方はどうぞお気をつけください
当時、私たち家族はマンションに住んでいました。
息子はまだ1歳になる前の頃で、
「ママ~」とかは言えるけれど、会話まではできませんでした。
そしてある日、私はふと
「玄関周りの拭き掃除をしよう!」
と思い立ちました。
マンションの玄関先に窓があるのですが、
そこの窓が汚れていると、マンション通路から汚ならしく見えてしまうので、キレイにしたかったのです。
玄関の外に置いてあるエアコン室外機の上の汚れも気になりました
幼い子供がいるので、
普段は家の中の掃除で手一杯で、
なかなか家の外の拭き掃除までは手が届かず。
(私がズボラなだけかもですが)
この時は息子が大好きなテレビ番組「おかあさんといっしょ」を観て熱中していたので、
「よし、やるなら今!!今でしょ!!」
と思ったのです。
(↑林先生の話、好きです)
なので、雑巾を持って、ささっと玄関のドアを開けて外に出ました
この際、玄関横の窓を開けて、中の息子の様子はチラッと見えるようにしておきました。
部屋に息子一人になってしまうけれど、
テレビに熱中している息子の様子を窓から伺いながら、ささっと外の拭き掃除を済ませれば大丈夫!!
と思いました。
が。
外に出て窓や室外機を拭き始めると、
間もなくして「ママ~」と息子が玄関まで私を探しにきました。
「えっ。テレビを観ていても、ママがいなくなると分かるのね」
とビックリがっかりしながら、
「はいは~い!○○くん、今いくね!」
と玄関から家に入ろうとしたのですが、
その瞬間、ガチャンっとドアが鳴ったのです
え、何の音??
ドアを開けようとしたけれど、開かない
えぇ~~~っ
息子が鍵を閉めてしまった!?
今まで息子が玄関の鍵を閉めたことはありませんでした。
というか、ドアも自分で開閉したことはありませんでした。
勝手に出ていくと危ないから、
まだ1歳前の息子がドアを触らないように、
普段から気を付けていたので。
どうやら息子は、ママを追って玄関から出ようと思い、誤って鍵をさわった様子
鍵をさわっても当然外には出られず、
息子は一生懸命「ママ~、ママ~」と呼んでいる。
「ママはここにいるよ!!大丈夫!!」
とひとまず安心させるために声をかけ、
「息子くん、鍵を開けてよ~」
と言ったのですが、息子は一向に鍵を開けてくれない
「ママ~」とひたすら不安そうに声を出すだけ。
「そこ!!
そのつまむことろを、回してほしいの」
とお願いしたけれど、息子は鍵をさわることはできても、開けることはできない
その玄関ドアの鍵は、
閉めるのは簡単にツマミを回すだけで良いけれど、
開けるのはツマミをグッと押しながらでないと開けられない仕様。
幼い子供が勝手に解錠してドアを開けることを防止するのには大変良い鍵なんだろうけれど、
今回の場合は完全に逆!
ま、まずい、息子は鍵を開けられないぞ…
私、ささっと拭き掃除をするだけのつもりだったから、
鍵も携帯も持ってないし、
部屋着(Tシャツ半パン)で素足で外スリッパ履いて、
汚れた雑巾を持ってるだけ。
まだ朝で、夫が深夜に帰るまで待つのは無理。
おおおおお、
どうしたら良いのか、この状況
そこで、ハッとひらめきました。
「マンション管理人さんに鍵を開けてもらおう!!」
と。
確か、マンションに入居する際、何かあったとき用に管理事務所に鍵を1つ預けていたはず。
管理人さんが駐在のマンションで良かったぁ
この格好(部屋着)で
管理事務所(マンションエントランスにある)を訪れるのは恥ずかしすぎるけれど、仕方がない
恥を忍んでマンションエントランスまで行き、
管理人さんに事情を話し、鍵を開けてもらえるよう頼みました。
が、その答えは思いもよらぬものでした。
「鍵はここにあります。
ですが、鍵が入ってる保管庫の鍵はここにありません。」
と管理人さん。
な、なんですと
管理人さんが勝手に入居者の部屋に入ると問題になるから、
管理人さんは鍵を保管、管理しているけれど、
保管庫の鍵は開けられないんだって。
し、知らなかったぁぁぁ
普段なら、配慮がなされた何だか良い制度だけれど、今回は困ったぞ。
その保管庫の鍵は、そのマンションが有事の際、
駆けつける契約になっている警備会社が持っているそう。
その警備会社に保管庫の鍵を持ってきてもらうのは、なかなか大がかりな大変なことらしい。
管理人さんも困っている様子
おう、どーしよ
こうなると、実家の親に来てもらうしかない。
念のため、私は実家に鍵を1つ預けていたのです。
当時私は育休中で、もうすぐ仕事復帰予定だったし、仕事中に子供に何かあったら駆けつけてもらえるかも?と実家に鍵を渡していたのでした。
(いろいろあり、結局その仕事は復帰後に辞めてしまいましたが)
なので、管理人さんに
「電話を貸してもらえませんか?」
とお願いし、実家に電話をかけました。
突然電話して来てくれるかなぁと不安でしたが(距離も少し遠いので)、
電話に出た母は、「えっ」「今から?!」と驚きながらも、鍵を持って来てくれることになりました。
お母さん、ごめん…
感謝。
しかし、母が到着するまでは、我が家の玄関前でTシャツ半パン雑巾姿で、ひたすら待たねばならない
家の中にいる息子は、ママが家に入ってきてくれないので、とうとう泣き出しました
ママの姿は窓から見えているのに、
何でこっちに来てくれないの?!と悲しい様子。
アナタが閉めたからよ…
泣くなら、鍵を開けてよ…
と言いそうになるのをグッと堪え、
「大丈夫だからね~。もう少し待ってね~。
もうすぐおばあちゃんが来てくれるからね~」
と、ひたすら繰り返したのでした。
その後、母が到着した時のホッと感といったら。
「ありがとぉぉぉ」
となったけれど、運悪く母親は予定が入っており、鍵を渡すと即行ってしまったのでした。
予定があったのに、ホントにごめんなさい
それもこれも、息子のせい・・・
ではなく、自分のせい。
テレビに熱中しているからといって、息子を一人にしたらダメ
玄関を出るなら、絶対に鍵と携帯は持っておくこと
(そして、変な格好で出ない)
めっちゃ教訓になりました
はぁぁぁ、息子がドアの向こうでしくしく泣いているの、辛かったな
かわいそうなことをしてしまった。
Tシャツ半パン姿で、ずっと玄関前に立っているの、マンション住民から不審に見えただろうな
トホホ
でも実家に1つ鍵を預けていて、
持ってきてもらえて、本当に良かった
そして後日、母から
「『ベランダに閉め出されたママ』も聞いたことあるよ。気を付けてね。」
と言われて
「こっわ」
と思ったのでした。
私は玄関外だったから管理人さんと話をして
電話を借りることができたけれど、
ベランダにいる時に子供が窓の鍵を閉めて、ベランダに閉め出されてしまったら、どこにも行けない
玄関鍵を所持していてもベランダなら防衛策にならないし、
ベランダから道行く人に助けを求められたとしても、
玄関鍵が閉まっていたら、部屋の中に入ってもらって中から鍵を開けてもらうこともできないし。
大人が二人以上いる時でないと、外での作業は危険なのかな
でもそんなこと言ってられないよね。
マンションはベランダで洗濯干さないといけないし。
子供って、予想外の動きをすることがあるから、
小さなお子さんがいらっしゃる方、ホント気を付けて下さいね~
子供が幼い時期って、振り返ってみるとあっという間だった気がするけれど、当時は毎日必死だったなぁ
↑こんな優雅なベランダ生活、してみたい。
我が家は、リビングのソファすら無い。
息子が幼い頃にソファの上でぴょんぴょんジャンプしてソファ生地を破いてしまい、処分してしまったわ