私には、好きな言葉がある。
それは、「笑顔の魔法」だ。
この言葉は、数年前にたまたま観たテレビ番組で、アンミカさんが話をされていたものだ。
今では様々な番組でアンミカさんが名言を話されているのを見かけるようになったが、
当時の私はアンミカさんのことをよく知らず、
「スーパーモデルで、キレイで関西弁でチャキチャキ話をされる方」
ぐらいの認識しか無かった
だが、その番組を観て、その言葉や話を聞くと、私はすっかりアンミカさんが好きになってしまった
とても幸せそうに見える方だが、若い頃には様々なトラブルに見舞われることもあったという。
それを乗り越える力となったのが、アンミカさんがお母様から教えてもらった「笑顔の魔法」だったそう。
どんな時でも、自分が笑顔でいると、周りの人達も笑顔になって、笑顔が返ってくる。
それが、笑顔の魔法だと。
いつでも笑顔を忘れずに明るく過ごしていたアンミカさんは、逆境も乗り越えて、とても素敵な旦那様と結婚されて、今とても幸せだ、という話だった。
そのテレビ番組を観た当時、私はまだ幼い息子二人をほぼワンオペで育てており、悩みが尽きない時期だった。
夫は朝6時代から仕事で家を出て、帰ってくるのは日付が変わる頃。
息子二人はまだ幼く自己中心的で、よく兄弟ゲンカをしていたし、時々お友達とのトラブルもあったりして、毎日私は必死に慌ただしく過ごしていた
そんな中、アンミカさんの言葉を聞いて、ハッとした。
私は日々家事育児に追われ、息子達に注意してばかりで、笑顔を忘れていたのではないか。
と、はたと気がついたのだ。
もちろん、自然と子供達と笑い合うこともあった。
が、わざとにっこりと笑顔を作り、子供達も笑顔にして、どんどん笑顔の連鎖を産み出すという発想は私には無かった。
私もアンミカさんのお母様のように、笑顔を子供達に伝えられる母親になりたい、と感じた。
そして、子供達も笑顔を周りに伝えられる人に育って欲しい。
そこで、そのまま息子達に伝えた。
「笑顔でいるとね、周りの人も笑顔を返してくれるんだって。
だから、誰にでも笑顔で接すると、自分も幸せになれるんだって」と。
まだ幼い息子達は、「そうなんだ」と受け入れた。
そして、私がニッコリすると、ニッコリを返してくれるようになった。
「笑顔の魔法だね!」と言いながら。
が、やっぱり兄弟ゲンカは絶えない息子達
そこで、私は勝手に一言付け加えた。
「○○と△△(息子達)は、笑顔の魔法の逆の、
悪い魔法を使ってるんじゃない?」と。
笑顔で人に接すると笑顔が返ってくるが、当然、その逆もあると思うのだ。
「今、嫌な気持ちで相手に接したでしょ。
だから相手からも嫌な言葉が返ってきて、さらに嫌な気持ちになって、また嫌なことを言ってしまって。
さらに嫌な言葉が返ってきて、その悪循環になってるんじゃない?」
と説明してみた。
(ついでに「悪循環」についても説明した)
悪い魔法。これは幼い息子達にも分かりやすいようだった。
その後は、ケンカに発展しそうな怪しい雰囲気になった時には、
「ほらほら、悪い魔法になりそうよ!気持ちを切り替えよう」
などと私は言うようになった。
普通に「こらー!ケンカはダメよ!」などと漠然とした叱り方(私はついやってしまう)をするより、
「はっ。今自分は嫌な言い方をしたな」
と、息子自身が気付くようにする方が良い気がするからだ。
もちろん、どちらかが一方的に悪いことをした場合のケンカは、そのことについて話し合わなければならないので、この声かけだけではダメだろう。
だが、遊びや冗談の延長で雲行きが怪しくなりケンカに発展する場合は、悪い魔法をどちらかが断ち切れば、ケンカにはならないのではと思う。
子供の心はそこまで単純ではないので、毎回それでうまくいくわけでは無いけれど
笑顔の魔法は、簡単そうに見えて、なかなか難しいときもある。
しかし、これからも、できれば悪い魔法ではなく、笑顔の魔法を使っていきたいものだ。
それは、きっと子供達だけでなく、私達大人にとっても大切なことだと思う。
↑日めくりカレンダーなんて、超素敵じゃないか
本も読んでみたいなぁ。
ていうか・・・
最近はトイレタンクの汚れやら、Gのことやら、恥ずかしい話題ばかりしてたのに、突然今日は真面目な話をしてしまってごめんなさいね
↓トイレのは、アメトピに掲載して下さいました
ありがとうございます