日韓交流基金講演会 | 並木正芳オフィシャルブログ Powered by Ameba

並木正芳オフィシャルブログ Powered by Ameba

並木正芳オフィシャルブログ Powered by Ameba

 16日午後6時30分より、日韓交流基金会議室において、「高麗郡建郡1300年にあたって」と題する、高麗神社60代目宮司の高麗文康氏の講演会が開催されました。

 紀元前37年頃から668年まで、中国東北部から朝鮮半島にかけて高句麗(日本では高麗と呼んでいました。)という国が栄え、長い時間の中で日本に渡り、渡来人として暮らすようになりました。

 716年、大和朝廷は関東一円に住んでいた高麗人(こまびと)を集め、武蔵野国の真ん中に高麗郡(日高市・飯能市をはじめ周辺市域)を設置しました。

 初代郡司には、高句麗王族として日本に使者として訪れその後定住した「高麗王若光(こまのこしきじゃっこう)が就任し、道路を整備し、農地を開発し、新たな産業を起こすなど活躍しました。

 1896(明治29)年、高麗郡は入間郡に編入されましたが、若光を祀り代々その子孫が宮司を務める高麗神社や若光の墓がある聖天院など、また、日高市はじめ周辺各地には高麗郡に関連する寺院跡や遺跡などがあり渡来人と関係する遺物なども発見されています。

 平成28(2016)年は、高麗郡設置から1300年となるため記念事業や観光イベントなどが行われます。

 日韓交流には日韓併合以前からの長い歴史があり、先人が築いて来た歴史や文化に触れ、未来志向で交流を引き継いで行きたいと思います。





20150617_114058.jpg

20150617_114031.jpg