いよいよ暑い夏から毎週金曜日に練習して来た「第29回所沢で第九を!演奏会」の本番です。朝9時のミューズ開館時間には集合した合唱団の男性により、先ずは「山台」という合唱団が舞台に並ぶ台を組み立てます。所沢の第九は、ここから手作りです。もう手馴れている人も多いため短い時間でスムースに組立ちました。
そして合唱団、所沢フィルそれぞれに、声だし、音合わせなどの最終練習、それが済んだら昼食に着替えと大忙しです。
本番は、午後3時半からですが、会場の外では、午後になると早々と並ぶ人も出始めます。2時も過ぎ、行列は千人を越えて来ました。今日は天気も良かったのでその点は一安心ですが、どのくらいの方たちが来場するのかが心配です。少ないのも張り合いがありませんが、2千人を越えると消防法の関係で入場をお断りしなければならずそれも気掛かりです。
予定通り2時45分に開場、入口では、入場整理券と座席券を交換したりプログラムをお渡ししたりとてんてこ舞いです。座席券が見る見る無くなって来ましたが、行列のほうも次第に減り、1900人を越えたあたりで収まり、正直助かりました。
演奏は、大震災をはじめ今年の様々ないやな出来事を吹き払うような素晴らしい出来栄えでした。第九の歓喜の歌声は、やはり交響曲の最高峰ですね。観客の皆様も口々に「良い演奏で感激しました」と言ってお帰りいただきました。
入口でお願いした「東日本大震災被災者への募金」も十数万円になり感謝です。
指揮者、ソリストの先生方にもご参加いただいた打ち上げ会では、みんな上機嫌で、疲れを忘れて盛り上がりました。
来年は記念すべき第30回、公募による合唱団、交響楽団、実行委員会と全てが市民手作りの第九演奏会としては、日本一の歴史ある第九演奏会です。
所沢の誇るこの催しをこれからも続けて行きたいと思います。皆さん有難うございました。そしてご苦労様でした。