ロマ族とフランメンコとベリーダンスとバイオリン ラジャスタンダンス | 病気だらけのブログ

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読み専門でしたが、天才・努力家のダンサーながら過小評価されているジョルジュ・ドンの事を書くために始め、洋楽、マイケルジャクソン、ドストエフスキー、旅行、ユダヤ資本、政治、経済、社会問題などランダムに書いています。

スケーターのプルシェンコ。ジュニア、シニア大会からオリンピックで活躍するスケーターになりましたが、初期の頃のプログラムは、滑りも表現力も素晴らしいけどミーシンコーチ振り付けなのか不思議な腕の動きが所々あったり、ニコ動では「変曲」と揶揄される突然の音楽の切り替え(コロコロと)がありました。

 

プルシェンコの力(しなやかさ、表現力、迫力、キレ感)を見せつけたい一心かもしれませんが、見ていても音楽の突然の変化や不思議な曲に「突然そうなる?」「この音楽は何?」という感じでした。ボレロなどはそのまま使用されていたので違和感無しでした。

その後、バイオリニストのマートンさんが、プルシェンコに加わるようになって、変曲がなくなっていったような気がします。

 

マートンさんはハンガリーの出身です。以前ロマ族とバイオリンのNHKの番組を見て、彼のバイオリンの弾き方はロマ族のそれにとても似てるなぁと思いました(マートンさんがロマ族だと言っているのではありません。ハンガリー人故かと。私はどちらでも良いですけど)。

 

前振り長い・・・

 

NHKの

古澤巌さんがロマの人々と回った東欧の旅

(プレミアムカフェ) はるかなる音楽の道 さすらいのバイオリン

という番組について

少し紹介を

 

中国の農村などを撮った、わが心の旅(古い)、プレミアムカフェでやる中国農村部や少数民族などのドキュメンタリー、面白しろくて、この番組はロマ族に関心があってみました。

 

国を持たない、定住していなかった民族のロマ(最近は多くが定住させられている)、もう一つ、かつて国を持たなかった民族にユダヤがいますが、この二つについても語られ、まず、ロマ族は北インドから東欧経由でヨーロッパに流れたのと、北アフリカを経由してスペインにたどり着いた流れの二つがあるそうです。で、ロマ族はそれぞれの地域の宗教に柔軟に合わせる民族で、イスラム教の国に行けばムスリムにカトリックの国ならカトリックにと言う具合なんだそう。

一方、ユダヤ民族はユダヤ教を通し(宗教に限らず)たのだそうです。

 

フラメンコはロマ族が生んだもの、ベリーダンスにも影響を与えたものというふうに言っていました。

マドリードで一番のフラメンコというというところに昔行きまして、素晴らしくて見ていて血が騒ぎました。遅いから仲間が帰ろうというので渋々・・・夜中の0時位からが盛り上がってくるのに無念ながら帰りました。

その後、日本に有名フラメンコダンサーが来ると聞くと、チケットを買ってはみますが、違う・・・・

 

話戻して、そんなロマ族の発祥の地は北インド(ラジャスタ地方)と言われ、彼らの踊りも放送で流れました、上半身は地面に平行にグルグル回転させ、足は地面に垂直に回転させて踊っていて「どうなってるの、ユニークな踊り!」と 私の見間違いだったらすみません。でもそう見えて凄い踊りだと思いました。

 

その踊りの動画が無いか探したけれど、同じものは無く、似たものがあったので、貼ってみました。残念ながら、こちらのYoutubeのは上半身しか回していません(少女だから?)

番組のはこの動画の踊りに、足の地面に垂直の回転が入っていました(私の記憶では)

 

この動画のダンスはラジャスタンダンスというようです。

 

 

 

放送ではこういうのはやっていませんでしたが

↓スカートの裾をめくって踊っていますね。そいえば、フラメンコもそうですね。

 

スペインのガイドさんに、「ジプシーが成功するには、闘牛士やフラメンコで一流になることで、そういう人がなっている」などと聞いた記憶が(昔の話)。

 

# Wikiによるとロマ族をジプシーと呼ぶのは侮辱的なんだそうです。

 

昔、ヨーロッパのある国で楽器の演奏が不浄?とされた時期があり、ロマ族にだけ認められたため、旋律にとらわれない、哀愁のある音楽やバイオリンの演奏が発達したのだそう。

マートンのバイオリンのような弾き方のバイオリンでした。クラッシックのプロのバイオリニストも、有名なロマのバイオリニストにはついて行けてないような感じでした。

 

ハンガリーやルーマニアでも演奏しているロマ族は大変貧しく、自分たちのためには弾けない、その国の人のイベントのために夕方から朝まで立ちっぱなしで弾いているんだとか。

弦はじめ手作りのバイオリンや楽器を持っている人も。ピアノの原型?もロマの楽器がもとなんだとか。

 

ロマに対する社会の哀しい扱い、ロマ族は働けない人も貢献しない人も平等に分け与えるという考えが根付いている事、金物を売ってお金を稼いでいる等も紹介されていました。

 

王室主導の踊りや音楽は優雅で美しく明るいものが

民族由来のものは哀愁や情熱や開き直った陽気さが感じられるものがあるなぁと思う今日この頃。

 

移動しながら生活(していた)

テントを張って

 

金物を作って、生活をしているロマ族