イランと米のゴタゴタの直前に書きましたが、内容がしゃれにならないと思って公開しないままにしていたブログの続きを上書きしました。
金価格がまた上昇しています。
円に対してだけでなく、ドルに対してもです。
以前にも書きましたが、2000年頃、金はg1000円くらいでした。
当時の金融アナリストは、金の安さの理由を以下のように解説していました。
金利を生まない金は、株高の時は買われない。金はヘッジで持つもので金はアメリカの株式市場の動きと反する動きをする。要するに米国株式が好調だから資金はそちらに流れ債権や金にはいかないだけだというものです。
しかし、2000年と比べても米の株式は絶好調です。
大統領選もありますから、株式市場は好調にしておくと思われます。
金はドルでも高値を付けています。
株式と金価格の関係についてのアナリストの説明はあてはまりません。
経済学者もアナリストもその場しのぎ。
以下は、そう思うというところですけど
これは通貨に信用がない結果で(各国の金融緩和の結果を金で評価できる)=現物で持っていないとやばいと考えれれいる状態にある。
金の高さはドルの信用が下がったこと、世界情勢の見通しが良くないと予想されていること、金余り=金融緩和のしすぎで通貨価値の下落
だと思います。
世界的画家で新たに描かれない画家の作品なども価値が下がらないものの代表(ピカソやゴッホの絵など)もインフレに強いですね。庶民は持てませんけど。
金利を生まないと言われていた金ですが、結果的にもの凄くハイイールド商品に。
有事のドル買いといわれていましたが、911以降、有事の金買いになっています。
アメリカは大量の金を保有しています。なので、金本位制に戻しても強いと言えば強いかもしれないけど、日本はやばい。
社会人になってから、経済系の雑誌新聞や番組を見る事が多く政治と経済と歴史って面白いと、当時、思い始めました。東洋経済などの雑誌は定期購読していました。
出張がたまにあり、911の少し前からアメリカに仕事で暫くいたことがありホテルで毎日TVを見ていました。アメリカの経済チャンネルです。チャートは毎日見ていました(日本にいるときから)株式のチャートが崩れ始めている「なんで、なんで?」と思いました。その理由をアナリストが説明しているのですが、首をかしげる説明ばかり。「何かおかしい」という気持ちになって、胸騒ぎまでいかないようなもやもや感がありました。
そんなところ、相手先の話し合い日が少し先にのび、私一人いなくてもいいだろうし、上長の許可を得て先に帰国させてもらいました。帰国して、まもなく911がおきました。
アナリストの説明は、正しくなかった。
あのチャートの崩れを思って、経済の指標はその後の社会のサインを事前に表してるとも。
日銀も国も国民のことを考えていないと思います。MMTとか、むちゃくちゃな理論が宣伝し始められ、それを信じている国民が多い(信じられない事ですが)。
預金封鎖をした1946年に大人だった人は、どれだけいらっしゃるか?
私も過去の話でしか知りませんが、棄民だと思います。ちなみに、新円切り替えは2024年。
今の人にこの記憶は無いでしょう(自分も含め)。
1946年2月17日 預金封鎖&新円切り替え&財産税!
http://money-res.com/historia/1946年2月17日%E3%80%80預金封鎖%EF%BC%86新円切り替え%EF%BC%86財産税%EF%BC%81
この記事より
赤線が2012年現在で、マネタリーベースで1946年を超えた危険度
インフレは黒線ですから、インフレの計算に含まれる商品ではインフレになっていませんが、金を基準にすればインフレになっています。
東日本震災時、原発問題や津波の被害の大きさに愕然とし、日本の終わりの始まりに思いましたが、↑グラフで見るとそうだったのかも。
1946年に「日本がデフォルトしました」とさせない代わりに、国は、国民にツケを払わせました。
今後、1946年にしたことに近いことをしたら、一番困るのは、預金生活者(年金生活者)でしょうか
ただの金余りで金がg6000円だといいけれど、そうでは無いでしょう。
# 私は美術品販売者でも金販売者でもありません。