生活保護 | 精神病・精神障害・発達障害の方への基本情報 (明石市・加古川市・播磨町・稲美町の精神疾患・精神障害の方の支援施設 波の家)

精神病・精神障害・発達障害の方への基本情報 (明石市・加古川市・播磨町・稲美町の精神疾患・精神障害の方の支援施設 波の家)

精神疾患になってしまう事によって、さまざまな困難がともないます。
そういう方向けに、少しでもお役に立てるような福祉制度や、さまざまな支援について、少しずつご紹介していこうと思います。


この事について書くのは、どうしようか迷ったのですが、



実際、「障害を持たれて」「働けない」「生活できない」



方にとっての、最後のとりでは、「生活保護」しかありません。



ただ、今、話題になっているとおり、



大変、世間的に風当たりも強くなっていますし、



今後、そのハードルはもっと上がったり、



条件的にも厳しくなってくる事は、想像されます。



ただ、私共、波の家福祉会全体で、約200名



(大人のみ。障害児を含めると400名近く)の、



障害を持った方を支援していますが、



実際、実は生活保護の方はものすごく多いです。



これは現実です。



そもそも、ウチは、来られている方全員が、そういう方ばかりなので、



当然、各市町村の生活保護担当の方と関わる事も、非常に多いので、



具体的なやり取りや、ウチから話を持っていく時の方法は



あえて控えさせて頂き、



基本的な生活保護の一般論を書かせて頂きます。





・生活保護は、本当に最後のセーフティネット、


 生活こんきゅう者への、最後のとりでです。



・保護の特徴は、生活扶助・医療扶助など、8種類に分ける事ができます。



・この中で、家賃のウエイトを占めるのも大きく、


 明石なら、単身ならマックスで42,000円位です。



・障害を持たれている方(手帳を持っている方)は、加算がつきます。


 (1級・2級のみ)


 手帳2級を持つ単身者なら、13万円半ば位です。



・昔は、「クーラーがダメ」「パソコンはダメ」そんなハナシとかも聞きましたが、


 今はまず、そんな事は言いません。


 まず、相当な理由がない限り「ダメ」なのは、車。


 保護を受ける人は、車はあきらめて下さい。


 原付は、条件付きでOKになる事はあります。



・同一市内に、扶養義務者(親・子供・兄弟等)がいる場合は、


 わりと難しいです。



・目に見えてわかる資産、預金とか生命保険も無理です。


 ただ、住宅は意外な事に、自分の住むためだけという理由なら


 OKになる事があります。


(これが僕的には不思議です。


 実際、ウチの施設では持ち家で生保受けている人もいるので・・・)



・申請してから、1ヶ月位はかかります。


 相当、本当に差しせまった、保護の開始が遅れると生死に関わるとか


 そういう理由以外は、たいがい申請してから


 1ヶ月位はかかると思ってください。



・明石や加古川なら、各市の生活保護担当の窓口に、


 播磨や稲美町は、県民局が担当していますので、


 加古川保険事務所。


 神戸は政令都市なので、各区役所の福祉事務所で担当しています。



・相談の場合は、必ず事前に市町村等に予約が必要です。






なんにしろ、生活保護は、



今は、とおすのも大変になっていますので、



ウチで相談を受けても、本当にせっぱつまった人しか協力はしません。



そのかわり、協力すると決めた場合は、



職員なり、法人の関係する専門家が窓口まで同行し、



徹底して、協力はしています。



実際、いっときウチから面談予約をすると、役所では嫌がられるほど、



生活保護に同行していた時期もありました。



今は、ある程度こちらで、ご本人たちの話を聞き、



本当にせっぱつまった人だけ、対応しています。