前回の続きです

 

前回は💁‍♀️

 

そもそも奏法を変えるキッカケは

 

ショパンのバラードが

思うように弾けない

 

という事でした。

 

 

バラードはそれまでに、

1〜3番を弾いていて、

 

 

4番を死ぬまでに弾きたい!

と思っていました。

 

 

4番はバラードの中でも

特に技術面が大変です。

 

 

でも、

死ぬまでに!

という強い気持ちなので、

 

崖を登るが如く、

一歩一歩進んで行きました。

 

 

 

そうすると当然、

弾けない箇所がたくさん出てくる

 

👇

 

弾き方をネット等駆使して調べる

 

👇

 

結果、

ロシアピアニズムに

辿り着きました。

 

 

 

ありがたいことに、

コロナ禍を経て、

色々な人が

YouTubeに動画を上げるようになっており、

 

 

ロシアピアニズムの先生も

動画を上げてくださっていました。

 

 

それを片っ端から見て

色々な衝撃がありました。

 

 

 

衝撃その1️⃣

 

鍵盤の底まで押さえつけない

 

 

これは、本当にびっくりしました。

今まで、ピアノをどこか、

スポ根のように練習していたので、

本当にびっくりしました。

 

 

同じ頃、

アレクサンダーテクニークにも出会っており、

その本にも同様の事が書いてありました。

 

 

確かに、

薄っすらと、

 

大学の時のピアノの構造の講義の時に、

鍵盤の底まで押さえつけるのは、

意味がないですよ

 

と教わった記憶があったような…

 

 

ただ、

なんだかこう、

それまで教わってきた事が間違っているはずがない

 

と、頑なに受け入れず、

忘却の彼方に捨てていたんですね

 

 

👇こちらの本です

 

 

 

 

 

 


大学を卒業してから、

早⚪︎年になりますが、

 

その後自分の人生にも、

社会全体でも、

色々な事があり、

 

自分自身のマインドも色々と変わったのだと思いますが、

 

 

いやぁ、昔の自分は頑なだし、子どもだし、

理解に苦しむ面がたくさんあります😇

 

 

衝撃その2

 

指を立てて(丸めて)弾かない

 

 

指を立てる、立てないは、

本当にデリケートな問題です。

 

 

ただ、

私はショパンでよくある、

黒鍵を含めた連符の時、

 

本当に外しやすかったんです。

 

 

YouTubeで、

「黒鍵は指を寝かせて弾く」

という事を聞いた時、

 

なんと合理的なのだろう!

 

と驚きました。

 

 

黒鍵自体が、

白鍵に比べて

わずかに細く、

 

指を立てていたら、

当たる面積が少ないので、

 

 

そりゃ外すよなぁ!

と。

 

 

加えて、

私はもう指を立てる、

というより、

 

丸めて弾いているような状態だったので、

爪が2枚に割れていました。

 

この手の形が、

いかに不自然だったか、

 

それがどう、

音に影響していたのか

 

今ならよくわかります。

 

 

 

そしてその後も

手の形については色々悩みつつ

変遷していくのですが、

 

 

ちなみに今は、

指が寝てる、立ってるよりも、

 

いかに体に負担なく、

良い音を出せているか

 

を中心に考えるようになりました。

 

 

 

ただ、

現在でも、

指を立てて!

と仰る先生はいますし、

 

 

それを完全に否定する気はありません。

 

 

確かに、

ハ長調は指を立てた方が弾きやすいです。

 

 

 

問題なのは、

手の形ばかりにこだわり、

何を優先させるのか、

 

奏者もわかっていないことだと思います。

 

 

衝撃その3️⃣

 

ピアノが楽に弾けること

 

 

声楽をやっていた私にとって、

ピアノは、歌に比べて、

フレーズ感や細かなニュアンスが

表現しづらい楽器

 

という位置付けでした。

 

 

ところが、

感情豊かに、

まるでオーケストラのように奏でる事が

できる楽器だという。

 

 

???

でした笑い泣き

 

 

いかにカチコチの自分だったか。

 

 

奏法をいしきするようになり、

自分のピアノの音色が、

だんだんと豊かに響いてくるのがわかり、

とても感動しました。

 

 

それと同時に、

 

小さな子どもの頃、

ピアノが大好きだったのは、

 

こうやって自由に弾いていたからだ!

 

と思い出したのでした。

 

 

 

ピアノはすごく繊細に作られていて、

 

スタインウェイなど、

良い楽器は、

 

こちらの微妙なニュアンスもキャッチしてくれて、

応えてくれます。

 

 

ということも

前は本当にわからず、

 

スタインウェイは弾きづらいな

(底までグイグイ押し付けながら)

 

 

なぁんて言っていました泣き笑い

 

 

 

そういう、ピアノという楽器なので、

色々な弾き方で奏でて良い!

 

 

それが第3の発見でした。

 

 

 

ピアノという楽器は、小さな頃から自分のそばにあったのに、

いちばん身近な楽器だったのに、

 

実は知らないことだらけで、

とても驚いたのでした。